面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

そんなとこツッコまれても…

2008年08月28日 | ニュースから
「日本海」表記、世界に倣った=中国(時事通信) - goo ニュース


中国外務省の局長が記者会見で、韓国人記者から、北京五輪閉会式で上映された世界地図に「日本海」の表記があったとして、中国の姿勢をただす質問が飛び出したという。
韓国は日本海の呼称を韓国名の「東海」とするよう主張しているとのことだが、局長は
「中国の関係部門は、世界の大多数の国がどう扱っているかを参照したと思う」
とかわしたそうだが、そらそうやろ。
世界の地図における「日本海」の標準的な表記が「Japan Sea」かどうかは知らないが、韓国だけが使っている「東海」にしろ!と言われても、
「何言うてはんの?」
てなところだろう。
まさか、そんなとこにツッコミが入るとは思ってなかったのではないか。

もっとマシな質問は無かったのか?
誰や!こんなエキセントリックな記者を派遣したのは!?


「ハンコック」

2008年08月28日 | 映画
ハンコック(ウィル・スミス)は、弾丸をも弾き返す強靭な皮膚を持ち、軽々と車を持ち上げて空を飛べる“超人”だ。
そして事あらば現場へと駆けつけて、悪人を懲らしめ、巨大な障害物を取り除き、人助けをする。
そんな紛れもないヒーローの彼のことを、人々は彼をこう呼ぶ。
「このクズ野郎!(Ass Hole!)」
超人的パワーを持つ彼は、確かにその力をもってトラブルを解決するのだが、感情をコントロールできず、パワーの使い方が度を過ぎ、想像を絶する“KY”行為を繰り返して、人々から感謝の気持ちが消え去るほどの顰蹙を買っているのだった。

そんな彼に命を助けられたレイ(ジェイソン・ベイトマン)は、彼の孤独感を思いやり、ある提案をする。
「みんなから愛される、本当のヒーローにならないか!?」
ハンコックは、困っている人を助け、トラブルを解決しようとする優しい心を持っているのに、加減できずに“やりすぎ”がもとで人々から非難を浴び、誰にも認めてもらえないことから、いつも孤独に苛まれ、周囲に対して心を閉ざすことで、自分を守っているのだ。
そしてそれがまた誤解を生み、更に彼を孤独にする悪循環を繰り返してきたのである。
彼は決心をし、レイの提案を受けることにするのだが…

最近、ハリウッドのヒーローモノと言えばアメリカン・コミック原作の映画ばかりだが、「ハンコック」はこの映画用に創られたオリジナルヒーロー。
大酒飲みでだらしなくて、デリカシーが無くて人に嫌われるという、およそヒーローからは程遠いキャラクターの“ヒーロー”は、いかにもアメリカらしくて、その存在だけで面白い♪

人間、人に認められることは何よりの喜びであり、人格をも変えてしまうほどのものであるのだなあ(感嘆)。
シャーリーズ・セロンが出ているのを知らずに試写に行き、すごい得した気分になったが、彼女の存在が物語にとって大きなキーポイントとなっている。

物語は中盤から予期せぬ方向へと走り始める。
隠されていた彼の秘密が露わになるにつれ、アクション映画が一気に人間ドラマへと趣きを変えていく。
盛りだくさんな要素で最後まで飽きさせずに楽しませるハリウッド的娯楽作品。


ハンコック
2008年9月30日公開/アメリカ  監督:ピーター・バーグ
出演:ウィル・スミス、シャーリーズ・セロン、ジェイソン・ベイトマン