デジタル業界のカリスマとして名をはせるエンコム社CEOケヴィン・フリン(ジェフ・ブリッジス)の謎の失踪から20年。
27歳に成長した息子のサム(ギャレット・ヘドランド)に、ある日、父・ケヴィンからのメッセージが届く。
消息を追って、ケヴィンのオフィスがある古いゲームセンターに足を踏み入れたサムは、秘密の研究室を発見した。
何も知らずに机を触った彼は、突然閃光に包みこまれる。
視界が開け、サムが一歩足を踏み出すと、そこはコンピューター・システムの中に構築された世界だった。
子供時代、父が夢見てサムに語っていた理想の世界の光景が、現実となって目の前に広がっていた。
なんと父・ケヴィンは、コンピューターの中に新しい世界を創造していたのである!
未知の世界に迷い込んだサムが驚いていると謎の飛行物体が飛来し、搭乗していた連中に捕縛される。
訳も分からないままサムは飛行物体に乗せられ、そのまま“競技場”へと連行された。
そこでサムは、失踪した父そっくりの男で、この世界の支配者であるクルーと出会う。
サムをゲームに参加させ、その命を狙うクルーの魔の手から彼を救ったのは、謎に満ちた美しい女性・クオラ(オリヴィア・ワイルド)だった。
父の手掛かりを握るというクオラの正体は何者なのか?
そして、人類の存亡を脅かす、この美しく危険な世界に隠された秘密とは何か?
クルーが住む街から遠く離れた場所にある隠し砦のような建物へと導かれたサムは、驚愕の真実を目の当たりにしていく…
史上初めて本格的にCGが用いられた作品として、当時大いに話題となった「トロン」が公開されたのは1982年。
その当時とは比べものにならないほどの技術で描かれた本作は、緻密で精巧な映像美で観客を魅了する。
撮影には、「アバター」にも使用された、2台の高画質デジタルシネマ用カメラを組み合わせた「フュージョン・カメラ・システム」が用いられた。
しかし今回使用されたカメラの本体は、「アバター」に用いられたものより更に進化した新世代製品がベースとなっている。
最先端のテクノロジーを駆使して描かれる迫力満点の3D映像は圧巻!
未知なる「コンピューターの世界」が臨場感たっぷりに再現され、観客は正に夢の世界を体感する。
「映像革命の証人となる」という謳い文句は伊達ではない。
また本作は、驚異的で未来的な映像で観る者の度肝を抜くだけでなく、ケヴィンとサムという「父と子の物語」がしっかりと描かれていて、ただの“映像自慢”ではない見応えのある作品に仕上がっている。
コンピューターの中に理想郷を創造し、完璧な世界の構築を自らの分身であるクルーに託したケヴィンだが、クルーが支配する現状は彼が望んだものとはかけ離れた世界となってしまった。
クルーと対峙し、理想が描けなかった原因を明かすとき、それは息子に贈る父からのメッセージとなる。
岸和田にオープンしたIMAXシアターで鑑賞したが、最新のド迫力3D映像を存分に堪能した♪
3DとIMAXシアターにうってつけの映画であり、ジェットコースター感覚で楽しめるアトラクション・ムービー。
「トロン:レガシー」
2010年/アメリカ 監督:ジョセフ・コジンスキー
出演:ギャレット・ヘドランド、ジェフ・ブリッジス、オリヴィア・ワイルド
27歳に成長した息子のサム(ギャレット・ヘドランド)に、ある日、父・ケヴィンからのメッセージが届く。
消息を追って、ケヴィンのオフィスがある古いゲームセンターに足を踏み入れたサムは、秘密の研究室を発見した。
何も知らずに机を触った彼は、突然閃光に包みこまれる。
視界が開け、サムが一歩足を踏み出すと、そこはコンピューター・システムの中に構築された世界だった。
子供時代、父が夢見てサムに語っていた理想の世界の光景が、現実となって目の前に広がっていた。
なんと父・ケヴィンは、コンピューターの中に新しい世界を創造していたのである!
未知の世界に迷い込んだサムが驚いていると謎の飛行物体が飛来し、搭乗していた連中に捕縛される。
訳も分からないままサムは飛行物体に乗せられ、そのまま“競技場”へと連行された。
そこでサムは、失踪した父そっくりの男で、この世界の支配者であるクルーと出会う。
サムをゲームに参加させ、その命を狙うクルーの魔の手から彼を救ったのは、謎に満ちた美しい女性・クオラ(オリヴィア・ワイルド)だった。
父の手掛かりを握るというクオラの正体は何者なのか?
そして、人類の存亡を脅かす、この美しく危険な世界に隠された秘密とは何か?
クルーが住む街から遠く離れた場所にある隠し砦のような建物へと導かれたサムは、驚愕の真実を目の当たりにしていく…
史上初めて本格的にCGが用いられた作品として、当時大いに話題となった「トロン」が公開されたのは1982年。
その当時とは比べものにならないほどの技術で描かれた本作は、緻密で精巧な映像美で観客を魅了する。
撮影には、「アバター」にも使用された、2台の高画質デジタルシネマ用カメラを組み合わせた「フュージョン・カメラ・システム」が用いられた。
しかし今回使用されたカメラの本体は、「アバター」に用いられたものより更に進化した新世代製品がベースとなっている。
最先端のテクノロジーを駆使して描かれる迫力満点の3D映像は圧巻!
未知なる「コンピューターの世界」が臨場感たっぷりに再現され、観客は正に夢の世界を体感する。
「映像革命の証人となる」という謳い文句は伊達ではない。
また本作は、驚異的で未来的な映像で観る者の度肝を抜くだけでなく、ケヴィンとサムという「父と子の物語」がしっかりと描かれていて、ただの“映像自慢”ではない見応えのある作品に仕上がっている。
コンピューターの中に理想郷を創造し、完璧な世界の構築を自らの分身であるクルーに託したケヴィンだが、クルーが支配する現状は彼が望んだものとはかけ離れた世界となってしまった。
クルーと対峙し、理想が描けなかった原因を明かすとき、それは息子に贈る父からのメッセージとなる。
岸和田にオープンしたIMAXシアターで鑑賞したが、最新のド迫力3D映像を存分に堪能した♪
3DとIMAXシアターにうってつけの映画であり、ジェットコースター感覚で楽しめるアトラクション・ムービー。
「トロン:レガシー」
2010年/アメリカ 監督:ジョセフ・コジンスキー
出演:ギャレット・ヘドランド、ジェフ・ブリッジス、オリヴィア・ワイルド