成長するばかりが人生ではないと気づいた日本(9フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース
我が意を得たり!などと大仰に言うわけではないが、漠然と意識の中にある思いを代弁してもらったような記事だ。
日本が衰退していると嘆く人間には前提となる思い込みが二つあるという。
①うまく行っている経済というのは、外国企業が金儲けし易い環境のこと
②国家経済の目的とは、ほかの国との競争に勝つこと
経済の成長云々の前に、その国の国民が幸せに暮らすということと、ここに挙げられている「思い込み」とはリンクしない。
どちらも、アングロ・サクソン的な「Winner Takes All」の、自分以外は全て抹殺せよという浅はかで人間的に未熟な発想に基づく「噴飯思想」だ。
この二つの条件を満たしていないからといって、“負け組”として嘆くべきことなのだろうか。
決してそうは思わない。
①の条件は、言い換えれば株主を最優先に考えろということとも同意だろう。
株主の利益のためだけに、それも短期的に投機として儲けたいだけの株主の言うことを聞くために企業が存在しているのではない。
日本が世界に誇るべき偉人・松下幸之助が企業を起こしたときの思想こそ、本来企業という組織体がよすがとすべきものである。
②の条件は、世界に開けた国として発展するためには必要な考え方ではある。
しかし、自国民があまねく安穏に暮らしていくことを最優先すれば、必ずしも必要条件ではありえない。
銭貨を模して「吾唯足知」を書いた看板を掲げる商店を見かけることがある。
先人は良い言葉を多々残している。
日本には美しい思想が多々あったことを、今一度思い起こしてみるべきではないだろうか。
我が意を得たり!などと大仰に言うわけではないが、漠然と意識の中にある思いを代弁してもらったような記事だ。
日本が衰退していると嘆く人間には前提となる思い込みが二つあるという。
①うまく行っている経済というのは、外国企業が金儲けし易い環境のこと
②国家経済の目的とは、ほかの国との競争に勝つこと
経済の成長云々の前に、その国の国民が幸せに暮らすということと、ここに挙げられている「思い込み」とはリンクしない。
どちらも、アングロ・サクソン的な「Winner Takes All」の、自分以外は全て抹殺せよという浅はかで人間的に未熟な発想に基づく「噴飯思想」だ。
この二つの条件を満たしていないからといって、“負け組”として嘆くべきことなのだろうか。
決してそうは思わない。
①の条件は、言い換えれば株主を最優先に考えろということとも同意だろう。
株主の利益のためだけに、それも短期的に投機として儲けたいだけの株主の言うことを聞くために企業が存在しているのではない。
日本が世界に誇るべき偉人・松下幸之助が企業を起こしたときの思想こそ、本来企業という組織体がよすがとすべきものである。
②の条件は、世界に開けた国として発展するためには必要な考え方ではある。
しかし、自国民があまねく安穏に暮らしていくことを最優先すれば、必ずしも必要条件ではありえない。
銭貨を模して「吾唯足知」を書いた看板を掲げる商店を見かけることがある。
先人は良い言葉を多々残している。
日本には美しい思想が多々あったことを、今一度思い起こしてみるべきではないだろうか。