面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「SP 野望篇」

2011年01月12日 | 映画
警視庁警備部警護課第四係機動警護班隊員・井上薫(岡田准一)は、自殺した理事官に対して「仕方がないだろ、大義のためだ」と係長・尾形総一郎(堤真一)が発した言葉に、猜疑心と困惑の色を浮かべて対峙した。
その出来事から1ヶ月。

尾形率いる四係のメンバーは、六本木ヒルズのイベント会場で警護に当たっていた。
これから起こりうる惨劇に対して“シンクロ(同調)”するという特殊な能力で危険を感じ取った井上は、晴天にも関わらず傘を持ってやって来たスーツ姿の男をマークするようメンバーに知らせる。
笹本(真木よう子)が声をかけた途端、その男は逃走。
後を追った井上は、都内のど真ん中でド派手な追跡劇を繰り広げ、地下鉄の駅構内でようやく男を確保した。

男から奪い取った傘は、高度な爆破装置だったことが判明。
イベントに参加予定だった大臣はもとより、会場に集まっていた群集の命を守った功績は評価されたものの、犯人追跡の騒動をマスコミに大きく報じられたことから、井上は「SPとして適切な職務執行の域を超えるな」と警護課長からクギを刺される。

一方、与党幹事長・伊達國雄(香川照之)が滞在するホテルの一室に、国家の要職を担うキャリア官僚達が集まっていた。
公安の目をくぐりぬけて不穏な動きを見せる彼らのもとに、尾形が姿を見せる。
革命を唱える彼らと意識を共有する尾形。
日本という国家を根底から揺るがせるような企てが、本格的に始動しようとしていたのである。
そしてその魔手が、不気味なテロとなって四係のメンバー達に襲いかかる。
しかしテロの真の標的は、井上だった…


フジテレビ系でオンエアされた連続ドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」は、そのストーリー展開と迫真のアクションシーンが話題となり、毎週土曜日深夜という放送時間帯ながら人気を集め、深夜ドラマ歴代1位の高視聴率を記録した。
更にゴールデンタイムに放映された2時間スペシャルで20%を超える視聴率を叩き出し、高い評価を得た話題のドラマが、いよいよ劇場版として登場。

尾形が目指す真の目的は何か?
正義を追求する井上との対立の行方は?
今春の「革命篇」で全てが明らかに…!?


SP 野望篇
2010年/日本  監督 波多野貴文
出演:岡田准一、真木よう子、松尾諭、神尾佑、野間口徹、香川照之、堤真一、山本圭、丸山智己、堀部圭亮、古山憲太郎、伊達暁、螢雪次朗