面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

行方不明学童

2011年01月20日 | よもやま
【不明小中生のなぞ その後どこへ】(上)全国で326人?(産経新聞) - goo ニュース


長引く不況で、日本の闇がどんどん広がっていく気がする。
いや、以前は見えていなかった闇が見えるようになったということなのだろうか。
あるいは闇が誰の目にも見えるほどに大きくなってきたのかもしれない。

自分が小中学生の頃には、突然行方不明になる級友などいなかった。
一度だけ、小学1年か2年のとき、違うクラスの級友がいなくなった。
しかしこれも“行方”は分かっていた。
親の心中に巻き込まれたという痛ましい事件だった。
急にいなくなるなどということはなく、“どこかへ行ってしまう”というのは、一家が引っ越して転校していくもので、“どこかへ行く”と言っても行き先は追えるようなものであった。

ところがいまどきは、本当に突然一家そろって行方不明となり、学童の生死も分からないケースが増えているという。
隣近所の付き合いがなくなって久しいとはよく言われることだが、あまりにも人と人との縁が薄くなっていやしないだろうか。
某国による高度経済成長を成し遂げ、世界トップクラスの力を持つに至った日本に対する“解体作戦”も、いよいよ最終章……?