petit内観のススメ

タイトル変えちゃいました。でも、内容は変わらず、好きな事に焦点あてながら、ついでに自分も見つめてみよう。

世界報道写真展05

2005-08-18 21:30:16 | Weblog

確か今日までだったはずである。 世界報道写真展in大阪。
私は昨日行って来ました。
なんかね、報道写真だから、もちろん悪いニュースだけじゃないんだろうけど、この1年、とゆうか、近年、あまりにも悲惨な事件事故が多すぎるんだろうね。
特にアフリカ大陸で今、起こっている事なんて日本で全くといっていいほど報道されないし。
写真とキャプション見ながら何度かこみ上げてくるものがあって、今更ながら自分がいかに平和で幸運な立場にいることかと、罪悪感さえわいてきました。
スマトラ沖地震も現場はそれはもう悲惨だったろうし、未だに行方不明の家族を探し続けている人もたくさんいて、心が痛むのだけれども、人間、やはり自然には逆らえないってゆうのが頭のどこかにあって、正直、「仕方がない」とどこかで諦めの感情があったことは事実です。
イラク戦争で、米軍に夜襲のように家宅捜索される一般市民だって、気の毒だとは思うけど、これから平和を取り戻そうとゆう国の一般家庭になんで『家庭用』のカラシニコフがいるってゆうんだ!
アムステルダムの若い娘がヘロイン欲しさに娼婦に身を落とし、娼婦仲間とヘロインを廻し打ちしながら、彼女たちがかけがえのない親友だと?
生きることを半ば放棄したような人間がゴキブリのようにあさましく生きているとゆうのに、未来ある子供たちが自爆テロや戦争・紛争の犠牲になるなんて、なんて不公平なんだろうか?
 展示されている殆んどの写真はもちろん名のあるカメラマンの手に依るものだから、そのクオリティはすばらしいものであるのは言うまでも無いのですが、中で最も印象にのこったのが、北オセチア共和国で起きた学校占拠事件の写真。
すごく綺麗な顔をした女の子の死体の写真なんだけど、ほんとにきれいな死に顔だった。
此処で生まれていなければ、もっと明るい未来があったかもしれないのに・・・。

日本は本当に平和だよ。 国内にイスラム武装勢力が居る訳ではないし(世界の紛争の殆んど全てにこの阿呆たちが絡んでいるとゆう事実はどう釈明するつもりなんだ?アラブ人!)、悪口いっただけで投獄するようなキチガイ独裁者が居る訳でもない。
衣食住に困るほど困窮もしていないはずなのに、人としての質がだんだんと悪くなっていくように思えるのは何故なんだろうか?

その内堂々と日本人であることを公言することに後ろめたさを感じる時がくるのではないかと不安を覚える今日この頃なのです。
そんなこんなで、久々に凹みまくった写真展でした。

さて、気分を替えて、私めの拙い画像を御覧あれ。
なんだ、ふつうの民家じゃん?と思われるでしょうが、違うのよねー。
小豆島霊場62番札所、大乗殿です。
中にはちゃんとりっぱな祭壇があって、別に民家の離れで札所をやっている訳ではないのです。
私の持っているお遍路ガイドブックの写真とちょっと違うので、多分近年改装されたのでしょう。
ご本尊は阿弥陀三尊。 ご開帳にはなっていなくて、仏像そのものは拝見できませんでした。
さてさて、この大乗殿、やはり、小高い丘の上にあるのですが、近道沿いの家が火事で全焼してしまい、参道も含めて立ち入り禁止!
もう、また回り道の坂道で、お遍路は楽ではないのねー、と実感。