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じっくり考えなさい

昨日は5年生の理科の予習の最終日でした。

テーマは溶解度。普通の塾のカリキュラムでも半年早い。なぜ、そんな勉強をするのか。実はこの夏休みに割合と濃度の勉強はしたので、それを応用する練習をさせたのです。

ひとつの知識や解法を覚えたら、それをどう使うか、ということを考える。同じことを何回も繰り返すという練習方法もあるでしょうが、私は使いこなすということで、練習してもらう方が考える力を養うには良いと思います。

さすがに今の5年生には難しい。せっかく濃度を習ったところだから、分母を水溶液の重さにおきやすい。しかし溶解度は100gの水に何g溶けるのか、という条件の出し方をするので、最初、混乱していた子もいます。

だから、じっくり考える必要がある。

それでも入試問題を解き上げた子もいました。大したものです。

私は子どもたちの柔軟性に、特にカリキュラムは必要ないと思っています。これがわかったら、次はこういうこともできるぞ、という形で話が進んでいく方が、子どもにはわかりやすい。そして、その中から興味を持って勉強に積極的に進む姿勢が出てくればいいのです。

まだまだ時間的余裕はある。今、わからなくてもかまわない。でもじっくり考える、という過程は、子どもたちの思考力をさらに引き出す工夫だと思います。
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