中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
ミスを減らすにはどうするか?
ていねいな子ほど、合格しやすい、繰り返し申し上げている点ですが、ではていねいということはどういうことなのか?
具体的な例をお話してみたいと思います。
(1)試験がスタートしたとき、まず全体を見回せるか?
「始めてください」というと、すぐエンピツのカチカチという音が響き始めるというのが普通です。それにあおられるように、猪突猛進、1番から解き始める、というのはあまり感心しない。むしろ全体を見回してみて、どこができるのか、自分の解く優先順位を決められていくと、得点は明らかに上がります。
入試はできるだけ、多くの点数を取ることが必要なのだから、取れるところから取っていく、という考えが正しい。だから、まず作戦を考えるというのは大事ですね。
(2)問題文を読むとき、何が条件なのか、何を求めるのか確認する。
カチカチにあおられて、実際に問題が何を求めているのか、十分に読み取れていない子が多い。上流がAなのか、どこで10分休んだのか、など。
私は速さの問題はよく、グラフにして解きますが、これは条件を整理するためなのです。グラフを書いていくと、あと「わかっていることはないか?」を探すことになるので、条件を読み落とすことは少なくなります。
そしてグラフを見ていると、ああ、ここだという場所が見つかる。DVDでも解説しましたが、「同じ時間動いている場所」「同じ距離、動いている場所」がヒントになるのです。そういう作業を自分のペースでやれるかどうか。もちろん時間は限られていますから、こういう作業時間がかかるものは後からやればいい。しかし、時間がとれるのなら、作業をしながら問題をつかむということは大事でしょう。
(3)答えが出たところでもう一度問題を確認
昨日も小数点以下第一位を四捨五入して答えなさいというところを、読み飛ばし、分数で答えた子がいました。その問題の部分に書かれていない。大問の最初に書いてあるので、見逃しやすい。「おかしいなあとは思ったんです。」は本人の弁。でもこういうところを注意しないと、点数はがめつく取れない。とにかく答えが出たと思ったときに間違いやすい。「正しいものを選ぶ」のか「間違っているものを選ぶのか」「ひとつ選ぶのか」「全部選ぶのか」などの条件をしっかり拾い上げる必要があります。
(4)計算はその場で検算する。
先日、授業で計算問題のやり方を再度説明しました。
どの部分を先にやるか、順番を確認する。
その計算を縦式にかく。あるいは答えをメモする。
その段階で、すぐ確かめる。書いた式を見直せばいいのです。
あとから見直す時間は少ない。だから、今、やれる確認はするのです。
(5)作者と作題者は違う
昨日の保護者会で国語の指導員が説明していました。作題者は作者ではない。この意識が子どもたちには乏しい。文章を書いた人だって間違えるのです。つまり作題は文章の読み取りを聞いている別の人だから、そう答えるべき根拠があるはずなのです。
それをいかに見つけるか、文章を読むのが好きなのに、国語の点数が取れない子は、考え方を変える必要がある。作題者は何を根拠にこの問題を問うているのか、考えるようにするといいでしょう。
(6)文字はていねいに書く
当たり前ですが、トメ、ハネ、ていねいに書く子はミスが少ない。字が流れる子は気が急いているから、流れるのです。一画書くのが、もどかしい。だから流れる。しかし、それでは点数にならない場合があるから、やはりていねいに書くということを心がけさせるしかないのです。
過去問を解くとき、模擬試験を受けるとき、以上のようなことができているだけで、点数は驚くほど違います。
よくお話しますが、解けると得点できるは違う次元の話。解ける力はあっても得点できない子がまだまだ多いのです。
しっかり練習していきましょう。
具体的な例をお話してみたいと思います。
(1)試験がスタートしたとき、まず全体を見回せるか?
「始めてください」というと、すぐエンピツのカチカチという音が響き始めるというのが普通です。それにあおられるように、猪突猛進、1番から解き始める、というのはあまり感心しない。むしろ全体を見回してみて、どこができるのか、自分の解く優先順位を決められていくと、得点は明らかに上がります。
入試はできるだけ、多くの点数を取ることが必要なのだから、取れるところから取っていく、という考えが正しい。だから、まず作戦を考えるというのは大事ですね。
(2)問題文を読むとき、何が条件なのか、何を求めるのか確認する。
カチカチにあおられて、実際に問題が何を求めているのか、十分に読み取れていない子が多い。上流がAなのか、どこで10分休んだのか、など。
私は速さの問題はよく、グラフにして解きますが、これは条件を整理するためなのです。グラフを書いていくと、あと「わかっていることはないか?」を探すことになるので、条件を読み落とすことは少なくなります。
そしてグラフを見ていると、ああ、ここだという場所が見つかる。DVDでも解説しましたが、「同じ時間動いている場所」「同じ距離、動いている場所」がヒントになるのです。そういう作業を自分のペースでやれるかどうか。もちろん時間は限られていますから、こういう作業時間がかかるものは後からやればいい。しかし、時間がとれるのなら、作業をしながら問題をつかむということは大事でしょう。
(3)答えが出たところでもう一度問題を確認
昨日も小数点以下第一位を四捨五入して答えなさいというところを、読み飛ばし、分数で答えた子がいました。その問題の部分に書かれていない。大問の最初に書いてあるので、見逃しやすい。「おかしいなあとは思ったんです。」は本人の弁。でもこういうところを注意しないと、点数はがめつく取れない。とにかく答えが出たと思ったときに間違いやすい。「正しいものを選ぶ」のか「間違っているものを選ぶのか」「ひとつ選ぶのか」「全部選ぶのか」などの条件をしっかり拾い上げる必要があります。
(4)計算はその場で検算する。
先日、授業で計算問題のやり方を再度説明しました。
どの部分を先にやるか、順番を確認する。
その計算を縦式にかく。あるいは答えをメモする。
その段階で、すぐ確かめる。書いた式を見直せばいいのです。
あとから見直す時間は少ない。だから、今、やれる確認はするのです。
(5)作者と作題者は違う
昨日の保護者会で国語の指導員が説明していました。作題者は作者ではない。この意識が子どもたちには乏しい。文章を書いた人だって間違えるのです。つまり作題は文章の読み取りを聞いている別の人だから、そう答えるべき根拠があるはずなのです。
それをいかに見つけるか、文章を読むのが好きなのに、国語の点数が取れない子は、考え方を変える必要がある。作題者は何を根拠にこの問題を問うているのか、考えるようにするといいでしょう。
(6)文字はていねいに書く
当たり前ですが、トメ、ハネ、ていねいに書く子はミスが少ない。字が流れる子は気が急いているから、流れるのです。一画書くのが、もどかしい。だから流れる。しかし、それでは点数にならない場合があるから、やはりていねいに書くということを心がけさせるしかないのです。
過去問を解くとき、模擬試験を受けるとき、以上のようなことができているだけで、点数は驚くほど違います。
よくお話しますが、解けると得点できるは違う次元の話。解ける力はあっても得点できない子がまだまだ多いのです。
しっかり練習していきましょう。
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