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受験率


森上先生の最終結果が出て、やはり今年の2月1日の受験率は12.1%ということになったようです。

平成26年度私立中学受験状況(森上教育研究所)

このグラフで見ると、受験率は2001年のレベルになった。2001年というのは、今から13年前。つまり、週休5日制が始まったころ。ゆとり教育が始まったころに戻った、ということなのです。

ここから公教育に対する信頼度が少しずつ揺らぎ始め、中学受験が過熱化し始めたわけですが、公立一貫校がスタートし、公立高校も大学受験の実績を伸ばしているから、そういう意味では平常に戻ったということでしょう。

つまり、公教育で行こうというご家庭が増えれば、必然、受験率は下がる。私立に行かせるのには当然お金がかかるわけで、それが大変でも公教育があまり良くないということであれば、受験率は上がるのでしょうが、公教育に対する信頼が取り戻されれば、必然、元に戻ることになるわけでしょう。

かつ、最近は中学受験の過熱感というよりは、塾間の囲い込み競争が厳しくて、塾には早い段階から通塾させたいという思惑が働いています。が、それはやはり子どもたちにとっては負担が大きい分、「別に今ではなくてもいいのでは?」とご家庭が考えても不思議ではない。

この辺が受験率低下の原因でしょう。

私立の学校の方にも相当な危機感があるようです。公教育が良くなれば、高いお金を出して私立に行かせる必要はなくなるわけで、そこはやはりもっと工夫をしないといけない、と考えている。

そこに工夫や改革がなければ、この先、さらに受験率が低下する可能性があることは間違いないかもしれません。

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