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組み分けテストの準備をしない

組み分けテストのために、やはり細かいことを覚えたり、練習問題をやり直したり、ということが多いだろうと思います。

しかし、組み分けテストはそれまでのカリキュラムの総集編であるわけだから、本当は何も準備しないで、素の力を試したいところではあるのです。

ただ、席順も決まるし、先生の顔ぶれも変わるから、どうしても点数を取りたい、と力が入ってしまう。でも、結果として、詰め込んだその後はまた忘れてしまう、ということが多いもの。

入試は、何が出るかわかりません。

ところがカリキュラムテストは何が出るか、わかっているから、対策がとりやすい。これがある意味困ることではあるのです。

せっかく毎月テストがあるのなら、何が出るかわからない状態で試験を受けて、その対応力を本当は鍛えたいのです。

実際に秋以降、模擬試験が始まると、突然成績が上がる子がいます。一方で、逆に偏差値が落ちる子どもがいます。

上がる子は、これまでの勉強で力を伸ばし、そして何が出てもいろいろな対応ができる力が育ってきた子であるのに対して、下がった子はやはり付け焼刃的に組み分けの対策をしてきた部分が成績を支えていたともいえるでしょう。

その後、下がった子もいろいろ練習して力を伸ばすことができるわけですが、どうせならばこの時、最初から成績があがった方がイメージがいい。秋にさがって、「あら、大変」みたいにならない方がスムーズに秋の勉強に入っていけるので、私はどちらかといえばこちらの方が右肩上がりで勢いが増すように思えるのです。

確かに組み分けテストは気になることはあるでしょうが、できる限り、自然体で組み分けテストに臨み、何が出ても大丈夫、という力を育てていった方が良いのではないでしょうか。

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これは過保護ではないのか?
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