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漢字指定


最近の入試問題では「漢字で書きなさい」という指定が多くなりました。

これは、その方が良い、と思うのです。漢字で書くのが当たり前だ、それをひらがなで書いたら当然×だ、という感覚と、ひらがなで書ければいいじゃん、という感覚ではやはり覚える内容に濃さが違う。

織田信長とお田信長、には少し開きがあるようにやはり見えるのです。

だからお田信長では×になる。織田信長でなければ○にならない、と最初からそう決めて勉強する方が良いのです。

小学校で習わない漢字でも本当はどんどん覚えていった方が良い。

親鸞と書けるようになった方が、親鸞という人物により近づく、と考えた方が良いでしょう。実際に漢字を覚えると、そう簡単にはわすれない。しんらん、と親鸞。違いがあるでしょう。

これから、知識はどんどん覚えていかねければいけないが、徹底的に漢字で覚える。

それもしっかり書けなければ意味がないから、ちゃんと書いて覚える。

そのことで、本当に自分の知識の厚みが変わるので、がんばって漢字で覚えましょう。

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第210回 スランプからの脱出法
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中学受験 算数オンライン塾

10月21日の問題
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入試での採点ミス

たまに入試で採点ミスがあった、というので、後から合格者が繰り上がる場合がまれにあります。

しかし、これは非常に珍しい、と言ってもいいかもしれない。中学受験の場合、そんな話は聞いたことがない。

では入試で採点ミスはないのか?と言われれば、ないとは言えないでしょう。

まして、これが0か6か、という判断が微妙な場合だってあるかもしれない。本人は0と書いたつもりでも、6と読まれれば×になるわけです。

しかも入試は点数も発表されないし、答案も帰ってこない。だから採点ミスはわからないし、「できたはずなのに」と思っても落ちる場合があるでしょう。

でも、そういうものなのです。答案も帰ってこなければ、点数もわからない。

しかし合格、不合格だけしっかり知らされるというシステム。

だとすると、こちらとして打てる手は、少なくとも絶対にこう読めるという字を書くことと、試験中の指示を忠実に守ることでしょう。

カンニングはもちろんだめだし、受験番号を書き忘れるというのもだめです。

受験番号ぐらいいいじゃないか、と思われるかもしれないが、1か所書いてないだけで0点にする、ということも十分あり得る。だって、それはこちらが決めることではなくて、学校が決めることだからです。

なので、まったく文句を言われないような答案を書かないといけない。

これから模擬試験、過去問とまだまだ問題を解く機会は多いでしょうから、この点をしっかり頭の中に入れて答えを書いていきましょう。


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点の移動の問題
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今日の慶應義塾進学情報

二人担任の意味
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慶應進学オンライン
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「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
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グラフが読めない子

最近の算数の問題で、グラフや表の問題が良く出題されるようになりました。

ただグラフを読み取ればいいだけ、と思われる問題も少なくないので、「なぜ?」と思うこともしばしば。しかし実際にはできていないことが多いのだそうです。

最近は資料を読み取って、自分の考えをまとめたり、アイデアを考える、というようないわゆる思考型の問題が注目されています。これは大学入試でもこれから増えていくだろうと考えられている。例えばある資料を読んで、そこからテーマを考えて論文を書け、みたいな問題は出題されうるのです。

ところが肝心のグラフが読めていない。

このグラフが意味していることは何なのか、わからない。

だから、中学の先生たちは問題にしているのです。各校の入試問題はときどき、こういう傾向が出てくる。つまり、入学してくる生徒ができない、と思われることを問題にして、早くからできるようにしていきたい、と思うからです。

作業する力も今一つというところではあるのですが、先走って知識や難しいことをやろうとして、基本的な学習能力が足りてない、みたいなことが起こっているように思います。

先を急ぐよりも、まず読み書きを含め、しっかり自分で考えられる素養が身についていることの方に目を向けた方が良いように思えます。

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学校別特訓がない
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中学受験 算数オンライン塾

10月19日の問題
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地方校の東京入試

近年、割と地方校の東京入試が増えてきました。

基本的にこれらの学校は寮を持っているので、東京から入学することは当然できるわけですが、だからといってたくさんの生徒が来るか?といえばそうでもない。

しかしながら、お試し受験の生徒がこれらの学校を受けていく中で「案外いいかも」と思われることはあるようです。

ふつう中学から親元を離す、というのは親が決断できないことが多いものです。だから、そう多くの生徒が入学するわけではない。

それでも入試をやっているうちに、少しずつ、学校の名前が知られていく。

例えば土佐塾という学校を知っている方は昔はそう多くはなかったでしょう。

しかし、毎年東京で入試をやっているうちに、土佐塾という学校を知る人は多くなりました。知る人が多くなれば、行ってみようか、と思う人が出てくる可能性があるわけですし、入試をやって大幅な赤字でなければそれなりにいろいろな塾に発信してもらえる分、東京入試は十分にプラスに働くのです。

神奈川の受験生は、千葉、埼玉のお試し受験が遠いと思うでしょう。ならばむしろこういう学校の東京入試を考えた方が良いかもしれない。

寮生活は明らかに子どもの成長にはプラスになりますから。

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音読の効果
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普通部、算数の解答
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「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
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想像力


物語文の文章を読んでいてその描かれている世界を想像することは、大人が考えるほど簡単ではありません。

そこに書いてあるじゃないか、と思われるかもしれませんが、書いてあることを理解して、その世界を想像するためにはやはりそれなりの経験が必要です。

例えば草原と書いてあって、草原とは何か。草原を具体的に見たことがあったり、あるいは写真を見たりすれば理解は進むかもしれない。

しかし、その草原の規模が大変広いものか、あるいはちょっとした山裾ぐらいのものか、これは本人の経験知から生まれてくるわけですが、それがその文章に即したものであるかどうかはわからない。

結果として文章が表している世界と本人が想像している世界に結構な違いが出てくる場合が少なくないのです。

まだ12年ほどしか経験知がたまっていない子どもたちが、一生懸命想像してもそれで思いつかないということはあるものです。

だから出題者は近年なるべく、子どもたちが想像できるような世界を描いた作品を問題文として採用するようになりました。

しかし、それでもまだピンと来ないところはあるかもしれない。

例えば過去問の答え合わせをしていて、なんかピントが外れているなあ、という場合、実はそういう理解の違いがあったりするのです。

たまに、子どもたちがどんな世界を想像しているのか、聞いてみると、その違いが良く分かるかもしれません。

こればかりは経験知が増えてくれるに越したことはないが、その意味ではテレビや映画が映し出す光景も大事なものではあるのです。

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浮力の問題
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中学受験 算数オンライン塾

10月17日の問題
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学校別模擬試験

上位校を中心に、学校別の模擬試験が行われています。

いわゆるそっくりテストと呼ばれるもので、その学校の出題傾向に合わせて、問題用紙、解答用紙、試験時間等々をすべて本番と同じにします。問題レベル等も考慮して、その塾が考える来年の予想問題という側面もあるテストですから、受験機会があれば、受けた方が良いでしょう。

ただし、テストはそっくりであっても、受験生までそっくりにはなりません。

いろいろな塾の生徒が受験するのが本番であるわけですが、そっくりテストはその塾の塾生が中心である。しかし、そうなると十分な生徒数にはならないので、その学校を志望しない他の受験生もテストを受けさせる場合がある。そうなると、集団は本番のものと大きく変わる可能性があり、だから合格可能性はぶれます。

悪い判断が出る場合は、まず間違いなく悪い。

しかし、良い判断が出ても、それが良いとは限らない。

という可能性があることを考慮されると良いでしょう。

これまでの傾向から見ると、「簡単に入れると思ってもらってはいけない」という考え方からわりと厳しめにつけることが多いのですが、一方で全体の集団と同じと考えて偏差値判定してしまうと、だいぶかけ離れてしまうことになるでしょう。

だからといって、それがきちんと説明されることはあまりありません。したがって、合格可能性はあまり深く考えない。

一方で、試験のやり直しはしっかりやりましょう。

毎年毎年、塾はこれらの問題を新作しているので、それなりに力が入っている。

なので、それをしっかり復習すると、本番で役に立つでしょう。

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作業する力
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今年は別々
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「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
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インフルエンザの予防接種

まだ今年は何型がはやるのか、決まっていないわけですが、インフルエンザの予防接種は始まっています。

今年はより広く対応するということで、新型のワクチンになったそうです。その分、お値段も少し上がったそうなのですが、問題なのはメーカーでひとつトラブルが起こっていて、ワクチン数が不足する可能性があるかもしれない、という点。

まあ、こればかりはしっかり対応してもらえるのではないか、と思いますが、いずれにしても元気なうちにやっておいた方が良いでしょう。

どうせ冬が近づくにつれて、グスグスすることはあるわけで、そうなると予防接種でも体調を悪くすることがある。

それなりに大きくなり、体力もついてはいるものの、しかし、まだ小学生ですから、十分とはいえないところも多いので、準備は早めにしておきましょう。

それと…。

そろそろうがい、手洗い、マスクなどの対策も準備しておくと良いと思います。

夏は別にあまり気にしないで生活してきているでしょうが、これからはやはりちゃんと手洗い、うがいを励行する必要があります。

これは受験生ばかりではありません。

家族全員がちゃんとやらないと効果がない。

今年の冬は風邪はひかないぞ、ぐらいのつもりで予防に努めてください。

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手を広げない
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中学受験 算数オンライン塾

10月15日の問題
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得点力とは


子どもの頭の良さと得点力は違います。

頭が良くて、難しい問題が解ける子が得点力が高いとは限らない。そこにミスの問題があるからです。

難しい問題が解ける、頭がいい。だからどんどんスピードを上げて問題を解いていく。こんなの簡単だ、こんなの知ってる。この隙を出題者はつこうとします。

一方で、それほど回転は速くないが、しかし、実直にものを進める子はやはりこういうミスが少ない。決してこういう子は目立たない。クラスでもどちらかというと隅の方にいる。
隅の方にいるけれども、参加していないわけではない。派手に立ち回る子をニコニコしながら見ているのです。

で、当然の事ながらこういう子が合格します。それも間違いなく。

当日のブレが少ない。ちゃんと取るべき点数を取ってくる。で、これから頭の回転の良い子も、そこはグッとこらえて、慎重に問題を解いていく習慣を身につけていきましょう。

何、それほど難しいことではない。ただ、焦る気持ち、急ぐ気持ちをコントロールしないといけない。何回もミスに気がついてやり直すよりは、一発で正解にたどり着く方が時間的な効率は良いのです。だから、その場で確かめながら、チェックしながら進んでいく必要がある。

それが得点力というものの具体的な姿です。まずは過去問を解くときに、やってみましょう。

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第209回 自信をつけよう
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みんな初心者
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プリントばっかり?


最近の授業はプリント演習ばかり、という塾が多いのではないでしょうか。

問題の解説はしてくれるが、たまにポイントを整理する授業でもやってくれないかなあ、とプリントに飽きた子どもたちが言うかもしれません。

プリントをやっている間は先生は閑なので、楽かもしれないが、しかし、やはりこのプリント演習は大事なのです。

結局、入試はプリントである入試問題にどれだけ答えられるかで決まるわけですから、もはや練習あるのみ。

ただ、覚えていなかったり、よくわからなかったことだけはもう一度テキストや参考書を使って復習する必要はあるでしょう。

でも、それなら過去問やるのと変わらない?
ある意味、その通りでしょう。だから、家でやる勉強を中心にすることができるのです。

もうこの先はあまり遅い時間まで塾に行っていなくても良い。

早く寝て、朝早く起きて過去問を勉強する、わからなければしっかり解説を読んで考える。あるいは計算や漢字、知識の練習をする。

家でやれることは十分あります。そして、むしろそれが中心でも何の問題もないのです。

むしろしっかり演習量を確保すべきなのです。出来る限り練習を積み重ねて、入試でやりそうな失敗は全部、一度経験して対策を組んでいきましょう。

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規則性の問題
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10月13日の問題
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自分の部屋を掃除する子


自立する子の条件は?と聞かれてよく「自分で朝起きれる子」という話をしていました。

塾に通い始めるとどうしても夜、遅くなる生活が続くようになります。したがって朝起きるのがつらい。朝に漢字や計算なんてとんでもない。1分でも長く寝ていたい、という子は少なくないでしょう。

したがって、朝起きれない。どうしてもお母さんに起こされる。それでも、もうぎりぎりまでねばった上で、朝食もとらずに出て行く、みたいな子もいるでしょう。

朝自分で起きれる、ということは自分の生活を自分で管理しようという意欲がある。

自分の時間を誰かにコントロールされるのはいやだ、ということですから、これはこれでひとつの基準なのです。

で、もうひとつ、さらに自立が進むと、自分の部屋を自分で掃除できるようになる。

これは小学生レベルではかなり少ないでしょう。

この住宅事情の中、お父さんが自分の部屋を持っていないことも多いのに、子ども部屋はちゃんとある。

しかし、その管理はほぼお母さんがしている。掃除も洗濯物の片付けもひと任せ。

「あのシャツどこにあるの?」

って平然と聞いている。でも、それを平然と答えているお母さんも多いでしょう。

自分の部屋を掃除できる、ということは自分の部屋を管理できるわけだから、どこに何があるかもわかっている。

忘れ物なんか当然しないし、お母さんが学校に宿題を届けるなんて、そんな恥ずかしいことは絶対にしない。

そういう子になってしまうと、まあ、確かに手がかからなくて寂しい気もするかもしれませんが、もうそろそろそういうことができても良いはずなのです。

難しい問題を解くよりはよほどやさしいことなのですが。

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入試科目の順番
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調査書
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慶應進学オンライン
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「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
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