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合格可能性80%以上の子が落ちる原因

模擬試験で、合格可能性80%以上を取っていると、まあ、割と合格してくれることは確かなのですが、それでも失敗する場合があることは間違いない。

で、その大きな理由はミスと体調です。

さすがに風邪を引いて熱がある、とか体がだるいとかいう状態では力は発揮できない。まあ、その意味では試験前の体調管理は本当にしっかりやらなければいけないわけですが。

しかし、それ以上に多いのがミスなのです。

あとからやってみると、なぜそこでそう思ったのか、自分でもわからないが、そう思ってしまったとか。

問題の条件を確認せずに自分で思い込んだ通りに答えてしまったら、×だったとか。

本当につまらない、と言ってしまえばそれまでのミスがでて失敗するわけです。

だからこれからはミスとの戦いだと言ってもいいでしょう。

なぜ読み飛ばすか、なぜ計算間違いをするのか。全部が全部「急いでいるから」です。

急がなければしっかりできることが多いが、やはり最後まで問題を解きたいからつい慌ててしまう。

この辺の鍛錬をどうするかが、これから大事になってきます。

ミスをしなければ合格する、というのはその通りであって、問題はいかにミスを防ぐか、その一点にあると言ってもいいかもしれない。

そのために具体的にどういうチェック項目を作るのか、早めに決めて模擬試験で練習していきましょう。

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自分で勉強するようになるきっかけ
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中学受験 算数オンライン塾

10月11日の問題
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子どもの受験だから

この時期、お父さん、お母さんが子どもを一生懸命フォローされているご家庭が多いだろうと思います。

中学受験は、お父さん、お母さんが子どもたちを手伝いやすい。それは子どもたちが受験に伴ういろいろなデメリットを未然に防ぐことができるので、大変良いことだと思うのですが、一方で、お父さん、お母さんが入れ込みすぎになってきて、親も相当ストレスがたまってしまう場合が少なくありません。

ですから、どこかで、「子どもの受験だから」と思っている必要があります。

特に幼い子に対しては「私が入れなきゃ」と思いやすいが、子どもは同じところにはいません。確実に成長を続けているわけだし、この先も同じです。

やはり本人ががんばらないと、結局力はつかないし、本人が勉強して、本人が受験しての結果です。

受験の結果は本人が得るもので、親はあくまでサポートするだけです。

あまりそれを深刻に考えてはいけない。

子どもの人生は「中学受験の結果」で決まることはありません。合格してもその後勉強しなければ、先先うまくいかないことが多くなるし、逆に失敗してもその後がんばる子は必ず取り戻す。つまり、自分でがんばれるようになるか、前向きになるかということが一番大事なことで、結果はそれにともなってついてくれば良いと考えるのが一番です。

それにあまりに、親の力が入りすぎると、子どもにも相当なプレッシャーがかかる。

子どもはのんびりしていても、やはり「親の顔」は気になるものですから、あまりストレスをかけても、良い結果は得られない。

もちろん、フォローしてあげなければけないが、どこかで「子どもの受験だから」という感覚はお持ちになっておられる方が良いでしょう。

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力のつり合いの問題
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配点の違い
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「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
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普段は本番のように

家で過去問をやっているとき、というのは、そこまでプレッシャーがかかっているわけではない。この状況は二つの結果を生みます。

一つは、非常に良くできる。プレッシャーがかからないから、自分でも良く問題が読めたり、解き方を思いついたりする。つまりのびのび解いている、と言えるわけです。

一方で、まったく緊張感がない、という解き方もあり得る。

「あ、また間違えちゃった」

「ここで、計算違いだ」

みたいな話を聞くと、やはりこれは練習になっていない、という気がします。

大丈夫、本番はちゃんとやるから、といってできることはまずない。

普段からある程度本番のようにていねいに練習をしないといけないのです。

模擬試験はそれでも結果が出るから割とていねいに解いているはずなのですが、それでもたくさんミスがでているでしょう。

まして、気持ちが緩んでいたらミスのオンパレードになってしまう。

だから普段からとにかくていねいに解く、という姿勢を貫いてほしいと思います。

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通知表のコピー
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10月9日の問題
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管理型の限界

一般的には東大の入学者数を各校が競っているし、保護者のみなさんもその数字こそ学校の評価だと思っておられるかもしれません。

しかし、世の中にはいろいろなデータがある。例えば留年率というのがあります。

入学した後、大学で留年する学生の割合を学校別にまとめてみる、ということなのですが、私はこの数字を具体的には知りません。

ただ人づてに聞くと、まず地方の名門校が高いそうです。

これは何となく理由がわかる。田舎の子どもたちが一生懸命勉強して東京にやってきた。東大で勉強するために来たのだけれど、東京には魅力のある場所が一杯ある。

つい、ついいろいろ遊んでいるウチに・・・。ということなのでしょう。

もうひとつが管理型の学校。

とにかくお尻を叩いて何とか東大に入れようとする。まあ、それで確かに入ったのだけれど、入るとそれで目的を達したわけだから、後は好き勝手でもいいでしょう?

という具合になって、留年する。

留年しても次に上がって行ってくれればいいが、中退という道をたどる子もいるわけで、果たしてそれで良かったのか、というところはあるわけです。

管理型の学校は最近ちょっと気がついているところがある。

お尻を叩くにしても、本人がやりたい分野や目指す仕事というものをある程度イメージさせながらやっていかないと、うまくいかない、ということが明確になってきている、といってもいいでしょう。

しかもこれから自分で問題を解決する能力が求められるわけだから、そのためには自分で考え、自分で表現できないと立ちゆかない。

なので、少しずつスパルタ校は雰囲気を変えているわけです。

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自分で勉強する力
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男子、3校の難易度比較
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読解問題と記述

国語の読解問題は点数が取れるようになると、あまり下がらない科目です。

なぜでしょうか。

実は、国語は点数の取り方があるのです。これを知らず知らずマスターした子は、点数を確実に取る。一方でそうでない子はいくらやっても、なかなか点数が取れないのです。

どういうことか。

問題文は、もちろん問題制作者が書いたものではありません。したがって問題制作者はこの問題の解答が絶対にアでなければならない根拠を考えてから問題を作ります。その根拠は、採録した文章の中に必ず明示されていないといけないことになるのです。

その論理が分かっている子は、その根拠をまず探します。どこに書いてあるか?

すると答えは自ずとアだとわかるわけです。しかし、点数のとれない子は自分で考えてしまう。文章を読んで自分で考えるが、しかし、根拠には目が行っていない。だからアかイかで迷い、迷うから間違えることになるのです。

ただし・・・

これは選択式やことば、文の書き抜き問題に当てはまるのですが、自由記述はそうはいかないことが多い。

つまり、自分の考えを述べよ、という問題にぶつかると、これは自分で考えるくせがついていない子は対応できなくなります。こういう問題は土台、解答がひとつではない。いろいろな解答があり得るのであって、それを評価する、という採点になるから、まあ、作文の出来や誤字脱字までいろいろ減点するところがあるわけで、ただ文中の論理だけでは間に合わなくなります。

それで読解問題で間違えなかった子が記述では点数を取れなかったりするわけで、受ける学校の問題に合わせて練習をしないといけないのです。


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第208回 学校が減る
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10月7日の問題
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安全校選び

塾の先生と受験相談をしていて、塾側が割と重要視するのが「安全校」です。

指導する側としては、ここまでがんばってきたのだから、「全落ち」は避けたい。やはり確実に合格できる学校を1つは受験してもらおうと考えます。が、一方で安全を考える余り「そこまで落とすのですか?」とお父さん、お母さんともめる場合も少なくありません。

確実に合格させたい、という気持ちはわかりますが、一方で合格しても「行きたくない」あるいは「行かせたくない」という学校は、ある意味安全校にはなり得ない。

なぜなら、それで「良かった」と親も子も思えないからです。

受験日程というのは非常に短期間になってきて、ある意味あっという間に終わります。東京、神奈川で言えば2月1日から3日までの間に多くの受験が終わってしまう。だから流れが悪いとそのまま全部うまくいかない可能性も出てきます。その流れを変えるのが、安全校ですが「あ、良かった」と思えないと、流れが変わらない。だからやはり「合格して行かせる学校」を選ばないと意味がないのです。

その意味では、うまくいかなくて学校をよく知らないまま、とにかく受験する、みたいなこともありますが、これもあまり良くない。そこに入っても、子どもが釈然しないままなかなか気持ちが切り替えられずにいる場合が出てくるからです。

したがってあくまで「合格したら行かせる」学校を選ぶ。かつ、我が家としてはここまで、というラインをしっかり決めることが重要です。

これより以下であれば、公立に行ってもう一度高校受験する、という選択は充分に考え得る。そのラインをよく考えておけば、あまり迷わなくても良くなるでしょう。

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平面図形の問題
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中等部の算数の解答用紙
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疲れている子

後期が始まって、およそ一ヶ月。そろそろ、子どもたちの疲れがたまってくる時期です。

夏休みの疲れもあるかもしれませんが、2学期は2学期で色々忙しい。まずどの塾でも6年生の2学期に授業が増える。これまで土曜日、日曜日がそんなに忙しくなかったのに、今はやれ模擬試験だ、やれ学校別対策授業だ、とスケジュールが埋まる。

かつ、その会場も通いなれた教室ではなく、今まで行ったこともない教室や学校だったりする。一人ではいけないから、お父さん、お母さんもついて行かないといけないかもしれません。

結果として、1週間の疲れが取れない。きっとそんなに休んでいる時間がないでしょう。子どもたちも頑張っているが、しかし、それでも体力が続かないというケースが出てきます。

まだ大丈夫、大丈夫、と思っているうちに、突然具合が悪くなってくる。特に気をつけないといけないのが季節の変わり目。風邪をひきやすいので、その風邪をこじらせることがあるのです。

そこで早く休んでしまえば、治るのだけれど、また無理をしがち。結果として、さらに悪くなる可能性もあります。

すでに疲れているのだ、ということはちょっと認識してください。その上で、どこかで休まないとバランスが取れないのだ、ということも考えてください。

元気なようでいて、まだまだ体力が十分でない子は多いのですから。

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カンニングへの対応
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10月5日の問題
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読んだことのある文章は気をつける


普通は入試で「読んだことのある文章」にお目にかかることはあまりないと思うのです。入試問題を制作するについて、学校の先生は過去の出題とか、他校の動向を多少なりとも調べる。

昨年A校の過去問に出てた問題を使うと、やはりその過去問をやった生徒の方が有利になる可能性は高いわけだから、まあ、1年あるし慎重にいろいろな文章を調べて、最終的に問題にするわけです。

しかし、塾は塾で膨大な問題をやらせているところはあり、それがたまたま一致することはあるかもしれません。

この場合、ちょっと注意がいるのです。

あらすじや物語の進み方がわかっている、と思ってはいけない。

採録されているところが微妙に違うかもしれない。あるいは覚え違いをしていることもあるのです。

~というあらすじだったな、などと思って、もうろくすっぽ本文を読むこともなく、問題を解き始めている。

というような場合はむしろ間違いが多くなるでしょう。せっかくやったことがある問題なのになぜできない?って、思われるかもしれませんが、そういうミスがでてくる可能性がある。

「やった!これは読んだことがある!」と思った瞬間に油断が出る。

だから読んだことのある文章は気をつけましょう。

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この時期は安易に捨てない
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多くの場合、誰かの意思はあるわけで
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うまくなる経験

子どもたちは小さい頃から、いろいろなスポーツや習い事をしてきているわけです。

しかし、うまくなる過程というものを、自ら認識していたか、というとそうでもない。何となくうまくなっている、ということが多いのかもしれません。

一方で、何とか練習方法を自分で編み出して、うまくなった、みたいな経験をしている子の場合、「自分で工夫する」ということをやったことがあるので、いろいろなところで工夫しようという意欲が出てきます。

例えば、知識が覚えられない、としたならば・・・。

どうやって覚えればいいかを考える。

クイズを自分で作ってみるのはどうだろうか。答えるのではなくて問題を作る側にまわると違うのでは?

こういう発想はなかなか出てこないだろうが、実は非常に効果があったりするのです。

でも、それは自分で考えて工夫することだから効果がある部分もある。

ので、小さいときから意識してうまくなる経験を持たせる必要があるのです。

何となくうまくなったのではなくて、こうやったからうまくなった。

そういう意識は今からでも遅くはない。うまくなる方法を編み出しましょう。

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水溶液に関する問題
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10月3日の問題
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やらない生徒はほっておかれるだけ?


当然のことながら、塾では宿題も課題もあり自宅でそれをどのくらいやるか、自分でわからなかった問題をどう復習するか、そのひとつひとつの達成度合いでできるようになるか、ならないかが決まります。

だから、当然塾ではやらせようとするし、これまでもいろいろな形で子どもたちに問いかけてきてはいるものの、さすがにこの時期になって、まだエンジンがかからない、やると決めたことをやらない生徒はおいていかれる。

例えば宿題のチェックをしていて、またやっていないということが発覚してもスルーされるだけ。

そのうち、もうそのチェックもなくなっていくでしょう、きっと。だってチェックしたってやらない子には何も言わないんだから。

という事態に実はなるのです。この時期は。

全体の授業のペースはしっかりやっている子に合わせる。だってそうしないと、がんばっている子に報いられないからです。

例えばクラス分けがあって十数クラスあったら、まず半分以下はもうそういう感じになってしまっているでしょう。

すべからく授業は進むが、だからといって期待されていない、ということは横で見ていてもわかる。

だから当然のことながら、子どもたちもそのことはよくわかっているわけですが、だからといって今更塾を変えられないし。

そのまま入試を迎えてしまう子が大半でしょう。

そういう状況になっていないか。この時期にチェックしておかないともう何もできなくなります。

子どもから授業中の様子を聞いてみると、どんな感じか、よくわかるでしょう。

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後ろからついていくよりは
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慶應中等部 一次試験結果をWEB発表
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