孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

義弟夫婦がマメを絶賛

2024-01-20 12:41:11 | 2歳半から

ごぶさたしています。

老人ホームに入居している97歳母に、年明けからやや心配なことがありました。

気になって、2〜3日に一度様子を見に行っていました。(通常は5〜6日に一度。)

もちろん、週3回のマメ訪問を続けながら。

そんなことで、ブログを書く気持ちのよゆうがなくなっていました。

 

さてマメです。

お正月のことを書きます。

正月2日、娘がとつぜん「**おじちゃんの家に遊びに行く」と言い出しました。

「**おじちゃん」というのは夫の弟で、歩いて数分のところに住んでいます。

 

近いこともあって、以前は密に(密すぎるくらいに)行き来していた義弟一家ですが、最近は年に1〜2回会う程度。

そんな叔父のところに、正月早々姪一家が訪ねていくって、アリかな。

首をひねるわたしに「もう行くって電話しちゃったもん」と娘。

午後のおやつ時、3人でルンルンと出かけていきました。

(こういう義親戚とのつきあいを、少しも嫌がらない婿さんです。)

 

「長居は迷惑だから、せいぜい小一時間で引き上げるんだよ」

と言っておいたのに、帰ってきたのは2時間後。

「だって、おもちゃに夢中で(向こうの6歳4歳の孫用)、マメが帰りたがらないんだもん」

 

さて、その義弟夫婦。

恒例の「祖父母新年会」で4日に訪ねてきました。

子や孫の正月接待で疲れ果てた祖父母4人の、言ってみれば「慰労会」です。

 

その席で義弟夫婦が、マメのことをベタぼめしてくれたのです。

*すごく可愛い!

*耳が不自由なんてぜんぜん感じなかった。ふつうに会話が成り立った。

*情緒が安定して、ほがらかで落ち着いていた。

*おやつのロールケーキを、フォークを上手に使って完食した。

*何より頭が良くて感心した。

 

「頭が良い」の根拠は

<童謡のメロディに合わせて太鼓をたたくおもちゃで、音符の長さに合わせてたたく、休みのところはちゃんと休む>

<たたきながら、歌も口ずさむ>

<知らない曲の時は、数小節聞いたあとで曲のリズムに合わせてたたける>

でした。

 

単なるお世辞の域を超えた「前のめりなほめ言葉」がとてもうれしかったです。

もちろん、期待値が低かった、というのもあったと思います。

あの**ちゃんが子どもを産んで...>

<その子が聴覚障害で...>

<わー大変だ...>

みたいな先入観があったと思います。

 

その先入観を軽々とくつがえすようなマメの実態を目の当たりにして。

そのうれしい驚きを、力強く口にしてくれた義弟夫婦。

ありがたくて、うれしくて、誇らしくて、胸がいっぱいになったことでした。

 

 

 

 

 

 


2024年、マメサポートプロジェクト始動

2024-01-09 17:34:50 | 2歳半から

暮れの25日(月)から正月3日(水)までの10日間。

マメと密着して過ごした「濃ゆい日々」でした。

 

2泊3日の札幌行き。

元旦恒例の14人大パーティ。

どの時もマメがそばにいて、

どの時もマメが輝いていました。

 

マメが14人の一族大集結に参加するのも、今回で6回目。

今や堂々の存在感です。

4人のお姉ちゃんたち(4歳、6歳、7歳双子)に混じって、いっちょまえに遊ぶ。

伯父伯母に抱っこされて、余裕でニコニコする。

夜、ふた家族を見送る際など、ハイタッチをしたりいつまでも手を振りつづけたり。

ホストがわの役割を立派にこなしていました。

 

娘一家は3日(水)午前中に引き上げました。

10日ぶりにマメと別れるのは寂しかった?

いやいや...、ホッとしました。

やっと夫とふたりの気楽な生活に戻れて...。

 

4日(木)から今日9日(火)までの6日間は貴重な「お疲れ休み」。

ただもう、ひたすらグータラしました。

じゅうぶん英気を養ったところで、さあ、いよいよ明日からスタートです。

週3回(月水金)の娘宅訪問が再開です。

 

おもちゃで遊んで

絵本を読んで

散歩に行って

抱っこして

たくさんおしゃべりをして

午前中から夕方までの5〜6時間を、マメと濃密に過ごします。

 

マメサポートプロジェクト、今年も頑張るぞー。

エイエイオー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


マメ2歳8ヶ月

2023-12-31 20:52:49 | 2歳半から

「言葉の遅かった子が、ある時期からとつぜん、うるさいほどしゃべるようになった」

「まるで言葉が爆発したようだ」

などの感想をたまに耳にすることがあります。

(難聴児・健聴児を問わず。)

 

へぇ〜いいなあ。

ある時期からとつぜんって、どんな感じなんだろう。

 

それが、いままさにマメが...。

 

家族だけでの車移動のときなど、すごくよくしゃべります。

ノンストップトークという感じです。

「マメちゃんおしゃべりだねえ」

と、うれしさを隠しきれない大人たちです。

 

二語文から五語文あたりまで、わりあい自由に使いこなせます。

 

「あっ、お口にチョコついてる」

「ちょっと寒いね、風邪引くよ」

「赤信号、ストップだよ」

「ママ、全部食べちゃダメよ、順番こだよ」

「マメちゃんはユーチューブ見たいの!」

「メルちゃんパンツはいてないねえ」

といった調子です。

 

また、「大人の発言をそのままなぞる」という日ごろの自主練(?)のたまものか、語彙の広がりも見られます。

高速、料金所、壁、コンビニ、駐車場、空港、など、あまり身近でない単語を、ちゃんと使いこなせます。

「これは(なに)?あれは(なに)?」と聞いてくることも多く、

説明すると、「ふーん」という感じで、それなりに理解するようです。

 

マメの順調な言語発達が、とてもうれしい今日このごろです。

 

*大晦日の夜です。みなさま良いお年をお迎えください。

 

 

 

 

 

 


「札幌冬の旅」三日目

2023-12-30 03:52:44 | 2歳半から

三日目の帰路はとても順調。

ホテルを朝8時に出て、我が家に夕方4時に着きました。

 

ああ疲れた〜。

みんなぐったり。

夫が作ってくれたカレーを食べて、8時にはみな部屋に引き上げました。

(ちなみに、娘一家はこのあと正月までずっと滞在します。)

 

ベッドの中で、3日間の旅を甘く思い出します。

楽しい旅行だったなあ。

婿さんは本当に気持ちのいいひとで、一緒にいてまったく気疲れがなかったし、

それより、なんと言ってもマメです!

 

Y医師にもほめられたけれど、

マメのお利口さんなことと言ったら!

 

飛行機やリムジンバスのせま苦しい座席で、文句も言わずに長時間過ごせるがまん強さ。

(ときどきパパにしがみついて、甘ったれ全開になっていましたが。)

機内でもらうおもちゃで、すぐに楽しく遊べるほがらかさと集中力。

 

あらためてマメのことを「大好きだなあ」と思ったことでした。

*「聞いちゃいられん!」というツッコミは想定ずみです。

 

 

 

 

 

 

 

 


「札幌冬の旅」二日目

2023-12-29 15:06:08 | 2歳半から

前日の移動疲れを癒やすため、次の日の午前中は、みな部屋でのんびり。

マメは持参したおもちゃで楽しく遊びます。

 

12時半になって、いざ出陣(出発)です。

ホテルフロントに頼んでタクシーを呼んでもらい、札幌医大へ。

 

形成外科のY医師は、「こみこみライン」でもたびたび話題になっているように、とても温厚でフレンドリーな紳士でした。

机上のパソコン画面を提示しながら、耳の形成手術について、ていねいに説明してくれます。

*肋軟骨を使って耳をつくる

*胸郭の発育を考えて、手術可能時期は10歳以降

*体格的には中学生くらいが望ましいが、部活・受験などとの兼ね合いから、小学校高学年を希望する家庭が多い

*手術は半年以上のあいだをあけて2回行い、各3〜4週間の入院が必要

 

などなど、わたし的にはすでに知っていたことばかりでしたが、あらためてしっかり聞きました。

娘夫婦も熱心に聞き入っていました。

 

小耳症は顔面の他の部位にも形成不全をともなうことがあるらしい。

わたしも日ごろから、「マメが笑ったときの目の細まりかたが左右で少しちがう」ことに気づいていましたが、

今回Y医師から「左の眉の位置が少し低いのでは?」との指摘がありました。

 

どちらも、ほとんど気にならないレベルですが、

将来歯並びなどで支障が出ることもあるから、形成外科にはかかっていたほうが良い、とのアドバイスがありました。

(いま、こども病院では耳鼻科だけで、形成外科にはかかっていません。)

 

小一時間におよぶ、くわしく行き届いた説明でした。

その間マメは、パパのひざに抱かれておとなしくしています。

「ずいぶんお利口さんですね」とY医師にほめられて

「はい、とてもお利口なんです」と思わず答えてしまったわたしです。

 

「では8〜10年後、手術を受けたいと思ったときに連絡してください」と言われ、診察室を辞しました。

これで、ゴッドハンド名医の仮予約がめでたく終了。

本日の(というか本旅行の)メインエベントが無事遂行できました。

 

このとき時計を見ると2時半。

せっかく札幌に来たのに、どこにも行かないのは体裁悪いから(誰にたいする体裁だ?)と、

徒歩と市電を乗り継いで、大通り公園まで行ってみました。

いかにもな背景をさがして写真をとり、あとは「寒い寒い」とふるえながら、タクシーでホテルに舞い戻ったのでした。