孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

今さらな「補聴器の正しい付け方」

2023-08-10 12:58:51 | 2歳から

ここしばらく、マメの補聴器のようすがおかしい。

機能ではなく形態が。

耳介のつけ根にピタリと収まっているべき補聴器の本体が、ややもすると耳介の外側方面に移動します。

ときには耳介からはずれてプランプランすることもあります。

(着替え、寝転がり、などの原因がないのに。)

 

イヤーモールドが合わないのか、チューブの向きがおかしいのか。

 

娘と相談し、補聴器専門店に行ってみることにしました。

こども病院でマメを担当してくれている言語聴覚士さんが勤務する店です。

 

わたしと娘の説明を聞いたスタッフのひとが、じっくりと補聴器を点検して出した結論は、

「付け方の問題です」。

 

「イヤーモールドを耳穴に入れ込むとき、耳たぶ上側と耳たぶ外側の押し込み方が足りないです」

「ほら(と実演してくれて)、これでスッポリはまりましたよ」

「これなら補聴器は動かないし、ピタリと隙間がないからハウリングも起こりません」

 

言われてみれば、プランプランと同じくらい気になるのがハウリングなのでした。

しょっちゅう、ピーピーと音がしている。

やだなと思いつつ、これって「補聴器あるある」で仕方のないことなのかなと、あきらめていました。

 

それが、それが、、、。

付け方の問題だったなんて。

マメに対する申し訳なさで、心が疼きます。

(マメちゃんゴメンね。ずっとずっとつけ心地が悪かったんだね。)

 

そして、娘に対する不信感で、胸がざらつきます。

補聴器常時装用からもう1年以上たつのに、この体たらくは何?

朝、起きてきたマメに補聴器を付けるのは、日常的に娘の仕事のはず。

何百回も装着をくりかえす中で、ふつうは、ハウリングやプランプランが起きないコツを自分でつかむよね。

 

ここで娘を責めるのは得策ではないので、夜家に帰ってから、婿さんを含めたグループラインにメールしました。

「今日のことは**から聞いていると思いますが、大事なことなので情報共有します」

と前置きして、耳の図を添えて「正しい付け方」を説明しました。

婿さんは娘より何倍もかしこいし、マメを心底大切にしているので、このひとにしっかり伝えておけばひと安心です。

 

つぎにマメに会いに行ったとき、補聴器は「正しく」装着されていて、ハウリングもプランプランも皆無でした。

ああ良かった、、、。

 

 

 

 

 

 

 


講演会「聴覚障害者を職場でサポートするICT活用」

2023-08-08 08:41:19 | 2歳から

先日、たまたま乗った市バスで、ある車内吊り広告に目がとまりました。

<聴覚障害者を職場でサポートするICT活用>みたいな内容の、講演会チラシでした。

おお!と思い、その場でスマホから参加申し込みをしました。

 

おとといの日曜日、少しワクワクしながら講演会に出かけていきました。

会場は家から自転車で15分くらいのところです。

 

会場には30人くらい集まっていましたが、半分は主催者側のスタッフで、あとの半分が聴衆(?)でした。

30分ずつの講演が3つあり、3つとも手話で行われました。

かたわらの手話通訳者がそれを音声翻訳し、その音声がただちに文字化されて正面スクリーンに映し出されます。

最後の部分(音声の文字化)は、ドラマ「silent」にも登場したテクニックで、UDトークというものらしいです。

 

UDトークを始めとして、いまは、聴覚障害者をサポートするさまざまな職場ICTがあるようです。(リレー電話とか)

わたしが聞きたかったのはその部分の詳しい説明だったのですが、講演テーマはちょっと違っていました。

「ICTサポートがあってもなお存在する困難について」という感じでした。

(ちなみに、ICTとはinformation & communication technology の頭文字で「情報通信技術」と邦訳されるようです。)

 

たとえば、

UDトーク技術のおかげで、相手の発言はすぐ読んで理解できるけれど、こちらの発信が手間取りすぎる。(キーボード入力)

手話を読み取って文字変換してくれる技術が開発されないかなあ、とか。

なるほど。

 

または、

聴覚障害者は文字を使うコミュニケーションに慣れていないので、画面上に長い文章が切れ目なくつづくとついていかれない。

これについては、わたしも各所で読んだことがあります。

手話という言語体系(文字を持たない)にどっぷり依存するあまり、日本語の習熟(とくに文章力)がやや遅れてしまうと。

 

3つの講演のあとは、小グループにわかれてざっくばらんなフリートークの時間でした。

自己紹介の場面で

*2歳の孫が難聴であること

*ドラマ「silent」で音声文字変換の技術に感銘を受けたこと

などを話しました。

場違いな参加者なのに、温かい拍手が起こってうれしかったです。

(ちなみに、聴覚障害者の拍手は「手をひらひらさせること」です。)

 

3時間の長丁場、老いの身にはこたえたけれど、まあ行って良かったです。

いろいろなところにアンテナを張って、少しでも有用な情報を得ること。

マメのために、このスタンスをキープしていきたいです。

 

 

 

 

 

 

 


マメ2歳3ヶ月

2023-08-01 09:02:48 | 2歳から

2歳3ヶ月になったマメ。

ことばの発達を中心に、日々のようすを書いてみます。

 

<2語文・3語文>

順調です!

ふだんの会話に、ごくスムーズに登場してきます。

わたしがゴホゴホと咳きこんでいると、「ばあば、おちゃどうぞ」とさりげなく言ってくるし。

猛暑の外を見ながら「マメちゃんお外行く?それとも家で遊ぶ?」と選択をもちかけると、

「おそとあちゅい、やーやー」とはっきり意思表示します。

発音不明瞭で「???」な発語もふくめ、とてもよくしゃべるマメ。

ペチャクチャと口が止まらないこともあって、「マメちゃんおしゃべりだねー」とおとなたちに突っこまれています。

 

<お昼寝>

お昼寝なしだと、午後3時前後で体力的にしんどくなるみたいです。

目がトロ~ンとしてくるのでわかります。

抱っこしてやるとそのまま眠ってしまったり、ときには自分で布団にコロンと横になったり。

ところが、ここで好きなだけ寝させてしまうと、夜の寝つきがうんと遅くなる。

やむなく30~40分で起こすことになり、ちょっとかわいそうです。

1時ごろ寝てくれると、まわりも本人も楽なのになあ、、、。

 

<絵本>

いい感じです。

お布団にねころがって、たくさんたくさん読んで聞かせます。

猛暑で外に出られないことはマメもよく理解していて、室内遊びのなかでは「悪くない」ジャンルになっているようです。

図書館でチョイスしたラインナップも、ほぼ及第点。

何はともあれ、絵本への興味が戻って良かった!

絵本については、別記事であらためてお伝えしますね。

 

<トイレトレーニング>

全然着手していません。

いちどトイレに誘導してみたけれど、やーやーと拒否。

今できるのは、うんちをしたあとに「うんち」と教えること。

ほかの孫たちを見ていても、今のトイトレはとてもとてもゆっくりです。(3歳中に完了すればいい。)

なので、マメも急いでいません。

 

こんなところが2歳3ヶ月のマメです。

イヤイヤ期の最中(?)であっても、穏やかでほがらかで、とても可愛らしいです。