犯罪の防止のための金銭教育

2006-08-16 11:45:57 | 防犯論議
犯罪の背景には、恨みと憎しみがあり、その原因はお金とリビドー(libido性欲動)があり、さらに根源の議論では「怠惰」ではなかろうかと、これまでロジックをつないできました。

お金が原因の犯罪;盗み(万引き、窃盗、強盗、詐欺、横領・・・)、あるいは証拠隠滅のために、恫喝、恐喝、暴行傷害、殺人・・・

「盗んだものは返す」という当たり前の法律があれば、論理的には盗みの意味がなくなるわけで、傷害や殺人の意味もなくなる。これらは机上の論理ですが、現在の社会制度・法体系をそういう方向で検討することは可能かもしれません。

さて、さらに犯罪の根源となるのは「怠惰」
怠けるということについて、少し考えてみましょう。
家庭内で炊事洗濯を怠ける→当然育児も疎ましいもの=育児ネグレクト
その人の能力や機会で職業があるのでしょうが、それによって得られる収入で、多くの場合、生活(衣食住)が不可能であることは少ないと思います。(今日の日本では)
しかし、お金の犯罪はあります。今の所得でも生きていけるけれど、より上の所得の人と比較。これは「妬み」と呼ばれる感情かな。そういうことで盗むことはあるかもしれません。自分がもっと働いて稼ぐことを怠ける

借金があったから盗んだという事件も思いつきますが、消費者金融のコマーシャルにあるとおり、「事前に計画しましょう」を怠けると破綻する。
「事後に計画返済」できるのに、それをしないで盗もうとする・・・怠け者

サラ金地獄で生活破綻・・・自己破産・・・えっ!?若い20歳代の人が自己破産で生活保護申請??・・・働かないの?働けないの?働いた収入で毎月返済すればどうなの?・・・この制度、怠け者製造制度と揶揄されないように運営してね。

義務教育段階で、貯蓄(付帯概念の負債)のことをもっと教えてもいいのになぁ。何故お金の教育がないのか。教育という崇高な概念の下に、「金銭欲」を喚起するようなことは望ましくないという思い込みかな。

毎月いくらのお金を、何%で何年貯めるといくらになるのか?
何%の借金は、完済するために毎月いくらで何年かかるのか?
借入利回りを上回る投資利回りがなければ、借入の意味がないこと。
高校も実質で皆教育化してるなら、そこでは
労働と賃金、収入と貯蓄、社会保険制度、税制度の仕組み、株式会社の仕組みと投資・・・を教えたらどうかしら。
「生きる」「生活する」ための金銭教育。
誰もが心に持つ「怠け」を認識・自覚することが、犯罪防止につながる可能性があるという意味においても、検討してほしーなぁ。

・・・人に思われたくないこと・・・「怠け者」・・だよね。