今一番真剣に読んでいるクルマの本、オクタンからお仕事を頂くことができました。
同誌が5月の末に刊行を予定している絵本、「リトルレッドレーシングカー」です。
ストーリーは、50年代の覇者マセラティが事故で忘れられ、納屋の中で数十年を過ごしたあと、ある日小さなこどもに発見される。その時から父子でそのクルマの部品をひとつひとつ直していき、ある秘密を発見する、というファンタジーです。
詳しくはこちら、ネタバレあります。
http://ehonkuruma.blog59.fc2.com/blog-entry-515.html
こちらのクルマノエホンブログにはマセラティ300Sに関するリポートもあり必見です。
今回、オクタン日本版堀江編集長よりのご提案で、絵本のストーリーに絡めたペーパークラフトを巻末につけることとなりました。マセラティ、登場人物、そして納屋。
まずはクルマを作っていきましょう。
マセラティの4面図のCGと真横の写真をネットでみつけました。写真に適当な線を引いて簡単に立体化してみます。
ボリューム的にはいい感じです。
各部のバランスを調整して、この段階でボディの試作がほぼ終了です。
さらに物語の核となる、室内を仕上げます。そこにはゴグルや秘密の手紙が。 簡単なパーツで室内を試作します。 ここからエプソンフォトマット紙による試作へ移ります。 細部のバランスを調整して、登場人物の父子を描きました。顔の部分は絵本をトレース。体はイメージで作りました。物語のキーとなる、スターリング・モス卿も製作です。
さらにタイヤの幅を作ってレイアウトしました。 これが各1パーツです。 ボディは3パーツで完成。 室内も3パーツ。 クルマは全8パーツです。 二つの時間、二つの時代が物語のテーマです。 今日から物語の舞台となる納屋を作っていきましょう。どなたでもみられる詳しい製作記はこちらです。よろしかったらご覧下さいませ。
Knowltonさんの第二弾のクルマ絵本、事前購入していた”THE GREATEST RACE”が今日届きました。またゆっくり楽しみます。
秋の個展は来月でしたよね。できるだけ時間作ってお邪魔したいと思います。