またオーダーフィギュア製作に戻ります。こちらはマスターボックスの1/24フィギュア。
ガガーリンさんの造形はとても好みです。自分用と依頼品、4月のフィギュアの個展用の3体を塗りました。
まずは瞬着で組み立てます。足からパーティングラインを削りながら貼付けていきました。
とくに体や腕の角度が組み合わせないと決まらないので試行錯誤。
肩の部分や手首の部分は瞬着を盛りつけてスムージングして削っています。
頭の髪の毛は不自然なので、生え際にゼリー状瞬着を盛りつけて自然になじませ、トップのボリュームは少し削ってダウンさせました。
サフを吹いて調子を見ます。
白サフで3コートして白くしたあとで、シャインレッドを下向きからぱらっと吹き付けます。
さらに白サフでコートしてなじませます。
ここまではクレオスのスプレーのみで下地を作り、ここからアルキド樹脂絵の具のアキーラで筆塗りです。
黄土色とオレンジ色と白と隠し味に紫をいれた肌色をやや太目の丸筆でコートしていきます。
まだらの下地が皮膜で覆われて、皮膚のような質感になります。
さらに服は白で、髪の毛は黄土色に紫と茶色を混ぜた色でアキーラで筆塗りしていきました。
顔の部分は肌色にオレンジを強くした色でほおや目頭、唇等を塗り、さらに眉毛は黄土色系で面相筆で書き込み。
さらに睫毛の部分を紫と茶色系を増せた色で描きこんで、同系色で黒目を視線に気をつけて書き込みました。
さいごに、白目をアクセントとしていれています。
このあと、つや消しクリヤーでコートして、目や唇にクリアを盛りつけて、艶を出しました。
エブロのシトロエンとあわせました。ゴージャスな雰囲気がいいですね。
ペンダントやブレスレットは金を筆塗りしています。
これはシックでおすすめのフィギュアです。ドアが開くプラモデルやミニカーとよく合いますね。
つづいて、ギリシャのGFモデルスのこの雰囲気のあるドライバー。こちらも依頼品です。
体と頭を別々に塗装。体はアサヒペンのスモーキーブルーで。
ヘルメットはグランプリホワイトで塗装して、あとはタミヤアクリルをメインに筆塗りしました。
こんなフィギュアが日本で普通に手に入ると良いですね。
4/13-22 東京妙案ギャラリー(白金台)でフィギュアとクロッキーの個展を行います。お楽しみに。