次に作るスポーツカーズモデリング国産車特集に向けて、mpcのダットラ、ダットサン620ピックアップを作り始めました。
このダットラ、長く再販がなく幻のキットと言われ、モデルカーズ編集長の鵜飼さんのブログ、デスクトップガレージの古い記事で昔読んでその作例を見せていただき
あまりのすごさに驚いたものです。数年前に再販があり、手に入れたもの。鵜飼さんの古い記事を見ながら製作を開始しました。
まずはこの出っ歯ているグリルの奥のコアサポートを切り飛ばします。
ライトはメッキの塊が入るので、まず穴を拡大してベゼルの縁も薄く削りこんでいきます。これだけでかなり表情がよくなりますよ。
寸法が足らないボンネットは、後ろ側に1ミリプラ板を接着し、ボンネットの断面に合わせて表面を削ります。
コアサポートは上から見える部分を、鵜飼さんのブログを参考にプラ板を曲げて再生しておきました。
コアサポートを切り飛ばして、グリルが少し奥に引っ込んでボンネットも少し長くなったので顔つきが良くなりました。
ボディとの合わせもヤスリを当てています。細かいバリが多いですが、丁寧に取り除くといいラインが出てきますよ。
このキットにはプラパーツの素晴らしいタイヤがあるのですが、再販分には3本分のパーツしかありません。キットに入っているタイヤはごつくて使いたくなかったので
このプラパーツのタイヤを複製したいと思います。
お湯まるで型を作って、UVクリアレジンを流し込んで、硬化ライトで固めてみました。パーツが赤いのは手持ちのセリアのUVクリアレジンハードタイプが赤だったため。
片側のみなので結構楽にとれました。多少荒くてもこの複製パーツは裏側になるため問題ないですね。瞬着で貼り合わせて整形しました。
UVクリアレジンハードタイプはコリコリ削れていい感じでした。
整形したタイヤは割り箸にクッション付き両面テープで貼り付けて黒サフをひと吹き。
100均の爪やすりでそーっと一皮剥いて整形色の白を出していきます。エッジの部分はカッターでそっと撫でるとホワイトリボンの出来上がり。
鵜飼さんの言うように白整形色の威力ですね。
ホイールは爪やすりでバリを取って整形してからシルバーを吹きました。タイヤにはめてからリキッドクロームマーカーでメッキのハブキャップを塗りました。
リキッドクロームマーカーは先端を押し付けて中身を出して、たっぷり目につけてパーツを回すように塗料を置いていきます。
結構いいメッキになりますが、触るとアウトなのでこのまま数日放置します。
すごく細かいシャーシがすごい。しかも前輪ステアするし意外に組み立てしやすいです。
このシャーシだけでも素晴らしいですね。組み上げてから黒サフを吹きました。
なかなか楽しいキットですねー。