sportscar graphic

スポーツカーグラフィック  イラストレーター 溝呂木陽  60-70年代のスポーツカーを愛するすべての人に。

1/12 MFH Ferrari 250GTO 1962

2025-01-09 14:53:00 | 模型


クリスマス前から作っていたヒロの 1/12
大作のフェラーリ 250GTOが完成しました。

あまり見ないストラダーレ仕様にして
吉田秀樹画伯のあのイメージで製作

あらゆるところにGTOらしさがあります。

シャーシはフルディテールですが
ボディを被せると一部しか見えないと言う贅沢さ

プロポーションは完璧
白山さんと川口さんのクライマックス譲りですね

車高やタイヤ、ホイールの大きさのバランスが決まりました。

このヒューズボックスも好き

トランクにはスペアタイヤ

ボディカラーの赤にもこだわりました。
少し朱色が入った赤で少し濁っています。
サフの上からシャインレッドを吹き、タミヤのイタリアンレッドを吹き、その後またシャインレッドで調整しました。

 250GTOらしさが溢れています。



ホイールは一本一本スポークを組んでいきます。

何周かすると出来上がり。
ホイール1本あたり2-3時間はかかりますね。

これは修行でした。タイヤの形状が素晴らしい

ここにモールドの段差

それぞれの内側パーツを接着とネジ留め

ドアは寸足らずなのでプラ板で延長

ここのヒンジが脆くて、ハンダ付けしようとしたら熱でバラバラになり、重たいフードのヒンジは諦めました。

ピストンとコンロッド

リアル!

クランクに組み上げます


シリンダーブロックに組み上げます。

こんな感じにピストンが

カムはここに入ります。

ここにバルブスプリングとカムがあり、

カムカバーをこの後接着するので
中身は見えなくなります。

カムカバーを黒塗装。エンジンブロックはメタルを生かして塗装なしです。

とても重たいエンジンに配線します

エキマニの取り付け



ミッションが付きます。


シャーシに搭載

ブレーキディスクはワイヤーブラシを当てながら回転させて回転痕を付けています、

前輪はステアします。
付属のピンでは組みづらいので
手持ちの時計ネジが活躍。
Amazonでセットで買いました。

デフ周りも組み立て接着

リヤの足回りです。

車高の確認。


ドアヒンジの調整もしておきます。


エンジンの見え方はこんな感じに

このウマが結構脆い感じですね

燃料タンク周りの組み立て


ファイヤウォールの組み立て
裏側は室内色です。

室内色はタミヤのチタンシルバーで塗りました。

シャーシにネジ留め

ラジエター周りはこんな感じに

シャーシ出来上がってきました。

ステアリングはエッチングを半透明の樹脂でサンドイッチ。ファレフォ筆塗りです。
右下のヒューズボックスも配線しました。

シートはガンダムカラーの青の後、リキテックスの筆塗りです。

なんとかパイプフレームを組み上げました。


この状態が美しい


ヒューズボックスの眺め

ドア断面もボディ側も分厚いので、穴を開けてネオジム磁石を埋めました。

エンジンベイの完成

ここまで来て、片田で持ち上げながらのマフラーの取り付け
重たいので大変。細いパイプフレームも何度も外れました。

マフラーエンドは左右割なので苦手なハンダ付け

磨いて整えます。



スペアタイヤのホイールはスポークもホワイトメタル製。10分で組み上がり。良い感じですね。


ボディがやっとグレーサフの色に



ここの穴の中は別パーツなので段差消しを


シャイレッドをグレーサフの上にブラシで吹いてから、タミヤのイタリアンレッドをブラシで。
その後もう少しオレンジ色を足したくなり、シャインレッドも混ぜて軽くオーバーコートして、スーパークリヤー3をブラシで吹きました。



シャーシと

窓落ちの部分を黒くしてからバキュームを合わせ

角を丸く落としボディに合わせて曲げた窓フレームを、接着します。GPクリヤーボンドを使いました。

リヤも角断面なので
やすりで削り込み


ボディに合わせてから

前後の窓の完成です。


ここのファスナーもいい感じ



ここもバキュームを切り出して志賀虫ピンで固定しました。

付属の糊付き革シートは印刷済みを切り出して、表裏を貼り合わせてます。
エッチングと志賀虫ピンで取り付け

ここ、見せ場ですね

なんとベルトはこんな感じ!

なんとか出来ました。
志賀虫ピンの1号を使ってます。

グリル内の馬は無しに

ライトがリアル
レンズは透明レジンなので、裏からエナメルのクリヤーを塗ってます。

ライトフレームも角断面を削り込み


丸くしてボディに合わせます。裏側も球面になるように削ってます。

透明カバーとボディに合わせて曲げたフレームを貼り合わせてから、ボディに接着


なんとか山場を越しました。

リヤ周りも完成

ドアの組み立て

内側はチタンシルバー

感無量

ここまできました。

室内もこのアングルは見納めですね。


インテリア

足回り

フロント

V12コロンボ

ついにネジで上下合体
ボディが5ミリほど開いていて、
力技でネジで合わせてます。
タイヤはトレッドやホイールアーチとの隙間に気をつけてスタンスを作りました。
馬の高さは、足回りに負担がかからないように、タイヤがギリギリ設地するくらいに少し上げてます。



ワイパーの取り付け

タイヤには小さめのダンロップデカールを。
24用の自分でリリースしたGTOデカールのものです。
エアバルブやセンタースピナーの取り付け


エンブレムを付けて完成です!

アップロードの上限100枚の製作記をご覧いただき、お疲れ様でした。
こちらの作品は5月のGW吉祥寺永谷ギャラリー2のZMC展示会でも展示予定です。
お楽しみに!

今年もよろしくお願いします。




















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明けましておめでとうございます

2025-01-01 08:56:48 | 模型

みなさま明けましておめでとうございます。

今年もスポーツカーズモデリングともどもよろしくお願いいたします。

去年のクリスマス頃から、意を決して作り始めた1/12のモデルファクトリーヒロ
フェラーリ250GTOを進めています。
今年も絵や模型、雑誌作りに取り組みます。

本年もよろしくお願いいたします。

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1/24クライマックス フェラーリ250GTO

2024-12-26 13:49:00 | 模型


作りたかった秘蔵のクライマックス製
フェラーリ250GTOをやっと製作することができました。

初期モデルカーズで憧れた一台

ヒロをずいぶん昔に作ったので
オリジナルが作れて感無量です。

当時高価なキットで、そのクオリティは
最高のものです。

90年代初めのレジンメタルキットになります。

なんとか当時のデカールも使えました。






フードは大きめのものを削り込み

抜群の雰囲気

ここは裏から削っていき



エッチングの切れ端をセンターに
貼ってます。

このアウトレットも彫り込み

パーツクリーナー、
ミッチャクロンの後グレーサフ

グレーサフの後のシャインレッドを
グレーサフの上にブラシで吹きます。

何度かシャインレッドを吹いた後
タミヤのイタリアンレッドに少し他の色を混ぜてブラシで

この後は年代物デカールへ


シワになったり、ノリが効かなかったりしながら
なんとかデカール貼り

ブラシでスーパークリヤー3を軽く吹いたらシワになり押さえ込んだり





何度か吹いてペーパーを当てて
デカールを押さえ込みました。
窓枠を塗り、ウィンドウも貼り付け



クライマックスホイールとコジマダンロッブ
は素晴らしい
ヒロはホイールサイズを大きくしてしまいます。

ホイールには軽くマイカシルバーを吹いてます。

シャーシを組んで

ホイールベースは短くなるようにメタルの車軸を曲げて、車高も落としています。


車軸を曲げています。

リヤの足回りは見つからないので
フジミから

ここまで組んで黒を吹き

室内はチタンシルバーを吹いてます。

足回りもいい感じ

小物パーツを取り付け



車高もいい感じ

川口さん設計のコロンボV12エンジン

ブロックは無塗装、ヘッドは良い感じ




キット付属の銅線を配線





真っ直ぐ載るように調整

なんとか真っ直ぐに

インテリア穴あけ

インパネ製作

口のメタルパーツが入らずなんとか
周りを削り込み、口から飛び出した部分をやすりで削り込む
心臓に悪いですね

インテリアはこんな感じ
青いシートはガンダムカラースプレー


インパネも良い感じに

佇まいリアルですね









フード上の造作

ジャッキアップポイント



手前は大昔に作ったヒロ


マフラー装着

挽物ライトも入らず削り込み

バキュームライトカバーの
切り出しと貼り込み

ドアノブは
挽物とエッチングの組み合わせ

ここも、





ワイパーの組み立てと接着
最初逆向きにつけて
インストを見て直しました。


ベルト類もつけて
最後にエンブレム





やっと完成出来ました。



こちらに参加できたら持っていきますね。


河西さんが作っていた
NAVIを考える雑誌
クラクション
1ページ参加させていただきました。、

代官山蔦屋書店やルガラージュなどで
見られるそうです。
Fujisanのブック通販サービスなどで
購入できるそうですので
ぜひご覧になってください。
スズキさんの前口上がまた読めるなんて
ちょっと感動しますよ

皆様良いお年を









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1/24 MGモデル フェラーリ250GTツールドフランス

2024-12-13 15:07:04 | 模型

このところヤフオクに大量に出品されているMGモデル。特にツールドフランスがたくさん

こちらはそちらから最近落札した1台

顔が垂れ目で似ていないので、光パテで造形しています。

タイヤとホイールもオーバーサイズなので、手持ちのポルトガルフェルナンドピントモデルの
編み込みホイールに換装

ライトもおもちゃっぽいので、バルケッタのアルミカップとライトレンズを奢りました。

デカールは手持ちのヒロから

ボディは白サフの上からマスクして調色した赤を吹いています。

アーリーフェラーリのキットは少ないので嬉しいところ。

MGモデルは手を入れると化けますね

MGモデルなのにウィンドウのバキュームが入っていて助かりました。通常自分でエンビ板を用意して貼り付ける感じです。

良い佇まい
この角度が好き



こちらがタレ目のキット形状
アストンマーティンのDB4GTザガートや
デイトナコブラみたい

内側に光パテを盛り付けて
UVライトで固めて

タミヤの丸刃で削っていきます。
フェンダーの峰のエッジも作ります。

お尻は四角いので

丸めていきます

太さ1ミリ以上の運河彫り
タミヤパテで埋めて乾く前にナイフを入れます。

パテを削り、ライトも穴あけ

だいぶ感じが出てきました

グレーサフ

フェンダーの峰はこんな感じに


白サフは缶吹き

キットのホイールを組んでみる

でかいですね

ここでまた、ポルトガルフェルナンドさんの金属線編み込みホイールの登場

圧倒的に素晴らしい



マスクして調色した赤を吹きました



ヒロのデカールを貼ってます

スイスのチームの
ツールドフランス出場車のようです。


シャーシを黒く塗り仮合わせ
良い感じ。
サイドのルーバーのエッチングが良い仕事してます



ボディをコンパウンドで軽く磨きます

ウィンドウ縁を黒く塗り、
エッチングがでかいので針金を曲げて
Gクリヤーで貼り込みました



ウィンドウも貼り付け
バキュームが入っていて助かりました

ライトはバルケッタのパーツを使います。
アルミのカップとライトレンズ
グリルはエッチング
グリルのライトはキットのもの

ドアノブなどもメタルパーツを磨いて貼り付け

ライトカバーはキットのバキュームを切り出しました。Gクリヤーで貼り付け

フィラーキャップや細かいパーツがメタルで良いですね


インパネとステアリングが良い感じ
メーター枠は針金を巻いてます
小さい枠は手持ちのインレットから
ステアリングはエッチングをレジンの枠で挟む方式



良い雰囲気のインテリア

上下合体



細かなエッチングが良い

エキパイも取り付け

完成しました



アーリーフェラーリ大好きです

こちらのモデルなど
今週末12/15
横浜ワンダーランドマーケットに持って行きます。
アンティークおもちゃの蚤の市で
ぜひご覧ください

横浜産貿ホールでお会いしましょう




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1/24アバルトゴッチア 最後の2キット

2024-11-18 12:46:26 | 模型


カナダのスペンサーさんが動画で解説してくれている
アバルトゴッチアレジンキット。キャンセルがありラスト2キットの販売となりました。
送料込み20000円で販売いたします。
ご希望の方はブログ左メッセージボタンより、メッセージをお願いいたします。
こちらのキットはPLUSALFA秋葉さんと福島で実車取材の上
彼が3Dモデリング、akivanaさんがシリコン、レジン複製を担当し、秋葉さんの3dプリントパーツ
溝呂木陽がデカール版下やインスト、箱を担当し、デカールやバキュームは西村さんに依頼の上
限定15キット製作したうちの最後の2キットになります。
実車は1957年ミッレミリアのために作られた、ミケロッティの実験的レースカーで
アバルト750GTのシャーシ上にこちらのボディを架装、3台作られ現存は2台と言われています。
福島にある個体を取材、その車両のミッレミリア仕様を再現できるデカールも付属します。


画像はイタリアローマにて、模型を撮影したものです。

ぜひ最後の機会に手に入れて見てください。



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