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スポーツカーグラフィック  イラストレーター 溝呂木陽  60-70年代のスポーツカーを愛するすべての人に。

スポーツカーズモデリング61号 アメリカ車特集発行 10周年に寄せて 

2021-02-28 18:30:13 | BOOK

スポーツカーズモデリング61号アメリカ車特集の発行です。



今回の巻頭はオーストラリア在住の綱島氏による驚きのコブラ427。フジミを元に理想の形状を追求しています。



そして続くシェルビー特集。コブラ289レーサーのフル開閉モデル、
オリジナル1964フォードGTと1966GT40マーク2、




ブリットマスタング、そしてシェルビーマスタングの変遷、



3世代初期コルベットのフル開閉モデル。


レンウォールリバイバルシリーズのスタッツのフルディテール、





そして後半はカスタムの大特集。保原氏の作り出す50-60年代のカスタムカー、


坂本氏の作り出す1931フォードのカスタムとバリスのエンペラー、


サム氏が金属から削り出したビッグスケールのバスタブホットロッドなどの
多数の貴重なモデルたちをご紹介します。

オールカラー32ページ。税送料込み1540円
こちらのネットショップで販売中です。

こちらのヤフオクでも販売しています。他のアメリカ車特集のバックナンバーなども販売中なので同梱できますよ。
水彩画なども含めたヤフオクの出品リストはこちらです。


スポーツカーズモデリングも今号でちょうど10周年。
2010年に長く連載を続けていた二玄社のNAVIが休刊となり、自分のフィールドを失った喪失感がありました。
調べてみると自分で出版するのにそれほど大金がいらなくなってきたことがわかり、本の出版を志します。
パイロット版をまずiPhotoで作ってみて、そのあとイラストレーターを使って編集することを思いつきます。
そして、10年前の1月にコブラの特集号で個人で出版する模型雑誌を始めました。
販売するためにスポーツカーズモデリングというネットショップを始め、ブログなどで告知、友人を中心に年間購読を募り
なんとかスタートを切ることができました。その後書泉グランデや代官山蔦屋書店さんなどでバックナンバーも含めたお取り扱いをしていただき、去年からはヤフオクでの販売も始めて今に至ります。
最初は全くの個人雑誌で、自分で作ったプラモデルや集めたミニカー、イラストなども掲載し、個人の想いを綴ったファンマガジンのような形態でしたが、やがて友人のモデラーのネットワークから写真を掲載してこちらで解説やレイアウト、デザインを行うことで雑誌に仕上げていくスタイルに落ち着きました。

初期の15号までの雑誌は絶版も多いですが、こちらで300円で電子版を読むことができますよ。
今はなかなか撮影会もできないので、主に友人から写真を送っていただき、メールやメッセンジャーなどでやり取りしながら記事の内容を煮詰めて行っています。スロットカーズモデリング、別冊の写真集や水彩画集、フィギュア&ドローイングズやペーパークラフト集など、全てを含めると10年間で100種類以上の本を作ってきたことになり、本棚の在庫が一部屋分占領している有様です。
それでも続けてきたことで、モデラーの緩やかなネットワークから、本という形で残していけるものがあるという小さな、しかし大事なことが見えてきました。
3Dパーツを作ったり、デカールを販売したり、模型の販売、海外からのキットの輸入など、形にとらわれないやりたいことを追求していくという姿勢は、これからも続けていけたらと思います。

2021年スポーツカーズモデリング
アメリカ車特集
イタリア車特集
F1特集
日本車特集
超精密モデリング
F1特集
こちらの6冊を順次発行予定です。
画集がつく年間購読はこちらです。

今年もよろしくお願いいたします。

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新製品レベル1/24ジャガーEタイプ 製作中3

2021-02-25 19:32:57 | 模型

レベルの新製品、ジャガーEタイプ、まずは外装から進めています。



まずはフロントのウィンドウフレームから。目立つところにゲートがあるので、ベアメタルを貼り込んでおきました。


フレームの段落ち部分とウィンドウの透明部品の縁を黒く塗っておきます。


ハイグレード模型用接着剤でまずウィンドウとフレームを接着、さらにボディへ同じ接着剤で貼り付けて、乾燥するまで
(乾くまで少し時間が入ります)指で押さえておきます。



サイドウィンドウのクロームトリムもベアメタル細切りで。内側にはみ出した部分はカッターを当てています。




メッキのトリムがつくと一気に華やかになりますね。





リヤウィンドウのトリムは大変でした。全体は緩いカーブな上透明部分と縁の段差がほとんどなく細い分割線程度なので
ベアメタルのノリでは密着しません。結局ベアメタルとミラーフィニッシュを併用し、さらに一部瞬着も使ってなんとか貼り付けました。
少し見苦しくなってしまいましたか。





ボンネットのインナーフレームはここまで組み立ててますは黒サフで黒くなるところショット。
さらにマスクしてシルバーを吹き、ラジエターの網部分をマスクしてボディカラーのガンメタルを吹きました。





ライトを取り付けてから、インナーフレームをボンネット裏に接着します。






ライトのカバーとトリムを接着。ここの部分は細いメッキトリムがうまく面にフィットしてくれます。
この辺りの設計はさすがですね。







さらに細かいウィンカーとテールライトを。最新キットだけに、これらのパーツはメッキの台座とクリヤーパーツの二段構成。
アンバーとレッドの間の細いクロームはシルバーを筆塗りしています。
ドアハンドルを含めてこれらのパーツがキラリと光るのはやはりいいですね。
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新製品レベル1/24ジャガーEタイプ 製作中2

2021-02-24 18:38:54 | 模型

レベルの新製品、ジャガーEタイプを製作中です。







塗装の終わったボディをコンパウンドで磨いていきます。このタミヤのガンメタルという色は光加減でかなり色味が変わってダイナミックですね。


ライトの部分は個体によって様々なようです。ボディカラー、グレー、シルバー、黒などがありますが、今回はボディカラーとの取り合わせで
フラットアルミを塗ってみました。





ボディカラーのせいでよくわからないですが、ボンネットのフェンダー上のメッキのトリムとサイドウィンドウのトリムのクロームに、
細切りベアメタルを貼り込んでいます。線が細く曲率が小さいのでハセガワのミラーフィニッシュでは今一つ密着しませんでした。古いからかな?


室内はデッキタンで塗っています。屋根の裏のモールドがなぜかボコボコですね。




室内のインテリアパーツを接着して周りをマスク、グレーサフを吹いてからタンを吹きました。



窓の外から意外によく見えるラゲッジスペースのラインには極細のデカールがついています。
ジャガースペシャリストのジャガリアの後藤さんによれば、クロームのラインにゴムの滑り止めがついた
荷物の滑り止めなんだそうです。
貼りながら1本くしゃくしゃになってしまい、一部筆塗りでタッチアップしています。


下穴を開けたウォッシャーノズルには虫ピンを植えています。


こんなところにもデカールがあります。レベルいい仕事していますね。


こちらの繊細なモールド、後藤さんに聞いたらメッキのパーツだそうです。
色差ししました。



ドアのトリムにもベアメタルの細切りを貼りこみました。







色のバランスはいい感じですね。
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新製品レベル1/24ジャガーEタイプ 製作開始

2021-02-23 13:28:05 | 模型

レベルの新製品、ジャガーEタイプの製作を開始しました。


今回のレベルのEタイプ、エレールやグンゼ以来のニューキットということで期待が高まります。
前回の投稿で、全く合わないボンネットフードを、ドライヤーで炙ってから手で曲げて合わせています。
ボディを細かく見ると、面の荒れやヒケが多くみられるようです。
特にこのリヤゲート左側やリヤフェンダー上に面のヒケやパーティングラインが走っています。
各パネルのキワも引けているので、筋彫りの周辺も一皮剥くようにやすっています。


ここも大きなヒケがありますね。スポンジヤスリで面出ししてから、ペーパーで整えます。



フェンダー上のミラーは気になったので、ランナーを四角い断面に削ってからライターで炙って伸ばし
このように差し込んで瞬着で固めてから切り出して面を整えます。裏側も出っ張らないように事前に短く切って差し込んでいます。


ボンネットや口の周りにもヒケや段差があるので、よくやすっておきます。

全体に面を整えていきました。




よくやすってからグレーサフを吹いて調子を見ます。ボンネットはここまで合わせています。



全体形はこんな感じ。ボンネットのキャッチは、実写の形状を参考に少し小さくしました。


この唇の形状がEタイプですね。この分厚い唇がいい感じ。エレールは薄くて硬い表情でした。
この唇のあたりも段差があるのでよくやすっておきます。


成型色の赤の染み出し防止の保険も兼ねて、一度全体にシルバーを吹きました。

タミヤのガンメタルをショット。


全体を一体化してもう一度ガンメタルを吹きました。




さらに、リヤゲートに小さなデカールを貼って、クレオスのクリヤーを何回かに分けて薄く吹き重ねていきました。
タミヤのカラーの上からクレオスのクリヤーは溶けて流れやすいので、一度には吹き重ねません。
最後にクリヤーをたっぷり目に吹いて、少し乾燥させましょう。


レベルのデカールは毎回感心するのですが、このエンブレムデカールもいい感じ。ボディカラーの上でうまく発色してくれました。

懸案のホイールはこのジャガー用の新規ホイールをポルトガルのFPPモデルにオーダーできたので、到着まで待ってみようと思います。
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スポーツカーズモデリング61号アメリカ車特集入稿しました。

2021-02-22 12:29:03 | BOOK

スポーツカーズモデリング61号アメリカ車特集入稿しましたよ。
今年2021年最初の号になります。
今年は息子の中学受験もあり発行が遅くなりました。この後、5冊の号を順次発行予定です。
スポーツカーズモデリング2021年発行予定
アメリカ車特集
日本車特集
イタリア車特集
F1特集
ジオラマ特集
超精密モデリング
画集プレゼントなどの特典がつく年間購読はこちらです。


アメリカ車特集の内容はこちらです。
巻頭はオーストラリア在住の綱島氏による驚きのコブラ427。
フジミを元に理想の形状を追求しています。
そして続くシェルビー特集。コブラ289レーサーのフル開閉モデル、オリジナル1964フォードGTと1966GT40マーク2、ブリットマスタング、そしてシェルビーマスタングの変遷、3世代初期コルベットのフル開閉モデル。
レンウォールリバイバルシリーズのスタッツのフルディテール、そして後半はカスタムの大特集。
保原氏の作り出す50-60年代のカスタムカー、坂本氏の作り出す1931フォードのカスタムとバリスのエンペラー、サム氏が金属から削り出したビッグスケールのバスタブホットロッドなどの多数の貴重なモデルたちをご紹介します。
オールカラー32ページ税送料込み1540円
ネットショップでのご予約はこちらです。
今週発行予定です。

巻頭のコブラを作られた綱島さんの作品はすごいですよ。オーストラリア在住で、あちらのモデルショーでも受賞されています。
こちらのホビコムのページで綱島さんの製作ページを見ることができますよ。
スポーツカーズモデリングもご紹介いただきました。ありがとうございます。

思い起こせば、10年前の創刊号もコブラ特集でしたね。
今後ともスポーツカーズモデリングをよろしくお願いいたします。





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