ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

安くていい宿を探そう!

2014年11月14日 | 自転車の旅 海外
クライストチャーチから南に向けて走ります。
目指すは最南端の町インバーカーギルです。

北海道でいえば、稚内。
かなり、かなーり、遠いです。

辿り着けるのでしょうか?


クライストチャーチの町外れの牧場では、A&Pショーという大きなお祭りをやっていました。
言うならば、南島の農家が総力をあげた
「南島どかんと農業まつり」。

さまざまな動物イベント、遊園地、数え切れない屋台、のみの市、祭り、祭り、祭り
…。
ディズニーランドもびっくり、そんなイベントです。

3年前にはこのA&Pショーに出かけて、農業用ヘリコプター(たぶん農薬散布用)の体験飛行に参加しました。
楽しかったなー。
今回は我慢我慢。



クライストチャーチの町を脱出するルートのうちのひとつ。
都市高速の脇に自転車・歩行者道路があって、楽ちん。
もちろん従来の国道もアリです。



道は、ただひたすらカンタベリー平野です。
南へ。



ダンスタン村でひと休み。


お目当ては、ココの…


サンドイッチが美味しいからに決まってる!

途中、マウント・ハットを源とする大河ラカイア河を渡ります。
橋は、なんと2キロ!歩道無し!
しかも狭い!
自転車は、もちろん車道を走るので、
ちょっと怖い…。


きょうの宿は、この小屋。
クライストチャーチから58km、ラカイア河の畔にあるキャンプ場です。


チープ感が良い。


キッチンあり。
棚のなかに、トースター、電気ケトル、電熱コンロなどが入ってます。


自分の寝袋を使用。
備えの寝具は、マットと枕だけ。
一泊40ドル。



翌日も、ひたすらカンタベリー平野を南へ


ときどき、アルパカを見かけます。

この日は、ドイツ人カップルと、アイルランド人のチャリダーに出会いました。
ドイツ人はさすがパッキングが厳粛で完璧。
アイルランド人は陽気な太っちょチャリダー。会ったのは午後2時頃で、まだ16キロしか走ってないとのこと。しかも自転車はロードレーサー。
それでロングチャリ旅は無理じゃないかと思う。車輪がバラバラになるよ。

太っちょアイルランド人チャリダーと別れて間もなくティマルの町に入ります。
アイルランド人はここから出発したというので、ナンボも走ってないやん!


走行中、チャリダーは、右下のその小さな数字を見逃さない。
早速、きょうも料金交渉にGO!

ラカイアから105㎞、ティマルの町の中心部に近い国道沿いにて。


シャワー、トイレ、ミニキッチン付き。
65ドル。
充分でしょう!


そして男はスーパーマーケットに向かうのだ。


ユースホステルのシングルでも50~70ドルという昨今、40ドル、65ドルの宿。
ありがたや、ありがたや。


きょう南緯44度を越えました。
サザン・ハイウエイ、
旅は、さらに南へ。