ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

自転車で走ろう国道10号線 小倉(福岡県)から中津(大分県)へ

2017年12月12日 | 自転車の旅 国内
めっぽう寒い。
師走だし、いくら九州でも寒いことは承知していたが、今年はとびきり冷える。
今朝は高い山が雪化粧しているのが見えた。

さて、天気が回復したので出発する。
やあ自転車、

久しぶりっ!

都会すぎる小倉の都心を走るが、思いのほか走りやすい。

国道10号線に合流する。
国道10号線も走りやすい。

強い北西の風が吹いていて、さらに僕の背中を押すのだ。

風には乗るし、道は走りやすいし、
国道10号線どんどん走る。

車道も歩道も、どっちも走りやすい。

車道の端っこを走っても、嫌がらせされない。
大型トラックなど、少し減速してくれたりする。

唯一、黒いプリウスに幅寄せされたり進路を塞がれたりしたけど、
これは「地域性」からは除外する。

プリウス・ルールだ。

なぜかわからないが、都道府県問わず、
プリウス!
嫌がらせをする車種としてはダントツのような気がする。理由はわからない。

プリウスの謎。

まあ、山間部などでは軽トラックがやばい、ということもままある。

突然出てきたり、突然曲がってきたり、すーっと近寄って来たりする。

しかしコレは仕方ない。
乗っているのは大抵お年寄りなので、むしろ交通弱者。
軽トラックを運転しているお年寄りには、まったく悪気はない。
こちらが気をつけたらいい。

それはさておき。

国道10号をサクサク走る。
北西の季節風はとびきり寒いけれど、
僕の背中をぐんぐん押すから、
ぐんぐん走る。

わ!

帯広ナンバーだ!

国道沿いの中古車屋さんの、いちばん目立つところに置かれていた日産フェアレディZ。
70年代の古いやつだ。まちがいなく日本のクルマ生産史上に残る傑作だ。
北海道から、はるばる運ばれてきたんだろう。

ちょっと親近感わく。

師走だけに、

ゆく橋、くる橋
とか、くだらないことを考えながら走る。

チャリダーは漕いでるときヒマなので、
まあ許してください。

相変わらず、国道10号線広い。
走りやすい。

国道沿いに、
土塁と塀とフェンスに囲まれた、

秘密のベールっぽいところがあった。

iPhoneを向けていたら黒いクルマがきた。
プリウスじゃないよ。
たまたまだろうけど、退散。
10号線を走り出す。

道の駅にあるステキな店

あさり貝汁だぁ⁉️

気温5℃、身体は冷え冷えだ。
とても素通りなんかできない。


「キャー!」チャリダーは悲鳴をあげる。

たっぷり!ぷりぷりの身!

涙でるよ。

亜鉛満タン!
補充しました。

そうこうしてるうちに、ビッグペイン・カントリー
大分県に入る。

追い風だったから、あっという間に大分県中津市に着いちゃった。

福沢諭吉の出身地らしい。

福沢諭吉だよ?
あざとい俺には、一万円札しか思いつかない。

ありがたい土地だ!
いやっほー!
(アホだ)

さて。この先、
有名な宇佐神宮がある宇佐を経て、
大分県別府方面に至る途中には
ハーモニー峠
という、地味にきつい峠があるので、
きょうはここまでにする。

福沢諭吉様の出身地だし、
明日はハーモニー峠だし!

さてと。
どっか宿を探さなきゃ!

あ、ここは?

ホテルじゃないし!

黒田官兵衛の築いた中津城。
ただしこの天守閣は観光用で無関係だという。

ホテル、ホテル…
朝食つき5000円以内で…
楽天で調べたら、めっちゃあった。

中津、ビジネスホテル安っ!
朝食つき3000円なんてとこもあったけど、
さすがにちょっと怖いので、無難なとこにする。
宿を選ぶポイントは朝食の評判だ。
バイキング朝食で、野菜をたっぷり食べたい。

ここだ!
突撃!

きょうは添い寝なのだ。

さ。落ち着いた。
コンビニに、おでん買いにいこ。