ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

サウスランド地方へ

2014年11月23日 | 自転車の旅 海外
雨あがり、再び走り始めました。



インバーカーギルまで、200kmを切りました。

南緯46度を越えたあたりから、
サウスランド地方といいます。
文字通りの最北ならぬ、最南の地方です。



一般的な、ニュージーランドの国道。
舗装は割と、ザックリしてます。

どれくらいザックリしてるかというと、



こんな感じ。
ちょっと強く蹴り飛ばしたら砂利がポロポロ。



マシなところは、こんな感じ。
日本のような上質なツルリとしたアスファルト舗装など、どこにもありません。

だから、丈夫なタイヤで走りましょう。

ザクザクの粗い舗装てす。
日本で走るよりも20%ほど走行能力が低下しますから、無理は禁物です。




サウスランド的には、普通な天気。
レンズ雲みたいな雲は、
「ウェスタリー(西風)の雲だよ」と、
いつか誰かが言ってたっけ。



案の定、雨が降り出したので、
ツェルト(緊急用簡易テント)の代わりに、
テントのフライシートを被って休憩中。

これだけのことで、随分と暖かいのです。



はいはい注目!



ガン見。



バルクルーサの町です。
コンクリートの重厚な連結アーチ橋を渡ると、
町の中心。
スーパーマーケットもあります。



実はこの夜から、えらいことになってしまいました。
原因不明なWater Gary peee…。
3日間、ほとんど食べず、水分補給だけで頑張りま…。

吠える45度。

2014年11月19日 | 自転車の旅 海外
現在、南緯45度53分の位置にいます。

西風が強く、
天気は目まぐるしく変化します。


吠える45度の正体。
突如、空を覆う、まるで龍。


空に龍が昇ると、
突風が唸り、
雹(ひょう)が叩きつけるように降り注ぎます。

こうなればチャリダーは手も足も出ません。
ただ、天候が安定するのを待つのみ。
昔の船乗りの気持ちが少しだけわかる気がします。



やまない雨は、ない。
待つことも、安全な旅には欠かせません。


南へ向かう旅は、きょうは足止め。
天候の安定を祈るのみ。

あしたの風を、待ちます。



南へ、ただひたすら南へ、

2014年11月18日 | 自転車の旅 海外

ティマルを過ぎたあたりからは、平野ばかりではなくなってきます。
国道1号線(SH1 メイン サウス ロード)を、ただひたすら南へ走り続けます。


11月15日、ワイマテの町。
SH1から8㎞内陸に入ったところにあります。
観光客が立ち寄らない町、ニュージーランドの由緒正しい田舎町、僕の好きな町。


久しぶりに食糧袋をひっくり返してみました。
結構、持ってるなー。


食べる!


11月16日、再びSH1に戻る。
めっちゃ目立つ!
何年か前、コレに釣られて立ち寄ったなー。
それがワイマテとの出会いでした。
また来るよ!



南へ


南へ


民家の生垣。(笑)
卵に見立てた丸い石は、モエラキ ボールダーといって、このあたりの海岸で見られます。


たまには自画撮りパチリ。
ハンプデンにて。



11月17日、ハンプデンから少し南へ走ったところにあるモエラキの海岸。
10年前にもこのベンチで休んだことを思い出しました。


いい波だなぁ。


ただひたすら南へ


メイン サウスロードSH1沿いの、かわいい町。
パーマストンといいます。
活気があって小粋なかんじ。
次に来たら泊まりたいなと、思いました。


釣り人が鉄橋歩いてます。
いいなー、僕も歩きたい。


11月18日、SH1を海側に逸れます。
この先、絶景。
だけど、めちゃキツイ。


絶景です。二つ目の丘の頂上にて。


風が強いっちゅうねん!
南緯45度強風圏にいることがよくわかります。
風は写真に写らないので、こういうのがあると伝わりますよね。


うねうねうねうね…。
この先、標高100m前後の丘が幾つも連なっています。
南へ、南へ、はぁはぁはぁ…

(本当は素直にSH1を進んだほうが断然ラクです。)


海が、きれいだなぁ。
あの向こうが南極っていうのが、実感湧きません。


鉄橋の下をくぐります。
っていうか、鉄橋違うやん。
木橋?

いったんSH1に合流して、また分かれます。
この先SH1は自動車専用道(都市高速道路みたいなもの)になるので迂回路を進みます。


はいはい、行きましょう。
つまり、カーギル山の登山道路です。


日本の山道みたい。
実際、ニュージーランドにしては勾配が緩めで日本の峠レベル、
ニュージーランドでは割と楽な峠道です。
難易度はアーサーズパスの3分の1くらい。

標高0mから登りはじめて標高400mちょうど。
標高も、よくある日本の国道の峠みたいですね。

峠を一気に下ったら、もういきなりダニーデンの町の中心部に降りてきます。所要時間は2時間位。


ダニーデン駅です。
変なのが写ってますけど気にしないでください。


駅に、こんなのが居ました!


後ろ。カッコええええー!


うおーーー!


鉄分補給だーー!


ダニーデン滞在15分。(笑)

さっさと出発です。長居無用。
風が強いです。
これからさらに標高100m前後の丘をいくつか越えて行かなくてはいけません。

ガンガン行きます。

中略


隣町のモスギルまで来ました。
スーパーマーケットがある!

昨日はビーチに泊まり、ろくに食べてなかったので空腹でフラフラ。
スーパーマーケットでひたすら買いまくり、そして食べまくります。

やっと落ち着きました。ふう~


明日からも、
ただひたすら南を目指して僕は走り続けます。


11月18日、モスギルにて










安くていい宿を探そう!

2014年11月14日 | 自転車の旅 海外
クライストチャーチから南に向けて走ります。
目指すは最南端の町インバーカーギルです。

北海道でいえば、稚内。
かなり、かなーり、遠いです。

辿り着けるのでしょうか?


クライストチャーチの町外れの牧場では、A&Pショーという大きなお祭りをやっていました。
言うならば、南島の農家が総力をあげた
「南島どかんと農業まつり」。

さまざまな動物イベント、遊園地、数え切れない屋台、のみの市、祭り、祭り、祭り
…。
ディズニーランドもびっくり、そんなイベントです。

3年前にはこのA&Pショーに出かけて、農業用ヘリコプター(たぶん農薬散布用)の体験飛行に参加しました。
楽しかったなー。
今回は我慢我慢。



クライストチャーチの町を脱出するルートのうちのひとつ。
都市高速の脇に自転車・歩行者道路があって、楽ちん。
もちろん従来の国道もアリです。



道は、ただひたすらカンタベリー平野です。
南へ。



ダンスタン村でひと休み。


お目当ては、ココの…


サンドイッチが美味しいからに決まってる!

途中、マウント・ハットを源とする大河ラカイア河を渡ります。
橋は、なんと2キロ!歩道無し!
しかも狭い!
自転車は、もちろん車道を走るので、
ちょっと怖い…。


きょうの宿は、この小屋。
クライストチャーチから58km、ラカイア河の畔にあるキャンプ場です。


チープ感が良い。


キッチンあり。
棚のなかに、トースター、電気ケトル、電熱コンロなどが入ってます。


自分の寝袋を使用。
備えの寝具は、マットと枕だけ。
一泊40ドル。



翌日も、ひたすらカンタベリー平野を南へ


ときどき、アルパカを見かけます。

この日は、ドイツ人カップルと、アイルランド人のチャリダーに出会いました。
ドイツ人はさすがパッキングが厳粛で完璧。
アイルランド人は陽気な太っちょチャリダー。会ったのは午後2時頃で、まだ16キロしか走ってないとのこと。しかも自転車はロードレーサー。
それでロングチャリ旅は無理じゃないかと思う。車輪がバラバラになるよ。

太っちょアイルランド人チャリダーと別れて間もなくティマルの町に入ります。
アイルランド人はここから出発したというので、ナンボも走ってないやん!


走行中、チャリダーは、右下のその小さな数字を見逃さない。
早速、きょうも料金交渉にGO!

ラカイアから105㎞、ティマルの町の中心部に近い国道沿いにて。


シャワー、トイレ、ミニキッチン付き。
65ドル。
充分でしょう!


そして男はスーパーマーケットに向かうのだ。


ユースホステルのシングルでも50~70ドルという昨今、40ドル、65ドルの宿。
ありがたや、ありがたや。


きょう南緯44度を越えました。
サザン・ハイウエイ、
旅は、さらに南へ。






ニュージーランドで輪行する。の巻。

2014年11月12日 | 自転車の旅 海外
ニュージーランド南島の北端、本州に例えるならば「青森」の位置にあるネルソンから、仙台もしくは東京の位置にあるクライストチャーチまで、長距離バスで戻ります。
自転車はもちろん積んでくれますが、10ドルの別料金が必要です。



自転車には前後左右に計4つのサイドバック(パニアバック)とハンドルバック、計5つのバッグが取り付けられていて、総重量は60kgを超えます。
大人の男性ひとり分ですね。



長年愛用しているパタゴニアのブラックホールバッグ。海外遠征には欠かせません。
引き摺っても落としても投げ飛ばしても壊れないバッグです。ゴムボートみたいな頑丈な素材で出来ています。



フル装備が収まった4つのバッグが入ってしまうんです。
さすがはブラックホール。名前負けしてないですよね。
バス移動なので、ちょっと甘えて荷台を外してないので自転車バッグ(輪行袋)からはみ出てます。



ネルソンのバスセンターです。バス・エクスチェンジと呼びます。



なぜ?カメラ目線のお兄さん登場。
途中、ブレナムで乗り換え、カイコウラでランチタイムがあります。

朝8時に出発して、午後3時半にはクライストチャーチに着きました。自転車で一週間の道程が、1日で終わってしまった。
居眠りしてる間にも50kmくらい走ってしまう。
僕がゼェゼェした峠もひょん!と飛び越えていきました。
バス恐るべし。

クライストチャーチではビクトリア・スクエアという公園で降車。ここで再び自転車を組み立てました。



クライストチャーチ大聖堂。
ここにはかつて、クライストチャーチの象徴、大聖堂の塔がそびえていました。
あの地震からもうすぐ四年たつというのにまだこんな感じ。

周辺は、ワヤです。
まるで震災3か月後?みたいな感じ。

復興遅すぎです。
kiwi仕事遅いよう。


また北村家にお世話になりました。


今夜は僕が夕食を作りました。
左から、そら豆の和風オムレツ三段重ね、甘辛プルコギ、シルバービートのおひたし


さて。
明日からまた旅の空に戻ります。