ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

サントラつれづれ話

2005年04月13日 | 指輪物語&トールキン
今日は原作読書も進まず、ラジオドラマも聴けなかったので、ネタがありません(汗)昨日エルロンドの会議の話書かなきゃ良かった(笑)
仕方ないのでサントラの話を適当に。前に書いた話も繰り返すと思います(汗)
最近PJ映画には冷めつつある私なのですが(毎週東劇通っててどこが?という話もありますが(汗))、そんな中でサントラだけは飽きないな~と。未だにLotRシンフォニーやると聞けばほいほい行ってしまいますからね。もう9回聴いてるっつーのに(笑)
TTTとRotKは映画を観る前にサントラを散々聴きこんでしまったのですが、その結果かどうかわかりませんが、映画を観るよりもサントラだけ聴いている方が泣けたりする事態になったものでした。
RotK SEEを見てうーん、なんて思ったりしても、サントラを聴いてると素直に感動できたり・・・
RotKのサントラの「王の帰還」は、CDだけ聴いていた時はもうボロボロ泣いていました。実際に映画で見たら、サントラだけ聴くほどには泣けなかったのでびっくりしたものです。まあ、アルウェン&パパロンド登場でかなりひいたのもあるんですが(汗)それ以前の問題のような気も。
なんだか、4年かけて作ってきた音楽が、もうそれだけで独立した作品として成り立っているような気がするんですよね。特に「王の帰還」は、様々なテーマが登場し、最後にはFotRの「ホビット庄の社会秩序」と同じ音楽になるという、にくい演出が、音楽だけ聴いていた方が効いてるような気がします。
「黒門開く」のように、映像と一緒に見ることで真価?が発揮される曲もありますけど。
TTTのアルウェンとアラゴルンのラブシーンのように、場面としては「・・・」だけど、音楽が素晴らしくて救われるシーンもいくつもありました。
TTTラストのアイゼンガルドでのサムの長台詞も好きじゃないけど、台詞は聞き流し、音楽だけ聴いているととてもいい曲なので素直に感動できたりします。・・・好きじゃないシーン皆いい曲がついてたらやり過ごせるのになあ(笑)(シェロブの洞窟の曲は好きですが)
ハワード・ショアは、色んなインタビューで、作曲の際に、単に映画の場面に合わせて音楽をつけるだけでなく、常に原作を頭に置きながら音楽を作ったと言っています。
そのあたりが、映画自体が原作から離れてしまったところでも、音楽を聴いていると原作に近いイメージが浮かんで救われたりする原因なのかな、と思ったりします。
いや、全て素晴らしいというわけではありませんが。RotKでゴラムの背後からサムが現れる場面とかサイテー、と思うんですが・・・(汗)サム悪役じゃないんだから(汗)
「指輪物語」にインスパイアされた音楽というのはたくさんありますが、そんな中でトールキンアンサンブルとドナルド・スワンの曲しか聴いたことがない私ですが(あ、ラジオドラマのサントラもあるか)、トールキンの世界に完全にフィットする音楽を作るというのは難しいものなんだな、と感じます。
ドナルド・スワン氏の曲は、暖かさに満ちてはいますが、中つ国の神秘的な雰囲気が全く感じられず、トールキンもそのあたりが不満だったようです。私はとても好きですが。
一方、トールキンアンサンブルは中つ国の神秘的な部分はよくあらわしていると思いますが、むしろ神秘的で暗い、中世的な方面に傾きすぎている気もします。これもまた好きなんですけどねー。
ショアの映画のサントラは、映像に助けられている部分も多々あるとは言え、中つ国の世界観を巧みに表しつつ、同時に心に訴えるような感動的な音楽でもあったりして、そのあたりのバランスがとても上手く行っている音楽に思えます。
このサントラに出会えただけでも、映画化してくれて良かったよなあ、とつくづく思ったりしますね。
ところで、来年2月開幕の指輪ミュージカルは、ちょっとトールキンアンサンブルに近いような、民族音楽チックな音楽になるようです。
それもまた舞台としては面白いでしょうね。どんな音楽になってるのか(もう完成してますからね)楽しみです。
来年の2月はLotRシンフォニーにミュージカルに、指輪音楽三昧になりそうです(笑)
コメント
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