ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

パイレートクイーン

2009年12月21日 | ミュージカル・演劇
かなりボロクソに書きますので、この作品お好きだという方は読まれないことをおススメします。間違って読んでしまって気分を害されたらごめんなさい。
石川禅さんが出るけどそれだけではなかなか観に行く気にはなれず、音楽がシェーンベルクだというのが後押しになって観に行ってみたのですが・・・
ん~、久々にここまでつまらない舞台を観ましたね・・・(汗)
日本版の演出のせいでつまらなくなっている部分というのもあるかもしれないんですが、根本的に脚本がダメですよね・・・
素材的には面白い話だと思うんだけど・・・なんかあまりにも表面的にしか描いてないというか、ストーリー追ってるだけというか・・・
主人公の葛藤とかも、ありがちな正義の味方的なものだけで、あまりにもステレオタイプというか浅すぎ・・・まあ勇敢な女性というのもステレオタイプではないかもしれないけれど、今時珍しくもないもんな、戦うヒロイン・・・
グレースとの対比としてエリザベス一世の存在が・・・というのも面白い発想なんだけど、これまた何のために出てきたのやら・・・だったし。
MAとかルドルフthe Last Kissとか散々に文句言いましたが、まだあっちの方がちゃんとしてた・・・
普通、一幕がつまらなくても二幕になるとそこそこ持ち直したりするんですが、それもなかったなー(汗)
アイリッシュダンスもまあそれ自体はいいんですが、なんか話と噛み合ってないというか・・・いや浮いてるってほどではないんだけど。
たとえばTanz der Vampireみたいに、ストーリーはどうでもいいけどダンスの迫力だけでも観て面白い、という感じでもないしな・・・
音楽も、アイルランド風のとかはいいんですが、普通のナンバーが全然印象に残らず・・・シェーンベルクなのに・・・脚本が良くないと音楽まで今イチになってしまうものか・・・
ウーマン・イン・ホワイトの曲は良かったけどなあ・・・あ、話もあっちの方がずっとマシでしたし。
というわけでこれ以上の感想もないんですが・・・(汗)文句言う気にもあんまりならないなんてのも珍しい・・・(汗)
キャストですが、保坂知寿さんはなかなかハマリ役かな、と思いました。元宝塚の人とはまた違う感じていいんじゃないかなと。歌も昔に比べて随分上手くなりましたよね。下村さんもそうだけど。
涼風真世さんのエリザベス一世は、なんかMAのマリー・アントワネットと同じような感じだったけど・・・(汗)エリザベートは観てないんだけどどんなだったんだろ。
しかし、見事にエリザベス一世そのもののメイクでしたね~。衣装もすごく豪華できれいでした。
宮川浩さん、超久しぶりにお見かけしましたが(汗)歌上手かったんだなあと久々に観て思いました・・・
あと、オフラハティの族長、こんな背が高くて歌の上手い人いたっけ?と思ったら中山昇さんだった・・・(汗)宮川さんの久々の起用といい、もしかして男性陣人材不足?(大汗)
あ、帝劇にオケピットがないの初めて観たなあ。
とまあ感想はそんなところです・・・(汗)
コメント (2)
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