ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

聖コロマン教会へ1

2009年12月28日 | 旅行
アルプ湖周辺を少し歩いた後、いよいよ聖コロマン教会まで歩くことに。
道は一本道でまあ迷いようがないのですが、結構距離あります・・・40分は歩いたかな。炎天下で結構疲れました・・・レンタサイクルとかできたらよかったのになあ。(フュッセンの駅にはレンタサイクルがあったようですが、ホーエンシュヴァンガウまで自転車で行くには上りがきついでしょうね・・・行けないことはないと思いますが)
でも、聖コロマン教会に向かう道すがら、ノイシュヴァンシュタイン城が違う角度から見られるので結構楽しい道程でした。
山の上にあるイメージでしたが、むしろ小高い丘にある感じなんですねー。


歩き出してからわりとすぐの写真。


もう少し歩いてからの写真。
こうやって延々少しずつ違う角度のノイシュヴァンシュタイン城を撮りまくってしまった(笑)いや、たくさん撮れば中にはベストショットがあるかなーと。デジカメってこういう時いいですよね。
でも、どうも午前中は太陽の位置がよくないのか、光が妙なハレーションを起こしてしまって、あまり上手く撮れなかったんですよね・・・
行きよりも帰りの方が更にハレーション起こしてる感じだったので、朝早い方がいいのかもしれません・・・
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のだめカンタービレ最終楽章 前編(ネタバレ)

2009年12月28日 | のだめカンタービレ
珍しく初日に見て来ました。というか初日に映画観るの初めてかも。LotRは初日じゃなくて先行上映で観てたから初日は行かなかったんだよな。
翌日に観ようかと思ってチケットだけ前日に買おうと思って行ったらそんなに混んでなかったので、じゃあ今日観ちゃえ、ということで観てしまったのですが。
土曜の昼なので覚悟してましたが、両隣の中学生くらいの子たちがうるさかったな・・・まあおしゃべりは最初のうちだけでしたが、お菓子をとっかえひっかえ出してきて最後まで食べ続けてたのには・・・静かなシーンでバリバリ食べるのはちょっと勘弁して欲しかった・・・(だからレイトショーが好きなんだな・・・)
でも、人がたくさん入っていたので、笑うシーンでドッとウケてたのはちょっと楽しかったですがね。でも次回はレイトショーにしよう・・・

以下少しだけネタバレありです。たいしたネタバレではないと思いますが、むしろギャグのネタバレに注意、かも。一応前編ラストの監督が最後は秘密にしておいて、と言っていたと思われる部分は反転文字にしますが・・・でもあれ原作知ってると別にネタバレでもなんでもないんだけど・・・

スペシャルドラマもそこそこのレベルだったのである程度は心配してませんが、映画としてどうかな・・・と思ったんですが、まあ映画としてすごく出来が良いとは言えないかなと思いましたが(どうしてもやっぱりテレビの人が作ってる感じはしたかな)、普通に面白く観られたので、良かったと思います。映画としての評価を離れて単に「のだめ」の続編としては文句なしに面白かったですし。
SPドラマを観てやや心配していた外国人キャストも、SPドラマよりもさらにこなれていたし、吹き替え音声もテレビよりも違和感なかったし、で自然に観られて良かったです。このあたり、映画になって予算がたくさん使えるようになったメリットが出ていたかなーと思いました。
一方で、大画面になったスケール感とかはさほど感じなかったかなー(汗)風景とかドラマの方が印象的だった気が・・・(汗)
5.1chサラウンドでオーケストラの音を、と言われても、生の音には負けるもんなあ。特に冒頭のベト7は、どうせあのシチュエーションならチェコフィルとかの録音にすれば良かったのに、と思ってしまいましたが(汗)
あ、でもたいして大きくもないし音響もたいしたことないシアターで観ちゃったからかなあ。地元のシネコン、音響はシネコンにしては今イチ・・・そして初日にもかかわらず一番大きいシアターはONE PIECEに取られちゃってたという(汗)
脚本的にも、SPドラマもそうでしたが、上手くまとめているといえばまとめているけれど、せわしない印象もなきにしもあらず・・・特にラストはちょっと唐突になってしまいましたね。
そんな訳で映画としてそんなに高評価はできないかなーと思うのですが、それでも最後まで楽しんで観られただけでも低い評価にはならないですね。つまらなくてどうしようもない映画ってのも存在しますからね・・・
で、「のだめ」の続編として観ると、期待通りの出来だったし、映画になった分細かいところがスケールアップして、より良い作品になっていたと思います。先に書いた外国人キャストについてもそうですし。
ギャグなんかについては、連ドラ、SPドラマと続いてきた成果が出ているというか(笑)
キャストの演技も良かったですが、演出の力も多分にあるだろうな、と思いました。ギャグのシーンも含めて。キャストのちょっとした表情でグッと来るような場面もありました。
特に良かったのがマルレオケのエピソードですねえ。マルレオケのエピソード、原作でも大好きだったので、映画化にあたって楽しみにしつつも、SPドラマの感じを観てるとちょっと不安だったりもしてたのですが、予告観たらちょっといいかな・・・と思いつつもやっぱりちょっと心配してたんですが、いやー良かったです!
キャストがちゃんと演技できてしかも楽器できる人を集めてきたのも良かったし(しかし楽器弾けて演技もできる日本在住の外国人ってこんなにたくさんいるんですね・・・チェコ現地調達の人もいたみたいですが)、原作よりちょっとエピソード膨らませてたのも良かったですね。奥さんに逃げられたとか、チェロの人は大家族だとか。
ラストの演奏会ではそんな家族の人たちも観に来ていて、短い時間でそういうドラマも見せていたのが上手いなあと思いました。とてもあったかい感じだったし。
ポールファミリーも地味に映っていてちょっと笑いました。あんまりウケてなかったけど(汗)私的にはむしろ「こんなとこ原作に忠実で・・・」というのがおかしかったんですが。だってあれ結構時間かかると思うし・・・(笑)でもどうせなら原作どおりおじいちゃんもやって欲しかったなあ。
チェロのダニエルの執事さんも結構おかしかったんだけど誰も笑ってなかったな・・・
練習場までバスで行く必要ないんじゃないかとかも思いましたが、あのオンポロバスに皆で乗ってる感じもなんかほのぼのしてて良かったなあ。黒木くんまでちゃんと乗ってて(笑)
あと、チェコの名優が演じていた定期会員のおじいさんが効いてましたねえ。画面に映るとうるっと来ました。
あとですね、私原作では実はポールが一番好きなんですが(というかあんまり好きなキャラクターがいないというか(汗))、なんか映画のポールも結構好きかも(笑)チャド・マレーンさんが好みってことはないと思うんで(爆)やっぱりポールってキャラクターが好きなんだなあ。ファゴットの募集にバソンで乗り込むなんてカッコイイじゃないですか。
映画のポール、大阪弁もポールファミリーも今イチウケてなかったけど(汗)不思議と原作どおりでなんか良かったです。
ボロボレロを演奏してる時の千秋のリアクションも面白かったし、原作で面白いと思ったエピソードはだいたい再現してくれていて、しかもプラスアルファの部分もあったりして、マルレに関してはかなり満足です。
あ、テオは、当初なだぎ武さんと聞いた時はちょっとガッカリしたんですが、予告か見るとディランとは全然違う感じなのでちょっとホッとしていたのですが、お笑いの人持ってきたにしてはテンションが意外と高くなかったかなー。原作ではもっとテンション高いイメージだったんで。ちょっと川平慈英さんのイメージだった(笑)
「ヴァイオリン入ります!」とか、もっと笑えても良かった気がするんだけど・・・やっぱり演技上手い役者さんにやって欲しかったかな・・・
松田さんの谷原章介さんはハマり役でしたが、松田が登場した意味あるのかな・・・あんまり話の筋と関係なかったような。しかしジャンのポスターに落書きするシーン、原作では単行本の余白に書いてあったカットなのに映画でまで再現しちゃうとは(笑)
あとは、やっぱり樹里ちゃんは上手いなあと。シリアスな場面はもちろんなんですが、なんかギャグのテンポとかキレが・・・演出のおかげもあるんでしょうけど、それにしてもやっぱりすごいなあと。
「面白い訳ないデスよ!」とか「空気読めって言ってんデスよ!」とかのトーンの変わりっぷりは思わず笑っちゃったし、シャツの臭い嗅ぐシーンも、原作どおりで知っているにもかかわらず、なんかすごいおかしかった(笑)
変態の森のダンスシーンのノリノリっぷりもかわいかったな~(笑)単にオーバーアクションなだけじゃなくて、何というか独特のノリがあって、あのシーンだけでも観に行く価値あると思いました(笑)
ラン・ランののだめのピアノ吹き替えは、さすがに上手いし、今までよりも奔放な感じが出てたと思いますが、やっぱりなんかタッチが強すぎて男性っぽい感じがしたなあ・・・
ギャグは全体的にさすがに手馴れてる感じでしたね。飛行船とか、出てくるタイミングが絶妙なのがすごい上手かったし(笑)あ、ジャンのポスター、後で良く見たら原作のポスターと全く同じ構図でしたねー。そんなとこまで原作に忠実ですごいなー。
個人的にはのだめがRuiにお茶を出すシーンの湯飲みが笑った! 原作では緊張で?湯飲みが揺れてたんだけど、わざわざ安定しない湯のみにしてるのが「そこまでして再現するかー!」という意味で笑えました(笑)
あれ、底が丸い湯飲み作ったのかと思ったら、講談社から出てる映画のガイドブックのレポートによると、底にばねをつけてるんだそうです。それにしたってわざわざ・・・ですよね(笑)
池に落ちるシーンが人形のまんまというのも・・・(笑)あれ、スタントの人でも撮影したのに結局人形のを使ったという・・・スタントの人かわいそう(汗)
のだめ人形は知名度も上がった?ので敢えて使ってるシーンが多かったですね。ラストもあの状況で人形かよ! でしたし(笑)
実写版のだめと言えばサントラに使われるクラシックの選曲で結構笑わせてくれるのが楽しみでしたが、連ドラ→SPドラマ→映画、と笑える選曲は少なくなっているかな・・・連ドラの回転寿司で白鳥の湖とか、こたつ入るシーンでアルルの女とか、高橋くんの出てくる場面でアランフェス協奏曲とか、SPドラマでは黒木くんがのだめの汚部屋を観てショックを受けるシーンでアルハンブラの想い出とか、音楽で笑わせてもらったものですが。
こういう選曲、誰がやってるのかずっと気になってましたが、武内監督がやってたんですね。既出のガイドブックなどにもそのあたりの話が載っていて面白かったです。
LoveCLASSICってムック本が出ていて(音楽雑誌の別冊か何かかと思ったらむしろアイドル系?の雑誌がクラシックよりに作ってみた本らしい・・・)、音楽の話中心なのでここでも武内監督の選曲の話が出てましたが、撮影している時に既に使う音楽をある程度イメージしていて、そのテンポで撮っていたそうで。そんな話聞いてると、後編監督変わって大丈夫かな・・・という気がしますね・・・
後編と言えば?千秋父は結局出ないようですね・・・ガイドブックにも映画には出てこない人物として挙げられていたし。まあ連ドラの時から父親の話はほぼスルーだったのでそういうこともあるのかなとは思ってましたが。
千秋父が出てこないからというだけではないですが、ラストの展開もちょっと唐突な感じが・・・
原作では千秋が引っ越す決意をするのは、バッハの弾き振りに嫉妬?したのだめがわざと千秋のところに行かなくなり、千秋はのだめが来ない寂しさと子どもの頃同じ部屋で父親を待った記憶が重なり、「この部屋で誰かを待つのは嫌だ」と思うようになったからなのですが・・・
このあたりが、映画のままだとかなり唐突で、「なんで???」という感じになりますよね。時間の経過も原作では1,2週間経ってると思うのですが、映画だともう翌日くらいの感じだし・・・
父親の話も絡まないので、このあたり後編でどう処理するのかなあ・・・
色々とカットされてるシーンもありそうですけどね。のだめの柔ちゃんヘアへのツッコミもなかったし。DVDで復活するシーンもあるのかな。またディレクターズカットで・・・

というわけでだらだら書いてたらものすごくとりとめない感想になってしまいましたが(汗)
まだ何回か観ると思うのでまた感想も変わるかもしれませんが、とりあえずはまあまあ面白かったかな、という感じです。
今年観た映画の中での順位はまた後日映画カテゴリで総括しようと思いますが、年内にできないかも(汗)
コメント (2)
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