ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

銀河旋律

2011年09月03日 | ミュージカル・演劇
キャラメルボックスの緊急公演で、普段はハーフタイムシアターで上演される「銀河旋律」が上演され、見てきました。
いや特に好きな作品てわけではないんですが、ファンクラブ会員限定公演で久々に菅野さんが登場するというのでRちゃんが行きたいと。私も阿部丈二さん主演なのはちょっと見たいかなと思う要素だったので、REDチームで行きました。
どんな話かすっかり忘れてたんですが、見ていて思い出しました。女子高生三人組がすごく面白かったということを(笑)
私が以前見た時は、三人組が真柴あずきさん、伊藤ひろみさん、中村恵子さんというかなり年齢に無理のあるキャストだったんですが、それがまた面白かったんですよね。
しかしGREENチームではなんと高校生三人組が男子! どうするんだろ、普通に男子高校生でやるのか、まさか女装!? と気になりましたが、普通に男子でやったようですね。ちょっと見たかったなあ。
今回は順当に若手キャストでしたが、やっぱり面白かったです(笑)
阿部丈二さんは主演じゃないほうが好きなんですが、ヒア・カムズ・サンで結構面白いキャラの主人公だったので、いいかなーと思ったんですが、ヒア-はあて書きだもんなあ。やっぱりキャラメルの主人公だなあ、という感じではありましたが、そんなに鼻につくような感じはありませんでした。人によるのかな。大内さんが主演の時もそうだな、そういえば。
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水曜日のエミリア(ネタバレ)

2011年09月03日 | 映画
ナタリー・ポートマン祭り第三弾(笑)
初日に映画なんてよほどじゃないと観に行かないんですが、日程の都合で初日に行くことに。しかも初回が14時とかだったので生まれて初めて初日初回で観ました・・・(汗)
そしたら、終わったら出口でぴあの調査員?が待っていて、満足度を聞かれました。こういうの実在してたんだ~という感じ(笑)
そして、高評価を出したら、「写真とお名前入りで次号のぴあに載せさせていただいていいですか?」と言われ・・・お断りしましたが危うくぴあに出るところでした(笑)

そんな訳で私としては思いがけず高評価でした。全然期待してなかったんだけど・・・
なんか良く出来てたと思うし、ナタリーも今年見た映画の中では一番自然にかわいかったかな。
エミリアのわが子を亡くして苦しむ気持ちが実は罪悪感からだったとか、略奪愛の原因は父親だったとか、エミリアの行動の原因がシンプルながらも丹念に描かれていて、しかも謎解きのように後から原因がわかるようになっているのもよく出来てるなあと思いました。
エミリアの罪悪感を救うのが仲の悪い前妻だったりとか、カタルシスもなかなか。
中でも、継子のウィリアムの変化が良かったですねー。
頭の良い両親、特に医者の母親に過保護に育てられ、(でも多分両親とも忙しいからそんなに構ってもらってはないはず)頭でっかちであまり他人の気持ちを思いやることができないウィリアム。まあまだ幼いですけれど・・・
生まれたばかりの妹がすぐに死んでしまって、なんだかよくわからない気持ちを抱いたまま、赤ちゃん用品を売ろうと言ったり、エミリアにとっては無神経なことを言ってしまいます。
そんなウィリアムが、彼なりにエミリアの哀しみを理解しようとして、死んだ妹を天使として家族の絵に描くようになり、最後には異父弟の誕生を楽しみにするようになった成長に、なんかきましたねー。
本当は妹の誕生に何かを感じていたのに、それを気持ちとして理解する前にあっという間に妹がいなくなってしまって、何かもやもやしたものが心の中にあったんじゃないでしょうか。その後悔の気持ちが、新しく生まれる弟への期待になっていたんじゃないかと。
また、この絵をエミリアが見る場面が直接には出てこなかったあたりの演出も良かったですね。
エミリアは父親に対して確執がありますが、そのエミリアの父と血のつながらないウィリアムは仲良くなります。エミリアのことも、母親ではないけれど「家族」として認識するようになるウィリアム。
エミリアを嫌っていた前妻も、ウィリアムを通し、最後にはエミリアの存在を容認しているような感じになってました。
家族の絵に両親とエミリアと天使の妹を描いたウィリアムにとっての「家族」は、離婚・再婚も珍しくないであろうアメリカの、これからの家族の姿を現しているのかなと思いました。血はつながっていないけれど家族、という。
エミリアの父親への確執も含めて、私にとっては家族の映画かなあと思えたのですが・・・
しかし、新聞の評を読んだら、「仕事も恋も出産も全てを手に入れたいN.Y.の女性の病理」みたいなことが書かれていて、同じもの観てこんなに見方が違うものか、とびっくりしました。
確かに、新聞評のような面もありますし、それも描かれていたことのひとつではあるのでしょうが、私には違う面が心に残りました。まあ、私みたいな感想の人の方が少ないみたいですけど・・・(汗)
ただ、気になるところもあったのですが。エミリアの仕事ぶりがほとんど出てこなくて、弁護士ってこんなに家庭のために時間割けるものなの? とか思いました。仕事で悩んだり苦労することもあるだろうに、そういうのが全く出てこないし・・・まあ、話を絞り込むために敢えて描かなかったのかもしれないけれど。
あと、出てくる人たちの職業が弁護士だの医者だのばかりで、人種的にも見事に白人ばかりで、今のN.Y.姿としては違和感を感じました。ウィリアムが通う公立学校も「色んな子どもたちと接することができる」みたいなことを言っていたけれど、そういう雰囲気は出てこずじまい。ウィリアムのシッターもN.J.に住む白人女性だったし。この辺も話を絞り込むためだったかもしれないけれど、ちょっと違和感がありました。
ナタリーは「ニューヨークアイラブユー」でアフリカ系のシッターの男性の話撮ってましたけどね。
まあそれでも、狭い世界の中の話としては上手くできてるなーと思いました。
そうそう、アンソニー・ラップが出ていてびっくりしました。最初にクレジットでAnthony Rappって出てきて、同姓同名の人?と思ったら思いっきり本人でびっくり。
ナタリーの同僚の弁護士で、もう一人の女性とともに気の置けない仲間という感じ。いわゆる恋愛対象では全然ない異性の仲間という感じの役でした。途中出てきた台詞がジョークなだけでなければゲイって設定? だとするとまさに鉄板ですね。
アンソニーの優しい感じが役柄にぴったりで良かったです。

てな訳で今年見た映画の順位。
1.エンジェルウォーズ / 2.水曜日のエミリア / 3.アレクサンドリア / 4.マイ・バック・ページ / 5.ナルニア国物語第三章 アスラン王と魔法の島 / 6.紙風船 / 7.ブラックスワン / 8.ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路 / 9.グリーンホーネット / 10.GANTZ PERFECT ANSWER / 11.GANTZ PART1 / 12.抱きたいカンケイ
予想外の高順位。

あと今年観に行く予定の映画
鑑賞済み「メタルヘッド」「マイティ・ソー」「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2」「トランスフォーマー/ダークサイドムーン」
公開中「うさぎドロップ」「ハンナ」
9月23日公開「プリースト」
10月28日公開「三銃士」
10月29日公開「ステキな金縛り」
11月25日公開「ハッピーフィート2」
コメント (2)
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