コール・ブロックの指輪物語の絵を集めたA Tolkien Tapestryが届きました。当初9/13くらいだったのが19日に届きました。
お届けのお知らせが来た時、メール便ってなってたので、そんなに薄いの?と思ってましたが、実際結構薄くて軽かったです・・・(汗)
薄いにもかかわらず、さらに4分の1以上が解説の章で、いったいどのくらいの絵が収録されてるの?と思いましたが、なるほど、1ページに2枚分入れたりして、結構小さくなってる絵が多かったですね。
まあ、無地の背景に人物2人だけとか、わざわざ1ページ使わなくても、という絵もあるにはあったんですが、もうちょっと大きくてもいいんじゃないの? と思う絵も多かったですね・・・(名刺より一回り小さいくらいのサイズになってたんで)うーん、このお値段ならもうちょっとページ数増やして大きい絵で見たかったなあ。
絵全体の印象としては、FotRが多いな、というところでしょうか。まあ話の長さから行っても順当かもですが・・・
ホビットの絵もありましたね。袋小路屋敷が競売にかけられてる絵とか、カレンダーにも出てましたがビルボとゴクリのなぞなぞの場面とか。
そして水辺村の風景とかサムがガンダルフに耳ひっぱられてるところとか袋小路屋敷での最後の夕食とか堀窪のお風呂の場面とか、なんかのどかな絵が多いのが印象的でした(笑)もちろんナズグルとか出てきて幻想的で怖い絵もあるんですけど。
一番笑ったのは、しだ家のビルがりんごぶつけられる場面とかあったことですね(笑)しかもなぜか1ページ丸ごと掲載(笑)
馳夫さんはカレンダーでも帽子にひげの次元大介みたいなキャラクターで描かれてますが、ブリー村あたりだと口元をマントで隠していてスナフキンっぽい雰囲気が・・・(汗)
最後の憩い館はちょっと親しみやすいコテージ風(笑)
エルロンドの会議は出席者超少ないんですけど・・・エルロンド、ガンダルフ、アラゴルン、ボロミア、レゴラス、グローイン、フロド、ビルボ&覗いてたサムのみ・・・エルロンドは面子見て「これエルロンドだよな・・・」と類推してようやくわかる感じですが(汗)あとビルボがハゲてるんですけど~(汗)
バルログが結構かわいいです(笑)絵が小さいのが残念。
ギムリにつれられてフロドとサムがケレド・ザラムを観に行くなんてマイナーな場面もあったりして。
白になったガンダルフが今までのことを語る場面ではガンダルフの体を霧降山脈と地下に見立てて体の上にそれまでの場面がタペストリーのように描かれていたのが面白かったですね。
アイゼンガルドでメリピピが仲間たちと再会する場面、ガンダルフやセオデンたちの口がにっこり逆への字になってるのもなんかかわいい(笑)
エオウィンが魔王を倒す場面は、3枚もありました。だんだんシンプルにそぎ落とされているのがわかって面白いです。最終的には雪の鬣は省略されてたんですね。(カレンダーの9月がまさにその絵です)というか、エオウィンの影にセオデンがいることにこの本で見て初めて気がつきました・・・(汗)
灰色港の場面はなく、ホビット庄の掃蕩までも行ってなくて、ホビットたちが庄察隊に連行?されている場面が最後でした。
あ、レゴラスとギムリが燦光洞に行くシーンなんて原作にない場面がありましたよ~。戴冠式も結婚式も出てこないのに・・・
登場人物では奥方とかアルウェンが出てきませんでしたね~。まあどうせ美人には描かれないからいいんですけど。(ゴールドべりは出てきたけどやっぱりあまり・・・(汗))
ファラミアもほとんど出てきませんでしたね。ラス・ディネンに運ばれてる場面だけ・・・イシリアン野伏が描かれている場面もありましたが、どれがファラミアだかわかんないし。(基本的にその他大勢のゴンドール人と同じ描かれ方・・・)
そんな訳で、もうちょっと大きい絵だといいな・・・と思うところは多々ありましたが、今まで見る機会がなかったコール・ブロックの絵を見ることができて嬉しかったです。やっぱり面白いです、コール・ブロックの絵は。
イントロダクションの解説も読むと面白いんでしょうが・・・(汗)ちらっと見たら、コール・ブロックが影響を受けた?中世画なんかも載ってました。(これってもしかしてトールキンカレンダーの解説とだぶってる内容かも・・・)The Music of the Lord of the Rings Filmsも読んでないくらいなので(汗)いつか読めるといいなあ・・・