ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ホビットDoSネタバレ感想 ミーハー編

2014年01月17日 | 指輪物語&トールキン
追記 最後の方にツイッターでの感想のまとめへのリンクを貼りました

さて、ここからは話の順に良かったところ、面白かったところについて書きたいと思います。
全体的な感想は辛口編に書いてます。タイトルのとおりかなり辛口ですので、批判的な意見を読みたくない方はご注意ください。
こちらの記事でも同様に映画DoSのネタバレですので、白字にします。読むときはドラッグして反転させて読んでください。
なお、原作のネタバレも含まれますので、3作目のネタバレを回避している方はご注意ください。
追記 スマホ用画面で見ると白字が白になっていなくて、見えることがわかりました…(汗)
字の色がグレーに薄くなっているところはネタバレ部分ですのでご注意ください… 追記終わり
(追記:時間も経ったしみづらいので、白字表記解除しました。)

まずは冒頭。サントラを聴いていた時、「あれ、これFotRでブリー村に入った時の音楽だ。何だろう…」と思っていたらなんと、本当にブリー村に入った場面だったので映画館で一人で噴きそうになってしまいました(笑)
いやー、RotKやAUJで、自然のテーマ(蛾のテーマ)が出て来てるけどまさか蛾は出ないだろう、と思っていたらまさかの蛾の登場、の時と同じくらいの衝撃でした(笑)
さすがにあのサントラでブリー村から始まるとは予想できなかったなあ…(笑)
導入としては、原作にもあるし(終わらざりし物語ですが)、良かったのではないかと思います。
原作と違い、ガンダルフはドワーフ軍を編成するように推してますね。それなのに忍びの者も必要だと思ってたのか…ガンダルフがどういう構想でいたのか謎です。(原作もだけど)
ところで子馬亭のウェイトレスの女の子、ケイティちゃんに似てたけど違う?

ビヨルンは出番ちょっとでしたね…3部に期待して良いものか。
ビジュアルは、考えたなあ、という感じで結構好きなのですが、もうちょっと動物たちに慕われてる感じが欲しかったなあと。あれだと単に家畜をたくさん飼ってる人にしか見えなくて…
もしかしたらラダガストとキャラが被るからやめたとか?(汗)

ガンダルフはしっかりエレボールまで一緒に行くつもりだったんですね。「自分が行くまで山に入るな」というのは、トーリンが無謀とも思える行動に出た理由としては上手いかな、と思いました。原作では単に本当に後のこと考えてなかっただけだったけど(汗)映画のトーリンでそれはまずいですもんね…

闇の森、ボンブールが寝ちゃうシーンなかったですね。スチールは観たので撮影はしたと思うのですが…EEに入るといいなあ。

ビルボが蜘蛛と戦うシーンはちゃんとあって良かった!
いや、レゴラスたちが出て来るのわかってたので、ビルボちゃんと活躍してたかどうか気になってたんです…
指輪への執着が早くも出て来ているのは、LotRとのつながり的には良いのではないかなと思います。トールキンだってLotRの話を前提にしていたとしたら、指輪の描き方も変わっていたと思いますし。

しかし、オルクリストはレゴラスががめてたんですね…なんかムカつくな~(笑)ちゃんとお父さんに報告しなよ!

後から後から武器が出て来るフィーリかわいかった(笑)

スランドゥイルとの会見?の後、首尾をバーリンに訊かれてドワーフ語で毒づくトーリンがかわいくて好きですね(笑)声だけなのがまた(笑)
その後、「望みはそれだけではない」とトーリンが言ったのが意外でした。トーリンがビルボを信頼してるのか、と思ってちょっと嬉しかったな。
でも、もしかしてビルボがなんとかしてくれるだろうという不確かな望みだけをあてにして、スランドゥイルの前で意地張ってたのか?と思うと…原作のトーリンっぽくてもっと嬉しいですね(笑)

樽流れの場面、テーマパークのアトラクションみたいで結構楽しかった。あんなに上手く縦のまま流れるはずないと思うけど(笑)
レゴラスがドワーフの頭踏み石にして戦うのも面白かった(笑)まずドワーリンからなのはお約束ですね(笑)踏まれて不機嫌なドワーリンもちゃんとやってくれて満足です(笑)
トーリンが流れ去り際にレゴラスを助けてあげるのもちょっと良かったな。

バルドがお金に困ってるって設定は物議を醸すかもしけないけど、私は結構人間くさくて好きですね。
バーリンの世慣れた交渉上手なところもいいなー。
魚まみれはリンゴよりひどい…
しかもトイレから家に入らされたり、原作よりひどい扱い…そしてまずドワーリンからなところが美味しい(笑)

バルドの子どもたちかわいいんですが、せっかく子供出て来るんだから、ビルボとかドワーフとかともっと絡んで欲しかったなあ。RotKでベアギルが出て来なかった代わりに。
船の中でビルボが、ドワーフたちとは別にバルドと話をしていたような場面がありますが、ビルボとバルドの会話の場面とか、EEには出て来るのでしょうか。
今回、ビルボは良かったんですが、他のキャラクターとあまり絡んでなかったのがちょっと物足りないと感じた原因のひとつなのかもしれれません。
そういえば、以前やったスニークピークで撮影風景をやってたシーン出て来なかったな…EEには入るんでしょうか。

(スクリプト見たら、ビルボがティルダに毛布もらってありがとうと言ったり、パインがギリオンについて熱弁するのにドワーリンが「おとぎ話だよ」と言ったりする場面ありました…)

黒い矢ってあんなでかい武器なのか…まあ竜を倒すにはあれくらいないとかもだけど。

トーリンとバルドの会話、なんかちょっと嬉しかった。こういう原作にない場面とかは好きなんだよな…

エレボールに出発する時に着てた鎧、皆途中で捨てて来ちゃったの?(汗)忍び込むのには邪魔だから?似合ってない人はいたけど(汗)トーリンとかカッコ良かったのに。

秘密の扉が月の光で開くっていうのは、話盛り上げようと無理にやってる感がありありでちょっと…でしたが(汗)
しかし、もしかしてビルボがスロールの地図持ってたのって、ここで渡されてからずっと持ってたってこと? いやFotRで観た時、まさか本物のスロールの地図ではないよな、と思ってたんだけど、本物だったんだやっぱり…
どうせならちゃんとトーリンから譲って欲しかったですけどね…

ビルボがスマウグと会った時指輪をはずしちゃいましたが、映像的にせっかくの3Dが勿体ないので、あれは正解かなーと思いました。原作とは齟齬が出てきちゃいますけど。

とまあ、つらつらと並べるとこんな感想ですね。本当にまとまりない…(汗)
また日本語で見たら感想書くかもしれません。

追記
ちなみにツイッターでつぶやいた感想をまとめたものがこちらです。もちろんネタバレですのでご注意を。
今後も思いついたらいろいろ呟いていくと思います。
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ホビットDoSネタバレ感想 辛口編

2014年01月17日 | 指輪物語&トールキン
さて、いよいよDoSのネタバレ感想です。
ネタバレ部分は白字にしますので、読む場合は反転してお読みください。
ただし、RSSなどフィードで観るともちろん伏字になりませんので、ご注意ください。
あ、原作のネタバレ配慮は基本的にしていませんので、原作を読んでいない方には3作目の展開のネタバレにもなりますのでご注意ください。
追記 スマホ用画面で見ると白字が白になっていなくて、見えることがわかりました…(汗)
字の色がグレーに薄くなっているところはネタバレ部分ですのでご注意ください… 追記終わり
(追記:時間も経ったしみづらいので、白字表記解除しました。)

まずは全体的な感想…というか、ネタバレなし感想で書いた違和感を中心に書きたいと思います。
結構辛口ですので、批判的な意見読みたくない方はご注意を…
面白かったところなどはミーハー編に書いてありますので、そちらだけご覧いただくというのもありかなと思います。

タウリエルが案外悪くなかったので、闇の森までは結構良かったんですよね。
しかし、タウリエルは良かったんだけど、男どもがダメダメだった…(汗)
タウリエルって、女子が必要というのもあったと思うのですが、もしかしてキーリを目立たせたくて出したのかな、と思ってしまいました。
なんか、無理にキーリを目立たせようとしてる?という無理な展開が…。特にあの怪我ね…
予告の時は、元気に樽から弓を射ていたと思うんですが、変更しちゃったんですねえ。
AUJの時の無邪気でバカっぽいキーリが好きだったので、ちょっと今回かなり株が下がりましたね、私的には(汗)
フィーリも、なんだかキーリのおまけのような扱い…もうちょっと違う描き方はできなかったのかなあと。
というわけで、私的にはAUJで結構好きだったフィーリとキーリが割とどうでもよくなってしまいました(大汗)
AUJ見た時点では、3作目最後まで観るの辛い…と思ってましたが、割と心静かに観られそうです…(汗)

レゴラスもなー。あのキャラクターが果たして本当にFotRにつながるのか。
映画のレゴラスはすでに原作とは別人なんですが、映画は映画で、ピュア?な戦闘マシーン(汗)というちょっと不思議なキャラクターになっていたと思うので、今更人間臭い(エルフですが…)キャラクター付けされてもなあと…
鼻血出したり肉弾戦で苦戦したりとかもレゴラスの戦い方としては違和感だったなあ。
レゴラスのことはどうでもいいと思ってましたが、意外とこだわりがあったみたいです(汗)まあギムリの相棒としてふさわしくあって欲しいですからね…(笑)

まあ、このあたりは最後まで見てから評価を下さないとフェアではないと思いますが…

タウリエルとキーリの牢での会話は結構好きなんですよね。キーリと母親(ディスさん生きてたんだな…)のエピソードもありそうで良かったし。母親も外の世界も知らないタウリエルがキーリに惹かれるのはわかるなーと思いました。
あのまま、恋愛未満な感じのままだったら、結構いいなと思ったかもしれないんですが…
アルウェンと重ねるのもどうなのと。あの場面、サントラ聴いてだいたい予想ついてたので心穏やかに観られましたが、全く知らずに見たら「なにこれー!」だったと思います(汗)
だいたい普通のシルヴァンエルフにもああいう力あるものなんですかね…レゴラスなんか使ってたことないですよ。(使う気がなかっただけ?(^^;))
王の葉についても、あれってヌメノール人が持ち込んだもの、ということは、闇の森とか湖の町あたりまで分布していたものなのか?
そして、王の葉の効用を、闇の森のエルフや、ボフールのような普通のドワーフも知っていたものなのか。そのあたりも疑問ですね…
そう言えば、事前の情報ではタウリエルがエルフの力でバルドの娘を助けるシーンがあるとか言ってたけど、もしかしてそれがキーリに変更になったのかな…そのためにキーリが怪我させられたんならうーん、です…

タウリエルとキーリ(とレゴラス)については、今後さらにベタな展開が待っていないことを祈るばかりです…(心配…)

湖の町に残るメンバーとエレボールに行くメンバーに分かれたのは、多分スマウグを倒す戦いで残りのドワーフたちが活躍するのでしょうが(タウリエルとレゴラスもか…)、やっぱりドワーフたちは13人揃っていて欲しかったな。というか、ドワーフ13人のアクション描くの面倒になったんじゃないの?と勘ぐってしまいますね…

あと、実はスマウグとビルボの対話の場面にも不満が。
最初はいいかなーと思ったんですよね。しかし、途中からビルボが(そして見ているこっちも)アーケン石に気を取られてしまって、スマウグとの会話に集中できなかった…
スマウグとビルボの会話は、AUJのビルボとゴラムのなぞなぞ合戦と対比されるシーンになると期待していたので、ちょっと期待しすぎだったかな、という感じ…
そして、トーリンたちとスマウグの戦い…原作があっけない感じなので(そこがいいと私なんかは思うのですがね…)、ある程度は仕方ないと思うのですが、ちょっとやりすぎな感じが。スマウグを安易に出し過ぎて、スマウグの怖さが逆に半減してしまったようにも思いました。
あの戦い方もなあ。フィリッパさん、DoSでは「原作にある子供っぽいものは排除される」みたいなこと言ってたけど、正直「子供っぽさ排除してあの戦いなの?」と思ってしまった…樽流れの場面とか、AUJのゴブリンタウンなんかは好きなんですけど、スマウグに対してはどうかなと…
ただ、金の像にみとれるスマウグはちょっとかわいかったな…(汗)

そしてもう一つ。トーリンやドゥリン一族にまつわる「病」についてもひっかかる…
トーリンのアーケン石への執着は「病」によるものってことになるんですかね。これから原作どおりの展開になるのも、全部「病」のせいなんですかね。ドワーフの業ではなく。
AUJプロローグの清廉潔白っぽいトーリンになんとなく違和感は抱いていたんですが、本編見ていたら意外と原作どおりの頑固さでホッとしていたのですが…
「病」のせいでYou are not yourself状態になって、我に返って謝罪と和解、というのと、己の価値観を捨てて、価値観の違う相手を理解して許すのでは、全然違うと思うのですが…
人によっては、この「病」は上手いアレンジだと思うかもしれませんが、私はトーリンの最期にそれなりの思い入れがあるので、そのあたりが違って来てしまうとしたらとても残念です…まあまだ最後まで見てみないとわかりませんけど。
このあたりについては時間があったらまた別に語りたいと思います…

というわけで、辛口感想というか、今回私が見ていてひっかかった部分についてつらつらと書きました。
続いて面白かったところをつらつらと書いたミーハー編になります…
コメント (4)
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