ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ラジオドラマ聞き返しその22

2006年09月21日 | 指輪物語&トールキン
更新できなかった割には聴くほうは順調だったので、ちょっと感想が溜まってしまいました。やっぱりRotKは面白いです。
セオデンの死から場面変わってデネソールの火葬の場面に行くのですが、ここでもセオデンのテーマで男声ソロがナレーションの変わりに歌っています。セオデンとデネソールの対比を思わせて、ここもなかなか素敵な演出だなあと思います。
熱にうなされたファラミアが「Father...did I do right?」とうわ言を言うのが原作よりもちょっと暖かいというか。ラジオドラマのファラミアはかなりクールなので、貴重な台詞かも?
映画のデネソールと目が合うのもいいような悪いような・・・と思っていたので、このくらいがちょうどいいかなあ。
ファラミアが実際に「Father」と言うのを聞いて「あの子が呼んでいる」と言うのも・・・あれ、原作もそうでしたっけ?(汗)
ラジオドラマでもベレゴンドはいませんが、この後ファラミアどうやって運んだんでしょうねえ・・・あ、デネソールの侍従が残ってて運んだのかな。
デネソールの最後もセオデンのテーマを歌う男声ソロで締めくくられて、これも切ないなあと思います。
場面変わってアラゴルンたちが海賊船で登場。
アラゴルンに続いてギムリ、レゴラスも名乗りをあげますが、ギムリは「グローインの息子ギムリ」と名乗りますが、レゴラスは「Legolas the Elf」と名乗るんですねえ。スランドゥイルの息子と言わないのは映画と同じですね。なんでかなあ。言いづらいから? 「エルフのレゴラス」もあんまりカッコ良くないと思うんですが・・・
そしてペレンノール野の戦いのその後の展開は、またしてもセオデンのテーマを歌う男声ソロによって語られ?ます。これも上手い演出だなーと思いました。ラジオドラマならではというか。

メリーを発見して労わるピピン。このあたり、ラジオドラマのピピンは結構気が効く良い子なので原作以上にピピンの優しさを感じます。
療病院ではヨーレス登場。なかなか個性的なおばあちゃんです(笑)そして院長の役も本草家の役もベレギアの役も一人でこなして大活躍(笑)
ガンダルフに「飛蔭の後ろに乗せて急ぎの意味を教えてやろう」と言われるところがないのはちょっと残念ですが(笑)
それにしても「王の手は癒しの手」という言葉、英語だと随分リズミカルになるんですね。日本語とかなり印象が違いました。このあたり映画で出てこなかったから聴く機会もなかったんだなあ。
アセラスを手にしたアラゴルン、自ら治療法を説明しながら治療にあたります。なんだか料理番組みたい(笑)
でも、アセラスの詩はヨーレスよりはアラゴルンが朗読した方がカッコイイですね。トールキンアンサンブルでもリー様が朗読してましたが。
原作どおりアラゴルンに答えて目覚めるファラミアが・・・いいですねえ。
でも、ラジオドラマではベレギアもベレゴンドもいないので、目覚めたファラミアのところに残るのはヨーレスだけ? なんかかわいそうなファラミア・・・(汗)
目覚めたエオウィンは相変わらずクール。エオメルにセオデンがどうなったかきいておきながら、それについて何のコメントもしないのはどうかと・・・いやメリーのことが心配だったのだということにしておきましょう(汗)
メリーのことを「ローハンの騎士にしてほしいのです。とっても勇敢なのですもの」とエオウィンが言い終わらないうちに「indeed」と言うエオメルが嬉しいなあ。ここ、映画でも観たかったよ~。
そしてメリーの目覚め。原作どおり「お腹がすいた!」と言って目覚めるのは嬉しいですねえ。
パイプ草と言ったとたんにセオデンの台詞が流れるのはちょっと反則技ですが(笑)いいですねえ。
しかし、この後の「もうパイプ草は吸わない」というメリーの言い方が、私のイメージではもう少し静かな感じだったのですが・・・
アラゴルンに謝り、「ブリー村から迷惑のかけどおしでしたね」というあたりの台詞はやっぱりいいなあ。
そしてアラゴルンがメリーにキスして「May the Shire live for ever unwithered. Now rest!」と言って去っていくのも優しくていいなあ。
その後のガンダルフの「Good-bye for the present, Merry. And well-done!」という言葉も。
その後にメリーのかの名台詞があるわけですが、ここも私的にはもっと静かに流れる感じなんだけどなあ・・・まあいいや。
そして最後にピピンの「フロドとサムは今パイプを持っているかな」という台詞と共にフロドとサムの場面に移るのがまた上手い演出だなあと思いました。

RotKのディスク1もそろそろ終わりです。私にとってはかなり大きな山場のペレンノール野が終わったわけですが、これからいよいよ指輪棄却に向けての山場ですね。
ラジオドラマは指輪棄却後もかなり楽しめるので・・・また続きが楽しみです。
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