ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ジャンヌ・ダルク

2011年01月01日 | ミュージカル・演劇
昨年の積み残しその2・・・
ジャンヌ・ダルクは昔リュック・ベッソンの映画を観ていいな・・・と思って、以来結構好きな話・・・というか題材でした。なので、掘北真希さん主演で舞台化、ときいて、ちょっと行ってみたくて行って来ました。
ただちょっと気になったのが、脚本が新感線のなかじまかずき氏・・・新感線はエンタテイメントとしては面白いけど、結構話の筋がストレートというかベタというか・・・であんまりなあ、と思っていたので、ちょっとどうかなあと・・・。でもまあ、新感線じゃないからちょっとは違うかな、と思って行ってみました。
結論からいうと、やっぱり話の筋がストレートでちょっとベタかなあと・・・
ジャンヌ・ダルクと言えば、やはりジャンヌには本当に神の声が聞こえていたのか、神の声が聞こえていたのになぜ破滅して行ったのか、という解釈をどうするか、がキモだと思うのですが・・・
なかじまかずき氏の解釈では、本当に神の声が聞こえていたけれど、戴冠式までで見捨てられて聞こえなくなった、というものでした。まあ普通の解釈かなとも思いますが・・・
なので、ジャンヌも純粋な、「神の声」に翻弄された少女として描かれていて、まあ健気でいいんだけど、やっぱりストレートで物足りないかなあと・・・
リュック・ベッソンの映画だと、ジャンヌには本当は神の声が聞こえていたのではなく、「聞きたいと思ったから聞いた」という解釈でした。(でもそれだけなんで王太子がわかったのかが謎になっちゃうんだけど)そういう解釈の方が深みがあって面白いのになあと・・・
掘北真希ちゃんはとてもかわいくて、健気なジャンヌを熱演していて良かったんですけど、彼女もただかわいいだけの女優さんじゃないから、もっと影のある役として観たかったなあと・・・
ヨランドとマリーの母子も単なるいい人になってて残念・・・特にヨランドの浅野温子さんの怪演がもったいない・・・
ラ・トレムイユ公が一人悪役になってたのもどうも・・・
ベッドフォード公がジャンヌに肩入れしてしまうのもなあ・・・
そんなあたりが私としては物足りなかったですねえ。なんかシェイクスピアってやっぱり面白いよなあ、なんて思ってしまいました・・・シェイクスピアと比べるのもどうかと思うけど(汗)
でも演出はシェイクスピア劇みたいで、壮大で見ごたえありました。舞台からはみ出す、船の甲板のような縦長の板を効果的に使ってました。
そう言えば、イングランド王の名前がヘンリー6世って言われて、そういやシェイクスピアのヘンリー6世の時代の話なんだった・・・と思い出しました。ジャンヌ・ダルク出てきてたもんなあそう言えば。
ヘンリー6世では頼りになるおっさんだったタルボット卿(トールボット)がすっかり悪役なのは、フランス側とイングランド側の違いかなあと面白く観ました。
あ、レイモンとかケビンとかフランス人の名前じゃないよな・・・と思ったけど傭兵だから外国人なのか?
そんな訳で、全体的には楽しんで観られましたが、私的には話の筋がストレートで今イチかなーという感じでした。
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URUGOME@原宿クロコダイル 10.12.7

2011年01月01日 | 音楽(主に日本のHR?)
昨年の積み残しその1・・・
久々にクロコダイルでうるゴメを観てきました。(7月は行けなかったので)
クロコダイルは少々狭くてステージが見づらいので(特にうるゴメは・・・(汗))あまり好きではない上に、なんか追悼とかでMAKE-UPの曲やるというので、どうも気が進まなかったのですが、行ってきました。(まだ追悼とかいう心境になれなかったんで・・・)
人がそんなに入ってなかったので昔みたいにぎゅうづめ、というのはなくて良かったけど、やっぱりキーボードがよく見えなかったなあ・・・
1曲目はSETSUNAだったんですが、なんか信夫さんが歌ってるの観てたらうるっと来てしまった・・・曲がSETSUNAだったからかもしれないけど、なんかこみ上げるものがあって・・・信夫さんはうるゴメでしょっちゅう見てるはずなのに。
MAKE-UPの曲コーナーは1部の割と早い時間帯にありました。昔やった曲というので、Find Outだなあというのはわかっていたのですが。
直前までいつもの爆笑MCで、とても追悼なんて雰囲気ではなかったんだけど(笑)信夫さんもあまりしんみりしたくなかったのか、なんか何言ってるのかよく聞こえない感じでさらっと説明して曲に入りました。
そもそもFind Out自体がそんなに追悼って感じの曲ではないですが、Runaway-みたいな曲やられても重くなるだけだし、かえって良かったかもしれません。
でもねー、この曲バリバリの松澤節で・・・特にギターソロがすごく松澤さんらしくて(ボックスセットのライナーノートで自ら絶品と書いてたなあ。ホントに絶品のギターソロです)、どうしても松澤さんを思い出さずにはいられない曲で・・・(いやMAKE-UPの曲はほとんどそうだけど)そういう意味では追悼らしい曲とも言えるのかもしれないけど、むしろ聴くの辛いなあと思ってたんですが・・・
透さんがヘッドホンでテンポ聞きながら叩くので、ギターのリフから入る・・・というわけに行かなくて透さんがカウント出してて、その時点でなんか違うなーという感じでしたが・・・
なんかベースがすごく目立ってたりとか、やっぱり違うなーという感じはありましたが、やっぱりいい曲だな・・・本当は聴けて嬉しいはずなのにな・・・もうこの曲生で聴くことないんだろうな・・・とか色々考えてしまって、ゆっくり聴けませんでした・・・。実際もう二度と生で聴く機会ないかもなので、じっくり聴けなくて勿体なかったかな・・・
平日というのもあるのか、クロコダイルでも空席があるくらい入ってなかったですね・・・ノリも大人しめで、最後までスタンディングありませんでした。ナルチョさんのベースソロでも誰も立たなくて、椅子が空かなくてあんまり渡り歩けなかったという・・・
今回はなんか色んなことに気を取られてたので、MISUMIさんがいない違和感をそんなに感じなかったかも(汗)カバーが多かったのもあるかな。Vampire Blueの信夫さんバージョンの音が低いのにも慣れて来たし。
次回はまたブルースアレイに戻るので、また落ち着いて聴けたらいいなあと・・・
新年早々テンション低いというかなんか暗い記事で申し訳ないです・・・(汗)
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新年あけました

2011年01月01日 | 雑記
年を追うごとに更新頻度は減るわ、好き勝手なこと書いてるわ・・・なこのブログですが、今年も自分の都合で好き勝手にやっていきますので(汗)よろしくお願いします。
今年の予定としては、6月と10月くらいに韓国にミュージカル観に行くのがおおよそ決まってます。チケット取れるかな・・・
夏の旅行は何もなければまたイギリスの予定。バーミンガムのリベンジと南海岸中心に、トールキンめぐりを締めくくって来る予定です。円高夏まで続いていれば、物価の高いイギリスは行き時ですしね。
舞台関係では、久々に再演の太平洋序曲が楽しみです。でもキャストどうなるかなあ・・・ちょっと不安。
あと韓国のモーツァルト!とエリザベートも楽しみですねー。パク・ウンテさんルキーニで出て欲しいなあ。(トートの可能性もあるとか聞きましたがルキーニが絶対いい~)
あ、鈴木ほのかさんの動向も気になります。また四季で何か出るような雰囲気で。四季に出ると結構おいしい役なのでちょっと楽しみです。(四季に入団してもらっては困るんですけど・・・)
あとは、こねこsに無事に大人になってもらいたいですね。
というわけで今年もよろしくお願いします。この後正月休み中に昨年の積み残し感想どんどんupして行く予定・・・(汗)
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