昨年の積み残しその2・・・
ジャンヌ・ダルクは昔リュック・ベッソンの映画を観ていいな・・・と思って、以来結構好きな話・・・というか題材でした。なので、掘北真希さん主演で舞台化、ときいて、ちょっと行ってみたくて行って来ました。
ただちょっと気になったのが、脚本が新感線のなかじまかずき氏・・・新感線はエンタテイメントとしては面白いけど、結構話の筋がストレートというかベタというか・・・であんまりなあ、と思っていたので、ちょっとどうかなあと・・・。でもまあ、新感線じゃないからちょっとは違うかな、と思って行ってみました。
結論からいうと、やっぱり話の筋がストレートでちょっとベタかなあと・・・
ジャンヌ・ダルクと言えば、やはりジャンヌには本当に神の声が聞こえていたのか、神の声が聞こえていたのになぜ破滅して行ったのか、という解釈をどうするか、がキモだと思うのですが・・・
なかじまかずき氏の解釈では、本当に神の声が聞こえていたけれど、戴冠式までで見捨てられて聞こえなくなった、というものでした。まあ普通の解釈かなとも思いますが・・・
なので、ジャンヌも純粋な、「神の声」に翻弄された少女として描かれていて、まあ健気でいいんだけど、やっぱりストレートで物足りないかなあと・・・
リュック・ベッソンの映画だと、ジャンヌには本当は神の声が聞こえていたのではなく、「聞きたいと思ったから聞いた」という解釈でした。(でもそれだけなんで王太子がわかったのかが謎になっちゃうんだけど)そういう解釈の方が深みがあって面白いのになあと・・・
掘北真希ちゃんはとてもかわいくて、健気なジャンヌを熱演していて良かったんですけど、彼女もただかわいいだけの女優さんじゃないから、もっと影のある役として観たかったなあと・・・
ヨランドとマリーの母子も単なるいい人になってて残念・・・特にヨランドの浅野温子さんの怪演がもったいない・・・
ラ・トレムイユ公が一人悪役になってたのもどうも・・・
ベッドフォード公がジャンヌに肩入れしてしまうのもなあ・・・
そんなあたりが私としては物足りなかったですねえ。なんかシェイクスピアってやっぱり面白いよなあ、なんて思ってしまいました・・・シェイクスピアと比べるのもどうかと思うけど(汗)
でも演出はシェイクスピア劇みたいで、壮大で見ごたえありました。舞台からはみ出す、船の甲板のような縦長の板を効果的に使ってました。
そう言えば、イングランド王の名前がヘンリー6世って言われて、そういやシェイクスピアのヘンリー6世の時代の話なんだった・・・と思い出しました。ジャンヌ・ダルク出てきてたもんなあそう言えば。
ヘンリー6世では頼りになるおっさんだったタルボット卿(トールボット)がすっかり悪役なのは、フランス側とイングランド側の違いかなあと面白く観ました。
あ、レイモンとかケビンとかフランス人の名前じゃないよな・・・と思ったけど傭兵だから外国人なのか?
そんな訳で、全体的には楽しんで観られましたが、私的には話の筋がストレートで今イチかなーという感じでした。
ジャンヌ・ダルクは昔リュック・ベッソンの映画を観ていいな・・・と思って、以来結構好きな話・・・というか題材でした。なので、掘北真希さん主演で舞台化、ときいて、ちょっと行ってみたくて行って来ました。
ただちょっと気になったのが、脚本が新感線のなかじまかずき氏・・・新感線はエンタテイメントとしては面白いけど、結構話の筋がストレートというかベタというか・・・であんまりなあ、と思っていたので、ちょっとどうかなあと・・・。でもまあ、新感線じゃないからちょっとは違うかな、と思って行ってみました。
結論からいうと、やっぱり話の筋がストレートでちょっとベタかなあと・・・
ジャンヌ・ダルクと言えば、やはりジャンヌには本当に神の声が聞こえていたのか、神の声が聞こえていたのになぜ破滅して行ったのか、という解釈をどうするか、がキモだと思うのですが・・・
なかじまかずき氏の解釈では、本当に神の声が聞こえていたけれど、戴冠式までで見捨てられて聞こえなくなった、というものでした。まあ普通の解釈かなとも思いますが・・・
なので、ジャンヌも純粋な、「神の声」に翻弄された少女として描かれていて、まあ健気でいいんだけど、やっぱりストレートで物足りないかなあと・・・
リュック・ベッソンの映画だと、ジャンヌには本当は神の声が聞こえていたのではなく、「聞きたいと思ったから聞いた」という解釈でした。(でもそれだけなんで王太子がわかったのかが謎になっちゃうんだけど)そういう解釈の方が深みがあって面白いのになあと・・・
掘北真希ちゃんはとてもかわいくて、健気なジャンヌを熱演していて良かったんですけど、彼女もただかわいいだけの女優さんじゃないから、もっと影のある役として観たかったなあと・・・
ヨランドとマリーの母子も単なるいい人になってて残念・・・特にヨランドの浅野温子さんの怪演がもったいない・・・
ラ・トレムイユ公が一人悪役になってたのもどうも・・・
ベッドフォード公がジャンヌに肩入れしてしまうのもなあ・・・
そんなあたりが私としては物足りなかったですねえ。なんかシェイクスピアってやっぱり面白いよなあ、なんて思ってしまいました・・・シェイクスピアと比べるのもどうかと思うけど(汗)
でも演出はシェイクスピア劇みたいで、壮大で見ごたえありました。舞台からはみ出す、船の甲板のような縦長の板を効果的に使ってました。
そう言えば、イングランド王の名前がヘンリー6世って言われて、そういやシェイクスピアのヘンリー6世の時代の話なんだった・・・と思い出しました。ジャンヌ・ダルク出てきてたもんなあそう言えば。
ヘンリー6世では頼りになるおっさんだったタルボット卿(トールボット)がすっかり悪役なのは、フランス側とイングランド側の違いかなあと面白く観ました。
あ、レイモンとかケビンとかフランス人の名前じゃないよな・・・と思ったけど傭兵だから外国人なのか?
そんな訳で、全体的には楽しんで観られましたが、私的には話の筋がストレートで今イチかなーという感じでした。