なんだか冬の寒さが戻ってきて、一度春の暖かさにホッとした身体にはなおさらにこたえてしまいます。今晩はS君でも誘って「ぬる燗でもやっつけながら、WBCで燃え上がった生気をつまみに身体を温めてくる。」なんてぇのもいいですねぇ・・・電話しちゃおうかな。(笑)
おそれるな、マリアよ
あなたは神の恵みをうけた。みよ、あなたはみごもって男の子をやどす。
その子をイエスと名づけなさい。
その子は偉大な者となり いと高き者の子と呼ばれる
主なる神は彼に 父ダビデの王座をあたえられ
彼はヤコブの家を永遠におさめる
今日は『聖母マリアの受胎告知の祝日』なんだそうでありまして、ヨセフと婚約して6ヵ月、ヨセフとは「なに」もしていないマリアに、3月25日、神はイエスの受胎を告げたのでありましたとさ。
「いやいや、ヨセフも結婚まで待てなかったんだよきっと」
てな、不道徳なことを言っちゃいけません。ヨセフもマリアも私みたいな神をも恐れぬふとどき者とはわけが違うんですから。
ともかく、この受胎を神のメッセンジャーとしてマリアに告げたのが、天啓、智恵、慈悲、贖罪、約束の天使であり、エデンの園の統治者であり、智天使の支配者とされる『大天使ガブリエル』。彼女、いや彼、いやいやカブリエルは、絵画などで純白の百合の花を手にして描かれることが多いそうですが、これはまさにマリアの処女性を表しているのだそうですよ。
無神論者の私などは、大天使カブリエルというと、映画『コンスタンティン』が頭に浮かんできます。イギリスの名女優ティルダ・スウィントンが演じていましたよね。
「堕天使の反乱によって天界大戦争が起こり、結局、大天使ミカエル率いる天使軍が、ルシファー率いる悪魔軍に勝利し、そこで善と悪のバランスを取るため、地上に肉体を持った天使と悪魔が、一般の人間と一緒に日常生活をしている。」
映画の中では大天使カブリエルもそんな『ハーフブリード』として描かれておりました。
そうそう最後には、神に羽を取られて『人間』になってしまうんでしたよね。
そういえば昔GSグループにザ・ハーフ・ブリードっていうのがいましたよね?え~と、「悪夢」じゃなくて「夢の何とか」じゃなくて・・・・そ「不思議な夢」。
あはは、そんなん思い出すのはGS好きだった姉の影響でしょうか?
ティルダ・スウィントンといえば、『ナルニア国物語』の白い魔女、あのイメージも強いですが・・・・・
あっそうだ、デレク・ジャーマン監督の『ザ・ガーデン』では彼女が聖母マリアじゃなかったでしたっけ?なんとも不思議な映画でしたが、こんどあらためて観てみようかなぁ。
いつものようにとりとめのない連想話も、うまいこと聖母マリアに戻ったということで、終わりにしましょうね。(笑)
さて、今日の一枚は、レム・ウィンチェスターです。
プロ活動を始めてたった一年で爆死ししたウィンチェスター、このアルバムのタイトルを見ただけで、いかにミルト・ジャクソンを意識していたかが分かるというものですが、音色はやはり違います。
ミルトが「ヴァイブ~~~~」なら、ウィンチェスターは「ヴァ・イ・ブ」てな感じ?(なんじゃそりゃ)
でもこの「ヴァ・イ・ブ」てぇのが、なかなか魅力的なんでありまして、「LIKE SOMEONE IN LOVE」なんか聴くと、「「ヴァイブ~~~~」も良いけど「ヴァ・イ・ブ」もええやん」てな気になるのであります。
「早死にさえしなければ、バグスに負けず劣らずのヴァイブ奏者になっていたのではないか」
あはは、ジャズの世界には「早死にさえしなければ・・・」っていうお方が多すぎて困りもんですね。
ANOTHER OPUS / LEM WINCHESTER
1960年6月4日録音
LEM WINCHESTER(vib) FRANK WESS(fl) HANK JONES(p) EDDIE JONES(b) GUS JOHNSON(ds)
1.ANOTHER OPUS
2.BLUES PRAYER
3.THE MEETIN'
4.LIKE SOMEONE IN LOVE
5.BOTH BARRELS