JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

ご指摘の前に・・・

2009年03月08日 | s-u

今日は日曜日、チョンガー最終日でありますが、夜はMさんのお店の手伝いが急に入ってゆっくりは出来そうにありません。というか、チョンガー最終日はいつも何故か忙しいんですよね。

別にゴミを散らかしているわけでもなく、風呂掃除だって洗濯だって、流しまわりの片付けだってやってあるんです、やってあるんですが、何故か家人が帰ると
「まったくこれだから嫌なんだよなぁ」って
ほら、あの人差し指でホコリを探る意地悪姑みたいな事をやるわけですよ。
そりゃね、全部の掃除はやっちゃいませんし、いつもは趣味部屋だけで飲んでいる酒も場所を変えて飲んだりはしてますよ、でもねぇとやかく言われるほどゴチャゴチャさせてるわけでもなく・・・・・

基本的問題はその方法にあるようで、
「風呂掃除はこうしないとダメだって言ってるでしょうが」
「え~~?!一回の洗濯にこんなに洗剤使ったの?なに?この干し方」
「この鍋の蓋使ったの?この皿はこっちの棚!」
などなどの毎回ご指摘を受けるんです。
今回はこれを無くすためにチェックをせねばなりません。(笑)

というわけで忙しいんです。
「風呂掃除は完璧、干し方に文句があるんだから洗濯物は全てたたんで片付けて、ゴミは処理したよな、え~と新聞は片付けたし、鍋釜、食器のしまう場所は間違ってないだろう・・・・・あっ!いかん!酒瓶を捨ててない。」
きっとそれでも文句は言われるんでしょうねぇ、だって毎回そうだもん。

えっ?
「お~~い、男の威厳は何処に行ったぁ??????!!!!!!」
ってですか?
あはは、笑わせちゃいけません。現代の中年オヤジの家庭に男の威厳なんてぇもの存在するわきゃないじゃありませんか。
なになに?
「おまえんとこに無くても、俺のとこにはあるぞ!」
って?
けけけけけ、それがはたしてどれほどの威厳なんでありましょうかねぇ、てんですよ。(笑)

てなわけで、私なりに文句は言わせない状況は作ったつもりです。あとはそれでも聞こえる「ぶつぶつ」を聞かないために、これからMさんのお店に逃げようと思います。

そんなこんなで、本日の『料理当番、本日の一品』はお休みです。
ただ、昨日も半日以上Mさんのお店の手伝いに行っていたのですが、なんとお弁当を持参したのでありまして、しかも、私の手作り。(だれですか、そこで「寂し~~!」なんて言ってる人は、しかたないでしょご飯を炊き過ぎちゃったんですから。)
それの写真を撮ってみました。
ということで、本日は『料理当番、昨日のお弁当』です。

そこそこ彩りはいいでしょ?(笑)

さて、今日の一枚は、ボビー・ティモンズです。
プレスティッジ第一弾アルバムですが、ドラマーの変更等々トラブった一枚でもあります。そのせいでしょうか、題名のわりにティモンズの特徴でもあるソウルフルでファンキーなイメージは薄れているように思えます。
でもそれはバックだけで、逆にティモンズが前面に出ている分、彼のピアノをじっくり聴ける一枚であるかもしれません。
でも、やっぱりティモンズのアルバムとしては、傑作とまではいかない一枚かなぁ?まっこれも個人差ですけど。

ちなみにジャケットの彼女が着ているシャツの柄、昔から好きです。(笑)

LITTLE BAREFOOT SOUL / BOBBY TIMMONS
1964年6月18日録音
BOBBY TIMMONS(p) SAM JONES(b) RAY LUCAS(ds)

1.A LITTLE BAREFOOT SOUL
2.WALKIN', WADIN', SITTIN', RIDIN'
3.LITTLE ONE
4.CUT ME LOOSE, CHARLIE
5.AIN'T THINKIN' 'BOUT IT
6.NOBODY KNOWS THE TROUBLE I'VE SEEN


チョンガーの歌声が響く

2009年03月06日 | v-x

 ♪ チョンガーどもよ よく聞けよ 独りぼっちが寂しとて
   女に手を出すのは考えもんだ 女はとっても怖いんだよ
   純情なあんたにゃ とっても歯が立たない ♪

ということで明後日日曜日まで、私はチョンガーであります。(笑)
「家に帰っても独りだし、飲みにでも・・・・・」
しかし、一昨日したたかに飲んできたばかりですし、不景気の折、懐具合も怪しいわけで
「う~~~ん、今日は我慢しよう」

とは言っても、帰って夕飯の用意が出来ているわけでもなく、8時過ぎに帰って出来るものといったらたいしたものでもありません、少々のアルコールに頼るのはしかたのないことですよね。

まっ、ササッとこんなんでビールをあおると、
「う~~ん、奴がちょっとばかり余計だったなぁ・・・・ポン酒飲むしかないジャン」
とわけの分からない独り言を言って、日本酒を一合ちょっと、こうなるとどうなるかは自分が一番よく知っているのでありまして

あはははは、趣味部屋に入ってレコードかけちゃったらもうお終いですよね。今は気分よく深酒に突入中で、久しぶりにジェリー・マリガンの「NIGHT LIGHTS」なんか聴いてます。

先日ほとんど飲んでしまったラガヴーリンのボトルを、逆さまにして最後の一滴まで飲み干し、新しいジンビームのボトルにも手を出して・・・・あと1時間もするときっとギターをかき鳴らして歌っちゃってるかもしれません。

 ♪ 虚しい虚しいとつぶやいても また明日も虚しいだけ
   空に浮かんでる白い雲も 今では何も答えてくれない
   強く弱く弱く強く 膝をたたいてみれば
   あ~なんだか生きてる証のような 虚しい痛みを感じるよ
   お~~ 僕たちに今一番必要なものは 熱い恋や夢でなく
   まぶしい空から降ってくる 白雪姫の毒リンゴ ♪
 
今日の熱唱は泉谷しげるで押し通そうと思います。大声で歌っても今日は文句を言う人がいませんもんねぇ~~だ。ワンマンショーやっちゃうぞぉ!!!
「え~『告白のブルース』『白雪姫の毒リンゴ』二曲続けて聴いていただきました。続きまして『ひねくれ子守歌』『春夏秋冬』またまた二曲続けてどうぞ」
なんちゃって

さて、今日の一枚は、フィル・ウッズです。
ちょっとひねくれているのは、ドラムレスで、しかもレギュラーメンバーではなく、トミー・フラナガン、レッド・ミッチェルという、どうにもこの時期のウッズに合っているのか合っていないのか分からない二人が付き合っているというアルバムです。さらにウッズが「YOU'RE ME」でクラリネットを吹いているという・・・う~~んどうなんでしょ?

ただ、「へぇ、こんなアルバムもあるんだぁ」的感覚だけで聴くには、ちと惜しい気がします。それなりに楽しめるし、私的にはけっこう気に入ってたりして(笑)
たしかに、ドラムレスというのは締まりが無いっちゃ無いんですけどね。

ウッズの一枚としても、フラナガンの一枚としても「チョウお勧め」とは言えないアルバムかもしれませんが、今晩熱唱した後に聴くのにはいいんじゃないかなぁ、なんてね。

THREE FOR ALL / PHIL WOODS
1981年1月7日録音
PHIL WOODS(as,cl) TOMMY FLANAGAN(p) RED MITCHELL(b)

1.REETS NEET
2.IT'S TIME TO EMULATE THE JAPANESE
3.TALKING
4.THREE FOR ALL
5.YOU'RE ME
6.GOODBYE MR EVANS


俺も目覚めて頑張るどぉ!

2009年03月05日 | g-i

今日は『啓蟄』、久しぶりの太陽に起こされた虫もきっといることでしょう。
私も今朝はむくむく起き出して、昨晩飲み過ぎたアルコールを充分に感じながらも輝く太陽にご挨拶、ちょっとだけ黄色く見えたりしてね。いえいえ、悪いことは何もしてませんよ。(笑)

行きとどく春の日影や虫の穴 高桑闌更

これからは一雨ごとに暖かさが増して行くのでしょうねぇ、一昨日降った雪なんて「なんちゃない、なんちゃない」まだ東北地方の桜の開花予想は出ていませんが、関東以南のそれを聞くかぎり、このあたりの開花も例年よりかなり早いのでしょう。
「寒いの寒いの飛んでいけ~~~!」

話はコロリと変わりますが、なんだかんだの『定額給付金』、いよいよ各地で配布が始まったようですね。のし袋なんかに入ったお金を、ありがたそうに受け取るおばあちゃんの姿がニュースでも流れておりましたけど、「経費がかかるんだからのし袋なんてやめりゃいいのに」なんて穿った見方をしてしまうのは、私の悪い癖です。

ところで、都市部ではいつもらえるのか未だ分からない給付金ですけど、みなさんは何にお使いになるんでしょ?あっと、もちろん辞退される方もいらっしゃるでしょうね。
私?私はおそらく酒代か、家計の穴埋めか、そんなところでしょうか。
まぁ、あの手この手で使ってもらおうと各方面でいろんな商品やらアイディアが出ているようですから、どんどん使って景気の起爆剤になればと・・・・・それはちょっと無理だろうなぁ。
そうそう、辞退者のお金は国庫に返るんだそうですねぇ、国に返してもろくな事に使わないんだし、必要ない方は一度もらったうえで、逼迫した我が家の家計を哀れと思い、私に郵送していただければ助かります。もちろん郵送費はそちらさん持ちで(笑)

冗談はさておき『啓蟄』は「いよいよ動き出すべき日」でありますから、大いに張り切って動き出しましょう、そしてこの不況を乗り切ろうじゃありませんか。
「よ~~し、『啓蟄』に俺も目覚めて、空元気でもいいから頑張るどぉ!!!」
「おう!」

さて、今日の一枚は、コールマン・ホーキンスです。

空高く飛ぶ鷹、「いよいよ動き出すべき日」に必要なのは、まさにこの鷹のような姿でありましょうか。
ホーキンスのサックスには、どうしてもちょっと古さを感じてしまうところはあるのですが、こうして聴いてみるとそれはそれとして良いもんです。
「BLUE LIGHTS」なんか、なんともたまらない良さを感じるのですがどうでしょう?御大ホーキンスに若さすら感じてしまう・・・このバイタリティーですよね。
「そうこれこそが必要なんだ!」
って、今日は何かと自身に言いきかせているようになっています。(笑)

ホーキンスという人は、御大のくせにじつに時代時代に適応する能力をお持ちです。レスター・ヤングとの最大の差はそこにあるのかもしれません。
今日は勉強させていただきました。(笑)

THE HAWK FLIES HIGH / COLEMAN HAWKINS
1957年3月12,15日録音
COLEMAN HAWKINS(ts) J.J.JOHNSON(tb) IDREES SULIEMAN(tp) BARRY GALBRAITH(g) OSCAR PETTIFORD(b) JO JONES(ds)

1.CHANT
2.JUICY FRUIT
3.THINK DEEP
4.LAURA
5.BLUE LIGHTS
6.SANCTICITY


はやいとこ裁きを受けぃ!

2009年03月02日 | g-i

「北町奉行、遠山左衛門尉様のおなーりー」
「一同のもの、おもてをあげぃ!」
「ハハーッ」

え~今日3月2日は『遠山の金さんの日』なんだそうでありまして、天保11年といいますから1840年の今日、金さんのモデルとされる遠山左衛門尉影元が北町奉行に任命された日だからだそうでありますよ。

「ねぇ、今日はさぁ『遠山の金さんの日』なんだけど、Sちゃんは役者でいうと誰を思い浮かべる?」
「ん~~~~?松方弘樹?Oさんは?」
「私は杉様かなぁ・・・バブさんの時代はもっと前でしょ」
「そうだねぇ、俺はやっぱり中村梅之助かなぁって、失礼な(笑)」

『遠山の金さん』にしても『大岡越前』にしても、もちろん『水戸黄門』にしても、実在した歴史上の人物とはいえ、舞台や映画、ドラマの世界が一人歩きして、そちらのイメージが記憶の大半を占める方々ですよね。
私の場合、この手のテレビドラマは好みじゃなかったせいもあり、リアルタイムで見ていた記憶はほとんどありません。ほとんどが「再放送を何度か見た」てな感じでしょうか。そのわりに『決め台詞』なんてぇのをそこそこ覚えているのは何故なんでしょうねぇ?
毎回ちょっとした設定は違うものの、一回完結の完全懲悪物ってぇのがお決まりで、期待どおりその都度繰り返される名台詞が「よっ!出ました!」てな感じで耳に残る、これなんでしょうね。

「この桜吹雪に見覚えがねぇとは言わせねえぜ!」

そもそも、天保11年に北町奉行になった遠山左衛門尉影元、この時46才ですから、片肌脱いで立ち回りといった歳ではありません。
長崎奉行の長男として生まれた金さんも、複雑な家庭環境がもとで遠山家の跡継ぎとして認められる20才までは町屋住まいのいわゆる不良、「飲む、打つ、買う」はあたりまえ、放蕩の限りをつくしたそうです。
ですからこの時期に入れ墨も入れたというのが定説で、それが桜吹雪であったかどうかは別としても、町屋生活が後の町奉行職に大いに役立ったことは確かなようです。
つまり、名裁きがあったかどうかはともかく、遠山の金さんは庶民の暮らしを経験し理解していた奉行だったということ、これが現代の社会と比較するとじつに羨ましいわけです。

我が家の隣に85を超えたおじいさんが家族と暮らしています。
先日のこと、そのおじいさんが家の中で転倒されたとかで救急車がやって来たそうです。診断は大腿骨骨折。
「年齢からいって、かかるんだろうねぇ」
と話していたら
一ヶ月も過ぎない昨日、帰宅してこられました。もちろん車椅子です。
「何処か施設はないか探したらしいけど、あきがないんだって」
「え?入院はしてらんないの?」
「ほら、今はそう長く入院も出来ないんじゃないの」

何処かの酔っぱらい元大臣は、腰痛だか疲れだか知りませんが、外泊自由の入院生活をおくられておるようですけど、大枚でも積まないと85を超えた車椅子おじいさんが頼る施設は無いということなのでしょうか?
なんだか虚しいですねぇ、悲しいですねぇ
例の定額給付金も手続きだけで大枚を使うというし、「ほら、金が欲しいんだろ」って言われてるみたいでどうにも気分が悪い(もちろん金は欲しいんで、くれるものはいただきますが)。せめて、手続きその他の諸経費を賛成した議員が賄うなんていうんなら拍手の一つも贈ってやるんですが。

あ~あ、愚痴をこぼせば止めどありません。
せめて、庶民の本当の生活を体験した成り上がり政治家に一片の望みを託すか、はなからあきらめるかしか無いんでしょうか?
ともかく、はやく白洲に奴らを引きずり出して、庶民の裁きを下してやりたいんですが、それすらままならない。
「はやいとこ裁きを受けぃ!」
と言ってやりたいですねぇ、そんでもって
「これにて一件落着!」

・・・・・・あは、こりゃそうはいかないね。100年に一度だか何だか知りませんけど、こんな時期にこんな調子でいいわきゃないのになぁ。

さて、今日の一枚は、グラント・グリーンです。
これも昨日に引き続き、すでに紹介済みだと思っていた一枚。
オルガンを加えない純粋なギター・トリオで、語りかけるようなグラントの音が心地よい一枚です。

今日で三日連続のギター・アルバムですが、そもそも「ギターは主役にはなれない」との偏見を多少なりとも持つ私には、昨日のケニー・バレル、そして今日のグラントのアルバムなんかを聴くと「確実にそれは偏見だ」と教えてくれるように思います。
例えば「'ROUND ABOUT MIDNIGHT」にしても「ALONE TOGETHER」にしても、ギターであるが故の魅力がバンバン伝わって来るじゃありませんか。
何事偏見はいけませんよね。このアルバムも好きな一枚です。

GREEN STREET / GRANT GREEN
1961年4月1日録音
GRANT GREEN(g) BEN TUCKER(b) DAVE BAILEY(ds)

1.No.1 GREEN STREET
2.'ROUND ABOUT MIDNIGHT
3.GRANT'S DIMENSIONS
4.GREEN WITH ENVY
5.ALONE TOGETHER


私の『小さな良いこと帳』

2009年03月01日 | a-c

いやいや、あっという間に2月も終わり3月、私が満で歳をとってしまう月になってしまいました。

突然ですが、「良いことがあるとその数十倍にもなって嫌なことばかり起こる」そんなふうに思ったことはないでしょうか?
これはじつに後ろ向きな、そうマイナス思考の成せる技なのでしょうねぇ。
つまり、嫌なことは、例えば、小さなトゲが刺さったり、足の裏が突然つったり、ささいなことまで気になるのが、良いことはすぐに中和されて良いことであったことすら感じなくなってしまうみたいな。

他人に言わせると私などはとても楽天家で、馬鹿みたいなほど毎日ニコニコしているように見えるみたいですが、実情を言えば小心者ですから、かなりの部分で無理をしているところがあります。「嫌なことはなるだけ早く忘れて、良いことだけを考えよう、前向きに前向きに」そう思えば思うほど、どんどん後ろ向きの思考が頭の中を支配していく、わりとそんな人間なんです。
あはは、ここで愚痴ってもしかたありませんけどね。

おっといけません。こんな事を話しているとまた後退思考にスイッチが入りそうです。
今日の話は逆に「忘れそうな小さな良いことを拾ってみよう」ということでした。

昨晩、Mさんのお店を手伝っていると、14日のホワイトデー向け商品が納品されてきました。その結果、手塩にかけて作った(笑)ひな祭りのディスプレイを撤去せざるを得なくなったのです。まだ「ひな祭り」まで日があるというのにねぇ。
「かわいかったのにねぇ」
「せっかく作ったのに捨てちゃうんですか?」
アルバイトの女の子達は気を遣ってくれますが、「捨てるんだったら、私に下さい。」との声はかからず、ちとガッカリ。
「すぐに捨てるのも忍びないから、今晩一晩とって置いて、もし、だれか欲しいっていうお客さんでもいたらあげちゃおうか。」

かといって夜ですから、そうそう小さな女の子が来るわけでもなく「こりゃ廃棄かな」と思っていると、お腹がかなり大きくなられた妊婦さんと御主人が来店。
「失礼ですけど、もうすぐですか?赤ちゃん?」
「ええ、来月が予定日なんです。」
「あらま、きっと元気なかわいい赤ちゃんが生まれるんでしょうねぇ、またまた失礼ですけど、性別なんて・・・・」
「女の子なんですよ。」
ピ~~~ン!
「あのぉ、ケースに入れてたんで汚れてはないんですけど、もし良かったらこれ持って帰っていただけないでしょうか?」
とペーパークラフトの雛人形を差し出すと
「えっ、もらっちゃっていいんですかぁ?」
変な物を押しつけられてご迷惑だったでしょうけど、ご夫婦ともこれでもかというくらいの笑顔で受け取って下さいました。
「またかわいい赤ちゃんの顔を見せにいらして下さいね。」
「ええ、必ず」

なんだかとても嬉しいんです。私にとってはまさに『小さな良いこと』なんでありまして、仮にさし上げたペーパークラフトがどうなろうと、これから赤ちゃんという『大きな良いこと』が必ず起こる若夫婦から、ほんのちょっと幸せを分けていただいたような、そんな感じ。
あれ?私ってやっぱり楽天家?
まっいいや、『大きなよいこと』はしばらく望めそうもありませんから、『小さな良いこと』を地道に集めようと思う今日この頃です。(笑)

そうそう、さっそく録音していったジャズ・ギターのアルバム、ヤナイ珈琲さんは喜んで聴いてくれてるでしょうか?もし喜んでいてくれたらそれも嬉しいなぁ、そしたら『小さな良いこと帳』にそれも記載しちゃうんだけどねぇ。(笑)

おっと、今日は日曜日、ここで『料理当番、本日の一品』です。

まずはサバ味噌、久々に作りましたが美味しかったですよ。

寒いとはいえ季節は春、菜の花の辛子和えもいけました。

和風な献立なんだから味噌汁でいいんですよねぇ、あはは、鶏団子スープはちょっと中華風です。鶏団子は、鳥ミンチに、長ネギのみじん切り、生姜汁、卵、片栗、塩胡椒、ごま油を混ぜ込んだものです。

さて、今日の一枚は、ケニー・バレルです。
間違いなくすでに紹介済みだと思っていたのですが、ヤナイ珈琲さん向けセレクトをしている時に「あれ?紹介してないかも?」と気付いたアルバムです。(もし紹介済みならごめんなさい。)

ご存じ、バレルのブルーノート初リダー盤。
それにしても初めてにしてはじつに仕上がりの良い一枚です。もちろんかのブルーノートの姿勢がそうさせたことは間違いありませんが、これこそバレルの力量ということでしょう。
これに先立って録音されたサド・ジョーンズの「DETROIT-NEW YORK JUNCTION」では、脇役に徹していたバレルがみごとにカッコ良く前面に出ています。
ここでの彼のギターを聴いていると単なるハード・バッパー、バレルって感じではありませんよね。よく分かりませんがブルージーでアーシー?(なんでも横文字並べるとそれらしく聞こえます。笑)「WEAVER OF DREAMS」なんか聴いてるとまたアルコールが欲しくなってしまいます。

あっと、トミー・フラナガンのピアノもいかにもフラナガンらしいし、「RHYHMORAMA」のケニー・クラークとキャンティドの長いディオ、あれは誰の発案なんでしょうねぇ?
ともかく、私は好きなアルバムです。

INTRODUCING KENNY BURRELL
1956年5月29,30日録音
KENNY BURRELL(g) TOMMY FLANAGAN(p) PAUL CHAMBERS(b) KENNY CLARKE(ds) CANDIDO(conga)

1.THIS TIME THE DREAM'S ON ME
2.FUGUE 'N BLUES
3.TAKEELA
4.WEAVER OF DREAMS
5.DELLIAH
6.RHYHMORAMA
7.BLUES FOR SKEETER