お話は
小学6年生の紫郎は両親がおらん淋しさば癒してくれる
海の景色の中でひとり日々ば過ごしておったとです。
ある日、見慣れた崖に不思議か人影ば見たその日から
何者かに狙われ身の危険ば感じるとです。
年の割には大人びとる紫郎は
持ち前の負けん気と正義感で
自分を狙う犯人と崖に隠された真相に迫るとです。
少年版インディジョーンズ!
次郎が描いた紫郎の冒険小説ばお楽しみください!
宮部さんの初期の頃の短編集です。
表題の「とり残されて」は
時空ば超えて少年が大人になった現代に戻ってきたのは何故?
その真実が分かった時に少年への愛おしさが胸に迫ってくるとです・・・。
異空間の世界であっても
切なく悲しく優しい人たちの物語が心に沁みる6編の本やったです。