法服の王国 黒木 亮
裁判官のお話です。
司法試験に受かり判事補になった同期の村木と津崎達の話です。
司法界の醜い権力闘争の中裁判官たちの生き様が書かれていたとです
ばってん法曹界の専門用語と原子力発電の難しか説明が続く上巻ば読みながら
オイの頭はイライラしとりました。
だけん下巻は読むのば止めようかと思ったとばってん
裁判官の組合に入っておった為に閑職に追いやられ地方まわりの裁判官「村木」は
地元の原子力発電所に対し操業停止を命じ国の政策に司法の刃ば突き刺すとです。
フィクションではあるとですがフィクションとは思えん生々しさが、あってはならない司法界の負の部分と
人よりも経済優先の産物である原子力発電の恐怖ば思い知らされ
物語は東日本大震災で終わります・・・・・・・・・。