伊集院 静さんの新作です。
オイは題名の「日傘を射す女」が
やっぱ奥様の篠ひろ子さんのイメージがすぐに浮かんで来たとです。
だけん年甲斐も無く嫉妬が半分、期待が半分で読み終えたとばってん
ミステリーでも恋愛小説でも無か中途半端なお話に
イメージの結果やらコメントも出来ん気分になったとです(笑)。
物語は
東京のビルの屋上で和歌山の捕鯨船の伝説の砲手・稲本の死体が発見されたとです
稲本はある男ば殺して自分は自殺するという遺書ば残したとばってん
その後、稲本に殺されたらしい男が遺体で発見されたとです・・・・・。
本当に自殺なのか?捜査一課の刑事たちが動き出すとです・・・。
それからの展開はイライラするぐらいゆるいとです。
事件の根底に浮かんで来たとは東北の寒村の地ばってん
そこに繋がる男女の悲哀が事件の解明へと進んで行き
やっとラスト近くになったら今までの進捗の遅さば取り戻すごとく
犯人逮捕とその後はバタバタしながら終わってしもうたとです。
まぁ、そんなこんなで言わせてもらうなら
登場人物たちの人間像と会話にリアリティーが感じられんけん
それが違和感の原因となって読んでおって苦痛になったとです。
だけん一人ぐらいは魅力のある人物がおったならば
話はガバイ締まったのではないかなぁと思った次第とです・・・・・"(-""-)"
スンマセン、言い過ぎたかも知れんばってん
伊集院さんの大人の流儀シリーズは大好きとです(^^)/。
以上です。