物語は7作目となりました。
主人公「幸」は夫で大阪の呉服商「五鈴屋」6代目「智蔵」の
突然の死の悲しみば乗り越えて7代目女店主となって
智蔵と幸の願いであった江戸に「五鈴屋江戸店」ば出したとです。
ばってん江戸と大阪では何でもかんでも違い過ぎて
最初は商売がうまくいかんとばってん、幸と奉公人たちとの知恵と愛情で
いつしか江戸の人々に愛される店になって行くとです。
それは商売ば金儲の為だけでは無く「買うての幸い、売っての幸せが」と
売り手と買い手が幸せになる気持ちの大事さば思う幸たちの気持ちが
お客さんの心ばつかんでしまったとです。
今回も楽しく読まさせていただきました。