淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

読 「定価のない本」  門井 慶喜

2019-12-06 09:08:40 | 棚の上の本

お話は

終戦直後の東京は神田神保町の古書店主「琴岡庄治」の店に
庄治の弟分で同じ古書店主の「芳松」が倉庫の本棚に積んどる
古書の下敷きになって死んでいると芳松の妻「タカ」が知らせに来たとです。

芳松の遺体と現場を見た庄治はそこに何か違和感ば感じたとです。
本当に事故なのか・・・・・・疑問ば抱いたまま
芳松の葬式ば終えた頃、タカは誰にも何も言わんで姿ば消したとです・・・・。

数日後、庄治にタカの行方ば探し欲しいと言う人物が現れるとです・・・・。
その日から芳松の運命と古書界が時代の流れに巻き込まれて行くとです・・・。

これから先はネタバレになるけん端折るばってん"(-""-)"

題名の「定価のない本」と言われる明治以前の古典籍の話やら
戦後の古書本屋さんの内情と古書に対する熱き思いが
日本の歴史ば守る闘いに立ち上がる姿は
ガバイ読み応えがあったとです。

 


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