すんません
平成が終わろうとしておる日に
読みためておった本ば今日の内に書き留めておこうと思い
4冊まとめてブログにあげます。
「窓」 乃南アサ
かなり前の本です。
新装版と言うことやけん読んでみたとです。
高校三年生の麻里子は聴覚障害者です。
彼女はある事件の容疑者になった自分と同じ障害ばもった同じ年の少年に出会うとです。
ばってん何故か少年は麻里子ば避けるとです ・・・
すんません物語に入り込めんやったです。
「七つの会議」 池井戸 潤
利害のために企業としての倫理観ば捨てるのか・・・
その決断のための人間模様が七つの会議で繰り広げられるとです。
良かったです、さすがに池井戸作品でした。
「天下り酒場」 原 宏一
原さんの「床下仙人」ば読まれた方なら
もう説明は要らんです、だけん笑えます"(-""-)"。
6編の短編集です
最後の解説では何と書店員さんが熱く原さんの本ば語るとです。
登場人物たちのクセの強さで圧倒される本でした。
面白かったです。
「すぐ死ぬんだから」 内館 牧子
最後の一冊は正真正銘、平成最後の4月30日の今読み終えた本です。
しかも身につまされるタイトルの本で終わるとは・・・・・。
お話は
毎日、お洒落ば楽しみ心身共に老け込む事ば許さない
78歳の忍ハナさんのパワーあふれる物語です。
我が強く妥協ば許さんハナさんの同世代に向けて放つ毒舌が
何故かオイには伝わって来て心地良かったとです。
ナチュラルにとか自然が一番とかすぐ言うばってん
それは諦めて楽になろうとするための言い訳ばい
年だからと言うな!!人間 見た目が一番だ
なのに何で全員同じ服装だ!(表紙参照)"(-""-)"
まぁこんな感じのハナさんが
最後には老いば認める日は来るとじゃろばってん
ラストは なるほど そう来たかと
ハナさんに拍手ば送りながら平成最後の本を閉じさせて頂きます。
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