苦しくて悶々とした日々ば過ごしておりました。
借りていた図書館の本をどこかに忘れてきたとです。
先月の27日、孫と家内の三人で近所に開店したばかりのラーメン屋さんで
久留米とんこつラーメンば頼んでこの本を読んでいたとです。
読み始めたばかりやったばってん、なかなか面白そうやったとです。
あくる日の月曜日やったとです、連休前に銀行と郵便局で色々用ば済まそうと思って
バッグに本ば詰めて朝の9時過ぎに最初のS銀行に行ったとです。
番号札ば取って椅子に座って本ば開いたらスグに呼ばれたとです。
それで窓口に座り消費税の支払いば済ませて次の郵便局に行って、最後にT銀行のATMに行ったとです。
帰ってきてバッグの中ば見たら本が無いとです。
正直、又かと思ってガックリしたとです。
最近、特に物忘れがひどくなってチョクチョクこげな事があるからとです。
ばってんオイは大丈夫だと自分に言い聞かせ、出かけてから帰ってくるまでの行動を思い出すとです。
ばってん記憶はどれも鮮明では無いとです。
そうたい!先ずは車たい!乗っていた車たい!そしたら車は娘がサッカーの練習場まで
乗って行ったと言うので、すぐに連絡して車の中を探させたが無いとの返事。
次には銀行と郵便局へ電話で問い合わせたばってん無いとの返事。
一番疑わしいとは最初のS銀行の窓口ばってん「そのような連絡は入っておりません」との返事
「ウソじゃろが!全員でよく調べろ!」とも言えず連絡先の携帯番号だけ言って受話器を降ろしながら
まぁ図書館の本やけん、すぐに誰かが届けてくれるだろうと自分に言い聞かせたとです。
家内に話すと家内はオイに玄関から部屋でバッグを開けるまでの一連の行動を再現させたとです。
そうすることによって、思い出した事が過去に何度もあったからとです。
ばってん、何も思い出されんとです。
あぁ、このまま見つからんやったら1,700円出して弁償も悔しいし・・・・
イヤイヤ、オイはお金が惜しいとでは 無いとです。
オイは、自分のふがいなさに腹が立ち、それが悔しいと思ってしまったとです・・・・・・・・・。
あくる日、火曜日の祝日、サガン鳥栖はホームで広島に2対1で負けて落ち込み
図書館からも何の連絡も無く、しかも祝日で銀行は休みやし・・・・・・・・・あぁ~ため息が
水曜日になっても連絡なし・・・・・・
アマゾンで中古の本を買ってもいいのかなぁ?
やっぱ、弁償は新品しかイカンとやろうなぁ?
もし弁償した後に本が出てきたら、その本はオイが引き取るのだろうか
イヤイヤ、それは違う、やっぱ出てきた本は図書館へオイが弁償した本はオイのもの・・・・だろう・・・。
もやもやした気分で他の借りていた本を読んでみたら、これが意外と面白いのです。
それでも無くした本の続きが気にかかる・・・。
それでも今読んでる本は面白い・・・・・。
言い換えるなら
仲良くしていた近所の女の子が急にオイの前から姿を消し去り会えなくなり
落ち込んでいたオイの前に都会から越してきた可愛い女の子と友達になってしまった。
新しい感覚の都会の子との付き合いは、それなりに楽しいけど心の中では
やはり会えなくなった女の子の事ばかりが思い出されてしまう・・・・・。
少し長いばってん、そんな気分でした。
そして5月1日、午前11:28分 オイの携帯に図書館から入電あり
あぁやっと来たかぁ!!
やはり善意の第三者が現れたのだ!!これで1700円の弁償はしなくて済むのだ!!
「はいもしもし・・・・・何?・・・・・・・えっ!・・・・そんな・・・・・オイオイ・・・・・・・
何じゃそりゃ・・・・・・ハイ分かりました・・・・・・・・・ありがとうございました。」
つまり、図書館に最初のS銀行からオイに電話するが通じないので
銀行で預かっていると図書館から連絡して下さいとの事。
訊けば電話番号が間違っている事を図書館が銀行に指摘するが個人情報何たらこうたらで
S銀行にはオイの携帯番号が教えられないので、図書館から連絡していますとの事。
更に訊けば、見つかったのはその日の夕方との事。
オイの電話番号、復唱して確認した係りの女性は誰だ!オイの心ば弄んだ要因はあんただ!!
その足で銀行に行き本を受け取る。
そりゃぁ忘れたオイが一番悪いとばってん、オイは責任転嫁が大好きな性格だ。
「見つかった本は私が座っていたカウンター隅に置いてあったと聞きましたが、その場所は
担当の人の死角だったと言われればそうなのでしょうが、閉店の夕方まで放置されていながら
誰も気付か無かったとは不審物云々言われる昨今、貴行の危機管理は一体どうなっているのでしょうか?
それに、私が電話で問い合わせた時点ですぐにATM、カウンター席を誰かが見回ったのかどうかも疑問です。
さらに何回も電話が通じないなら、真っ先に図書館に連絡するべき判断力が欠けているのも否めない。
電話番号だけでは無く住所の確認もなさっていない。
もしこれが貴重品だったら貴行の対応も違っていただろうけど、たかだか図書館の1700円の本ぐらいと
心根では軽く思われたふしがあると思われても仕方がないと思うのだが、如何かな?」
と思うだけで口には出してはおりません。
そして持ち帰った本はその日のうちに読み終えました。
では、生涯忘れる事がない記念すべき本の紹介です。
家族 小杉 健治
(「BOOK」データベースより)
おすすめです。
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