島はぼくらと 辻村 深月
あらすじ・内容(読書メーターより)
瀬戸内海の小さな島、冴島。
島の子はいつか本土に渡る。
17歳。ともにすごせる、最後の季節。
母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。
美人で気が強く、どこか醒めた網元の一人娘、衣花。
父のロハスに巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。
熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。
島に高校がないため、4人はフェリーで本土に通う。
「幻の脚本」の謎、未婚の母の涙、Iターン青年の後悔、 島を背負う大人たちの覚悟
そして、自らの淡い恋心。
故郷を巣立つ前に知った大切なこと――
すべてが詰まった傑作書き下ろし長編。
とまぁオイは何だかんだ言うても深月さんの本は読んでおるとに気付いたとです。
前回の「オーダーメイド殺人クラブ」ではガックリしたばってん、この本は本屋大賞でも
評価されていたし移動図書館ではすぐに借りられたけん表紙のイラストの軽さに
あんまし期待しないで読んだとです。
そしたら何とオイは何度も泣かされてしもうたとです。
たかだか島に住む4人の高校生の青春物語ぐらいしか考えておらんやったオイが
間違っておりました。
辻村作品「スロウハイツの神様」以来の心地よい感動作品でした。
そんでスロウハイツに出ていた赤羽 環がこの本に登場してきた時オイはやられたと思い
やっぱ少し嬉しくなったとです。
未来に向かう若者を育てる島の暮らしと人々と風景
さわやかな読後感でした。
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