上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

上海城隍廟:上海城の守り神

2011年01月06日 06時34分56秒 | 上海街角スナップ
文革時の1966年より閉鎖されていましたが、1994年に再開されました。



線香を買って、大殿前で四方へ拝礼。



先ずは広場左手の財神殿へお参り。


正面は武財神の趙公明、左手は招宝天尊の粛升と、右手に納珍天尊の曹宝へご挨拶。

広場右手は慈航殿の慈航大士(観世音)。右手が天后娘娘(媽祖)、左手が眼母娘娘。


健康と平安を守り、苦しみを救い難を逃れることができます。

城隍殿手前左手にある関帝殿の関羽様。


三国志中の英雄ですが、彼の忠孝仁義な生き方が中国では大人気です。

関帝殿の対面は文昌殿の文昌帝。


学業進歩や文学の神様。

最後の城隍殿の主神は秦裕伯(1295年?-1373年)と夫人。


元代末期の進士で明代の翰林院学士(皇帝の文学侍従官)。
彼の死後、明の太祖も悲しみ上海県城の隍神として祭られ、上海に平安が訪れたそうです。

左手に夫人の儲氏。


死後も夫婦仲良く祭られるのは、羨ましい限りですね。

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