上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

上海ストリート:田子坊にて時間と空間に迷う

2012年10月27日 06時00分01秒 | 上海街角スナップ
もともと芸術家が多く住む地域であったからなのか、どことなくアートな雰囲気があります。

新天地は新しく復元された建物ですが、ここは租界時代の建物がそのまま再利用されており、近くには住民も暮らしています。



往訪したのが土曜日だったせいもあったのか、路地ではカメラを構えて撮影するスペースもないほど混雑していました。



南北3本の路地と、それを繋ぐ細い通りが複雑に「迷宮」を作り上げています。



来訪する人々は、「時間と空間に迷う」ことを楽しんでいるのでしょうか。


「民国19年」は革命家孫文が清国を倒し、中華民国を建国した辛亥革命から19年、西暦では1930年なります。

「オープンカフェから通りの人を眺めながら・・・」ではなく、「通りの人から眺められる席」になっています。



ショッピンングするでもなく、古い伝統住宅を眺めて歩くだけでもけっこう楽しめます。



私は未だ写真にも人生にも迷い、放浪を続けています。



撮影:CANON EOS5D3 + EF24-105mmL