上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

2013年上海の春節:豫園灯会の夜(1)

2013年02月23日 06時00分00秒 | 上海街角スナップ
提灯に火が灯ると、商城は一段と華やぎます。



広場には毎年その年の干支が飾られます。


今年の飾り物は蛇と龍の頭が左右に電動で動いています。

午年の2002年からちょうど12年間見ていますが、年々レベルが上がっているようです。



蛇の舌も動いています。



春節にはお目出度い福禄寿の三神(三吉星)が登場します。
福神が「象」を従えていますが、福神は子供を抱いた姿が多いです。


「象」の中国語発音は「xiang」で、「吉祥」の「祥」と同じなので、語呂合わせで目出度いとされています。

長寿の神「寿星老人」は長寿の薬として「桃」を抱えています。



こちらが恐らく残りの「禄神」でしょう。文運利禄の神です。


中国封建社会では科挙試験に合格し官吏になること、「俸禄」を得ることが「財を成す」ことと考えられていました。

鳳凰は龍と同じ架空の鳥ですが、目出度い時に現れるといわれています。


今年も鳳凰が大きく翻ることを願っています。

劉備が手にした書物は歴史書「春秋」でしょうか。



撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmL F4