上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

2013年上海の春節:豫園灯会の夜(2)

2013年02月25日 06時00分00秒 | 上海街角スナップ
荷花池に架かる九曲橋から飾り物を見ますが、やはり橋の上はカメラを構える場所も無いほど混雑しています。



今年の出し物は巳年にちなんで「白蛇伝奇」の全六景。(解説は前回の「下見」と同じです)
第一景「篷船借傘」。


杭州「西湖」を舞台に、白蛇の化身した美女「白娘子(白素貞)」が人間の男性「許仙」と愛し合い結婚しますが、二人の出会いの場面のようです。

第二景「端午驚魂」。


金山寺の和尚「法海」は「白娘子」が蛇の化身であることを見抜き、「許仙」に秘策を与えます。端午節の祝いに「白娘子」に黄酒を飲ませます。飲みすぎた「白娘子」が白蛇の姿を現し、「許仙」は驚いて死んでしまいます。

第三景「盗仙草」。


「白娘子」は「許仙」を生き返らせるために、天国の庭に薬草を盗みに行き、その薬草のおかげで「許仙」は復活します。

第四景「水漫金山」


「法海」と「許仙」は「白娘子」を騙し金山寺に軟禁しようと、「白娘子」と激闘を戦わせます」。「白娘子」の手下の蝦や亀の化身が大勢金山寺に押し寄せています。


第五景「仕林救母」


「許仙」と「白娘子」の子「許仕林」は成人して状元となり、雷峰塔の下に閉じ込められた母親を助け出します。

第六景「断橋重逢」


その後、「許仙」「白娘子」とその子「許仕林」は「断橋」で再会し目出度し目出度しなのですが、物語も色々な脚色があり、この場面は「白娘子」が「許仙」に斬りつけていますね。
「許仙」に騙されたからでしょうか。


やはり、灯会は夜見るのが素晴らしいですね。
撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmL F4