こんばんは、白黒茶々です。
前回の話で箔に兜をかぶせていたら、今度はお城に行きたくなってしまいました。
そういうワケで、今回はウチから近場の浜松城に行くことにしました。このお城は、岡崎にいた徳川家康公が東に勢力を拡大する拠点として、元亀3年(1570年)に今川氏の支城の引馬城を拡張する形で築いたもので、彼は駿府に移るまでの17年間そこに在城しました。
そういえば、このお城にまだ箔を連れていったことがありませんでした。
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………というワケで、さっそく彼を浜松城に誘(いざな)うことにしました。
芝生広場の向こうの小高い丘の上に天守が見えていますね。今からあそこ(…の外側)を目指して行くので、箔ちゃ、心して付いてきなさいよ~
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その丘の中腹に位置する本丸跡には、「若き日の徳川家康」像なるものがあります。
若いとはいっても、この像は40代あたりをイメージして作られたみたいですよ。しかし、家康殿はこの浜松にいる間は、かなり苦労したみたいです。
三方ヶ原の合戦で武田信玄に完膚なきまで叩きのめされたときには命からがら逃げ帰りました。また、同盟関係だった織田信長から妻子を処分することを言い渡されるという悲劇にも遭いました。さらに、長篠や姉川の合戦では信長軍に加勢しました。信長亡き後に勢力を拡大してきた羽柴秀吉とは小牧・長久手の戦いで対峙し、1勝1分けの戦績をおさめます。その秀吉と同盟を結んだ後に、家康は先述の駿府に移り、浜松城には秀吉の配下の堀尾吉晴が入りました。家康がこちらに在城している間に、次男の秀康や三男の秀忠が生まれたのですけど、その話はまた機会があったら触れることにします。
気が付いたら、家康殿の話でかなり引っ張ってしまいましたね。そろそろお城探訪記に戻らなければ………
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城跡には、その堀尾吉晴の頃に築かれれたと思われる野面積みの石垣が残っています。
野面積みとは、山から切り出された石をほとんど加工しない状態で積んだもので、戦国時代の城郭によく見られます。その石垣を仰ぎながら石段を上っていくと………
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お城の最頂部の天守曲輪に至り、そこにそびえ立っている模擬天守が見えてきます。この天守は東京タワーと同じ昭和33年(1958年)に建てられたもので、現在では浜松のシンボルになっています。
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せっかくなので箔、お城をバックに1枚写っておきなさい。
その時、私の脳裏には「ここで前回の兜飾りをかぶらせたら………」というのが思い浮かんだのですけど、さすがの私もそれを実行するほど欲張りではないですよ~
それにしてもこちらのお城では、岡崎城のときのように他のワンコとは行き会いませんでしたね。
そうしたら、今度はワンコが集まるようなところに行ってみたくなってしまいました。
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そのようなワケで、今度は以前にも来たことのあるドッグランにやって来てしまいました。
ちなみにこちらは、浜松城から車で30分ぐらい行ったところにあります。
すでに柵の中には数頭のワンコがいるみたいですね。さっそく顔を出しにいくことにしましょう。
ところが、その中には箔と相性の悪いワンコ(以下、彼のことを『番長(仮名)』と呼ばせていただきます)もいて、今回は最初から危険な雰囲気でした。
それでも、その飼い主の方は「最初はいつも吠えるけど、どんなワンコとも仲良くするから大丈夫です」とおっしゃるので、その言葉を信じることにしました。
少しずつ馴れさせるように、まずは箔を連れてドッグランの外を廻ってみるようにします。う~む………その間ずっと、番長がちょっと吠えるどころか、激しく威嚇しながら追い掛けてきますね。
第一段階はちょっとクリアとは言い難いのですけど、今度はお互いにリードを付けた状態で対面さすてみることにします。
ワンコどうしが話し合えば、ひょっとしたらわかり合えるかも………
まだ箔と番長の間には緊迫した空気は漂っていましたけど、お互いにニオイを嗅いだりして様子を伺っている様子です。
この段階を無事にクリアすることができたら、飼い主の方がおっしゃる通り、うまくいくことでしょう。
ところが、突然番長にスイッチが入り、「ガウッ
」と言いながら箔に襲いかかってきたのです。
彼に後ろから噛まれたときには、さすがの箔も激怒し、ついには収拾のつかない事態に。
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その後、私と箔はドッグランのサブスペースとなっているところに移動し、そこから様子を伺うようにしました。そこは高さ1メートル程の柵で囲まれているのですけど、そのくらいの高さなら箔が飛び越える心配はありません。しかし、他のワンコがそちらに入ってくることはほとんどなく、賑わっているメインドッグランのほうを見つめている箔の姿が淋しげでした。
結局、その日はメインのドッグランに箔を放すことができないまま帰宅しました。
相性の悪いワンコどうしがうまくやっていくことができるかどうかは今後の課題ですけど、私はそれは可能だと信じたいです。
なぜなら、箔と「ガウッ
」の関係だったスピが、次に逢ったときには平和になっていたということがあったので。
番長の不敗神話を復活させるためにも、また機会を見てそちらのドッグランに顔を出すつもりでいます。
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前回の話で箔に兜をかぶせていたら、今度はお城に行きたくなってしまいました。
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………というワケで、さっそく彼を浜松城に誘(いざな)うことにしました。
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その丘の中腹に位置する本丸跡には、「若き日の徳川家康」像なるものがあります。
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三方ヶ原の合戦で武田信玄に完膚なきまで叩きのめされたときには命からがら逃げ帰りました。また、同盟関係だった織田信長から妻子を処分することを言い渡されるという悲劇にも遭いました。さらに、長篠や姉川の合戦では信長軍に加勢しました。信長亡き後に勢力を拡大してきた羽柴秀吉とは小牧・長久手の戦いで対峙し、1勝1分けの戦績をおさめます。その秀吉と同盟を結んだ後に、家康は先述の駿府に移り、浜松城には秀吉の配下の堀尾吉晴が入りました。家康がこちらに在城している間に、次男の秀康や三男の秀忠が生まれたのですけど、その話はまた機会があったら触れることにします。
気が付いたら、家康殿の話でかなり引っ張ってしまいましたね。そろそろお城探訪記に戻らなければ………
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城跡には、その堀尾吉晴の頃に築かれれたと思われる野面積みの石垣が残っています。
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お城の最頂部の天守曲輪に至り、そこにそびえ立っている模擬天守が見えてきます。この天守は東京タワーと同じ昭和33年(1958年)に建てられたもので、現在では浜松のシンボルになっています。
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せっかくなので箔、お城をバックに1枚写っておきなさい。
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それにしてもこちらのお城では、岡崎城のときのように他のワンコとは行き会いませんでしたね。
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そのようなワケで、今度は以前にも来たことのあるドッグランにやって来てしまいました。
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ところが、その中には箔と相性の悪いワンコ(以下、彼のことを『番長(仮名)』と呼ばせていただきます)もいて、今回は最初から危険な雰囲気でした。
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少しずつ馴れさせるように、まずは箔を連れてドッグランの外を廻ってみるようにします。う~む………その間ずっと、番長がちょっと吠えるどころか、激しく威嚇しながら追い掛けてきますね。
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第一段階はちょっとクリアとは言い難いのですけど、今度はお互いにリードを付けた状態で対面さすてみることにします。
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まだ箔と番長の間には緊迫した空気は漂っていましたけど、お互いにニオイを嗅いだりして様子を伺っている様子です。
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ところが、突然番長にスイッチが入り、「ガウッ
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その後、私と箔はドッグランのサブスペースとなっているところに移動し、そこから様子を伺うようにしました。そこは高さ1メートル程の柵で囲まれているのですけど、そのくらいの高さなら箔が飛び越える心配はありません。しかし、他のワンコがそちらに入ってくることはほとんどなく、賑わっているメインドッグランのほうを見つめている箔の姿が淋しげでした。
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結局、その日はメインのドッグランに箔を放すことができないまま帰宅しました。
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相性の悪いワンコどうしがうまくやっていくことができるかどうかは今後の課題ですけど、私はそれは可能だと信じたいです。
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番長の不敗神話を復活させるためにも、また機会を見てそちらのドッグランに顔を出すつもりでいます。
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