波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

天空の鳳来寺と東照宮

2017-11-29 01:19:43 | お出かけ
こんばんは、白黒茶々です。
前回の日記の締めのあたりから、私・の白黒茶々家の1人と2頭は、鳳来寺山をちょっと登ったところにある仁王門の前で仁王立ちしております。 山頂部にある鳳来寺東照宮に行くには、麓から1425段もの長く険しい石段を登っていかなければならないのですけど、それにはかなりの覚悟が必要なのです。



それでも、私たちは行けるところまで行くことにしました。 仁王門が遠ざかって行くのですけど、場合によってはここから先は引き返す勇気も必要となります。



このあたりはまだ緩やかなので、一気にいけそうですね。



それから間もなくして、大木の傘杉が見えてきました。 この木は幹回りが7,5m、高さが60mもあり、樹齢は800年と推定されています。その大きさに圧倒されたら………



石段をひたすら登っていきますよ



その途中には、末寺の跡がいくつかありました。 ちなみにこちらは、かつて不動院があったところです。



まだ弱音を吐いていませんけど、箔ちゃも頑張れ



ハアハアハァ……… こういうときは上を見てはいけないのですけど、延々と天にまで続きそうな石段を見てしまいました。 しかも、途中から石の加工が雑になったり、段の高さが増したり……… 勾配がきつくなったからかも知れませんけど、私が先に息切れしてしまいました。



ちょ、ちょっと休憩……… その際には、箔と波には水分とカロリー(おやつ)の補給をしました。 ある程度は予想していたのですけど、これは参道というよりはハイキングコースに近いですね。 登っていく人の多くは、登山ルックですし。そういう私は、ジーパンにスニーカーという軽装で、両脇には愛玩犬のスピッツを従えていました。 それでも、私に近い服装の家族連れもいますし、もうちょっと頑張ってみることにします。



まだ先は長いと思われたのですけど、石段は御影石をきれいに加工したものに変わっていました。 そうしているうちに………



何やらお寺のお堂のような建物が見えてきましたよ これって、もしかして………



ついた、着きましたよ 鳳来寺の本堂のトコに。こちらの建物は、昭和49年(1974年)に再建されたものですけど、苦労して目指してきたということもあって、とてもまばゆく見えました。
そういえば、箔と波は途中で音を上げることもなく、黙々と登り続けていました。私が見たところ、危なそうなところもありませんでしたし。とにかく、ここまでよく頑張りました。 全員が無事に登れたということもあって、達成感は大きかったです。
といったトコで、その本堂で家族の健康をお祈りしてから………



その向かいにある休憩所で、波ちゃらの熱い視線を浴びつつ、お昼(赤飯むすびなど)をいただきました。 彼女らには、このあとにおやつをあげるので、もう少しお待ちくださいませ。



やはり天空の寺院ということもあって、そこからの見晴らしはよかったです。 まわりに山々が連なっている風景が、天空感をより引き立てています。



順路としては、このあとは同じ山頂部にある東照宮に行く流れなのですけど、せっかくなので鳳来寺山パークウェイの終着点となる山頂駐車場まで回ってみることにしました。 やはり年間でも特に混んでいる紅葉の時季ということもあって、車で入るのには苦労しているみたいですね。



それでも、そこから東照宮や鳳来寺本堂に通じる道では、いい具合に紅葉を見ることができました。



紅葉のトンネルを抜け………



こちらの細道を通っていき………



ちょっと行き過ぎてしまいましたけど、鳳来寺山には山頂部からもまだ登る石段があるのですよ。 こちらのいかにも東照宮に至る石段を上がっていけば………



東照宮の麓部に行き着きます。こちらには銀杏の大木があって、黄色い葉っぱが絶え間なく舞い落ちていました。



参拝の際には、両手をあけておきたいので、箔波ちゃはそこで少しの間お待ちくださいませ。



鳳来山東照宮の社殿はこじんまりとしているのですけど、華やかな彫刻や色使いが美しく、歴史もあります。 今から約480年前に、松平広忠於大の方が子宝祈願をしに鳳来寺を訪れて嫡男の竹千代(のちの徳川家康)をもうけたという謂れがあることから、三代将軍の家光は慶安4年(1651年)に鳳来寺山に東照宮を造営する指示を出しました。 その社殿は、国の重要文化財に指定されています。



………なんて解説をしていたら、箔と波は向こうに見える白柴に夢中になっていました。 さらに、波ちゃが構って吠えをするまでに。これ 神域では心静かにしていなさい。
私たちは再び、鳳来寺の本堂方面に戻っていきました。 そうそう、紅葉狩りといえば………



お約束の紅葉の葉っぱ乗せをやっておかなければ 今回はうまくいって、2頭同時にやることができました。



山登り番組では大抵、山頂に到達してコーヒーを飲む場面で終わっている(?)のですけど、やはり登ってきた道は降りていかなければなりません。 それでも、あんなに苦労した石段も、30分ほどで麓に到達することができました。 そうしたら、ここまで全員無事に行ってこられたことに、感謝しなければなりません。



そうそう、山頂部の鳳来寺本堂の脇には、臨時の郵便局が開設されていました。 来年の平成30年(2018年)は戌年ですね。 今年も残すところ1ヶ月ちょっと。今回の年賀状は切手部分などに粋なワンコのデザインが施されていて、犬好きは思わず出したくなること間違いナシなので、皆さまもお早めに準備に取り掛かってくださいませ。


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