こんばんは、白黒茶々です。
私のお盆休み2日目となる、8月14日(金)の午後の話です。 豊橋市の喫茶れもんさんをあとにした私・波・狛の白黒茶々家の1人と2頭は、同市内の北東の外れの嵩山(すせ)町に向かっていき………
「エスパーの 喫茶店
」こと喫茶パトリアさんの前を素通りして、国道362号線から外れた細道に入っていきました。
さらに山側に上がって竹林を抜けていくと………
山乃庄さんという喫茶店に行き着きましたよ 場所といい、こちらに至るまでの経路といい、隠れ家的なお店ですね。
ちなみにこのお店も、週の後半の平日のみ営業している喫茶店であります。
しかもその建物は、宮大工をやっている店主の娘さん夫婦が建てたそうです。 和風の落ち着いた佇まいですね。
ところがコロナ禍の影響で、このようなことに。 なんか「せっかく来たのに休みだった」ような感じになってしまいましたけど、実は山乃庄さんがコロナ休業しているということは、私は事前に調べて知っていました。
ほら、次に来たときに迷わないように、その経路を確認しに来たというか………
とにかく、山乃庄さんのレポートは以上でおしまいで、次の目的地に向かいますよ
喫茶れもんさんでは私ばかりが涼んでしまったので、波と狛にとっても快適に動き回れるようなところに連れていってあげようと思い、模索していったら、旧本坂トンネルに当たりました。 2ヶ月半前の前回は、梅雨の雨が降る中で、全天候型のトンネル内に吹き抜ける風を体に受けつつ、暗闇散歩をしたのですけど、今回はうって変わって快晴の真夏日となります。
しかも前回とは逆方向の、豊橋側から県境越えをしようというのですよ
それにしても、こちらからの山道も、細くて曲がりくねっていて険しいですね。
それから間もなくして、心霊スポットとウワサされていた首狩神社こと浅間神社の参道が見えてきました。 こちらは今回もスルーしていき………
さらに山道を進んでいきました。 車1台がようやく通れるぐらいなので、対向車来ないで~
まだ来たらダメですよ。 やっぱり恐い、恐い、………
………なんて言っているうちに、なんとか旧本坂トンネルにたどり着きました。 一度通ったことがあるのに、ここまでかなり長く感じてしまいましたよ。
それから、こちらのほうではミンミンゼミが賑やかに鳴いていました。
こちらのトンネルは大正4年(1915年)に開通し、昭和53年(1978年)に新たに本坂トンネルができるまで、愛知県と静岡県を結ぶ重要な(?)通り道となっていました。 「道隧坂本」と刻まれた文字が、歴史の長さを感じさせますね。
そうしたら波&狛とともに、いよいよその中に突入しますよ
しかし、入ってすぐのところには無数の落書きがありました。 前に来た時に見た「めぐみらい」も確認できたのですけど、落書きはさらに増えているような気がします。
トンネル内は洞窟のように体に優しい涼しさを味わえると思いきや、この日は生ぬるい風が吹き抜けていました。 それとは別に、こちらは心霊スポットというウワサがあるので、違う意味での冷たさも期待していたのですけど、真夏の真っ昼間ではその効果は打ち消されていました。
とはいっても、波はそのど真ん中あたりで突然リードを引っ張ったりしました。
そうしているうちに、浜松市側の出入口に行き着きました。 こちらはレンガの壁がそのまま残されているのですけど、落書きがヒドいですね。
そのことはまあ、こちらに置いといて、県境を越えて静岡県浜松市北区にやって来ました。 そうしたら、せっかくなので………
こちら側でも記念撮影をやっておきましょう そのあたりまで来たら、林から抜けてくる風が涼しくて心地よかったです。
また先程とは違って、鳴いているのはミンミンゼミだけではなく、情緒的なヒグラシの声も混ざっていました。そうしている間に、私たち以外にも3台ほどの車がこの峠道を通っていきました。
自分の足でいわく付きの古いトンネルを歩いていき、県境を越えて感動のフィナーレ ………というワケにはいきません。そのあとは、また旧本坂トンネルを潜っていき、愛知県豊橋市側に止めておいた車に乗り込んで、今度は浜松市のほうに下っていかなければならないのですよ。
やはりこちら側の山道も細くて曲がりくねっていて、こわいこわいこわい
どうか、対向車は来ないでください
いろんな意味で恐くて不気味で魅力的な旧本坂トンネル。「禁断の………」という形容詞を付けてもいいようなところなのですけど、ほとぼりが覚めたらまた私は行ってしまうかも知れません。 もしそのような状況に陥ったら、皆さまは「くわばらくわばら」と念じつつ、見守ってくださいませ。