こんばんは、白黒茶々です。
前回は波&狛とともに中田島の防潮堤の上から浜松まつりの凧揚げの様子を見学して、キレイな(?)終わり方をしたのですけど、実はそのあとには続きがあったのですよ。 中田島をあとにした私たちは………
浜松市西区舞阪町の乙女園に向かいました。 そこは浜名湖の弁天島の西北に位置する人工島で、かつてはリゾート地だったのですけど、現在は魚籃(ぎょらん)観音などが立てられています。
買い物かごのようなものを提げている姿が印象的なこちらの観音様は、漁業に携わる者の航海安全と大漁を祈願して建立されたのですけど、毎年こちらでうなぎの供養祭がおこなわれていることから「うなぎ観音」とも呼ばれています。
さらにその近くには………
海水を引き入れた池の中の浮き島に、魚を積み重ねたトーテムポールのようなオブジェがありますね。 さらに道路を隔てた反対側には………
こちらも同じような造形物なのですけど、よく見てみたら一番下でヒラメが土台となっておられる 実はこのあたりは………
かつて浜名湖ホテルがあったところなのですよ そのホテルは昭和13年(1938年)に開業したのですけど、戦時色が強くなってきたこともあって、わずか1年半ほどで閉業に。
その後は海軍の療養所になったりしたのですけど、昭和22年(1947年)には姿を消しました。
ところで、この建物に見覚えのある方はいらっしゃるでしょうか? そうです
箱根にある龍宮殿本館は、浜名湖ホテルを移築したものだったのですよ
宇治の平等院を模した姿は美しく、現在は登録有形文化財となって日帰り入浴施設として活用されているとのことです。
その後の昭和29年(1954年)になって、そのあたりには県営の弁天島水族館がオープンしました。 こちらは竜宮城のような外観がインパクトありありですね。しかし、開業からわずか14年で閉鎖となってしまいました。
さらに乙女園には、なぜか乃木希典将軍の胸像もあるのですよ その台座には「日本青少年キャンピングの父 乃木さん」と刻まれていました。
乃木さんといえば、軍人のイメージが強いのですけど、西洋からキャンプを持ち帰って日本国内に広めた功績もあるそうです。
そう、キャンプといえば………
そこから歩いて25分、車で行けば5分のところには「ゆるキャン△」の聖地にもなった渚園があるのですよ 渚園といえば、B'zやサザンオールスターズ、ONE OK ROCKなどが野外ライブをおこなったことでも知られているのですけど、その管理事務室がある建物の中には………
アニメ「ゆるキャン△ SEASON 2」や実写ドラマ「ゆるキャン△ 2」で志摩リンがこちらを訪れたこともあって、新聞記事やパネル、関連本などに加えて、ドラマで彼女の役を演じた福原遥さんの直筆サインも飾ってあるのですよ
さらに、「ゆるキャン△」グッズも販売されていました。 リンはこちらでのキャンプで、1泊410円のフリーサイトを利用したのですけど………
その他にも、10m四方の広い空間に車を乗入れることができるオートサイト。さらには、オートサイトの中でもペットと一緒に利用することができるペットサイト(ともに3660円)があり、それらには電源付きのもの(ともに4700円)も用意されています。
そこで私たちがテントやテーブルを設営したということは……… そうです 今からそのペットサイトで、ワンコとのキャンプ、いわゆる「犬キャン△」をしようとしているのですよ
今年に入ってから、浜松まつりはおこなわれる流れにはなったものの、かなり制約されることが確定的となりました。 なので、私はGW中にそのイベントに関わるのは難しいことに。それならば、コロナの感染のリスクを避けつつ、近場で有意義に過ごせるところはないか?
………と模索していったら、渚園での犬キャン△に行き着いたのでした。
私はキャンプ場の受付が始まった3ヵ月前の2月上旬に、こちらに予約の電話を入れたのですけど、何回かけても通話中でした。
やっと繋がった時には希望していたペットサイトはすでに埋まっていたので、「明日再び挑戦します」と言って電話を切りました。
とはいっても、日を改めてからも電話が繋がらなかったらイヤなので、その日は出勤前に渚園に直接赴き、予約に挑むことにしました。
そうしたら、すんなりと押さえられましたよ
そして話は、犬キャン△の初日となる5月3日に戻ります。 自分たちの縄張り(?)で落ち着いてから、まずはお昼の仕度をしました。
とはいっても、コンパクトなガスコンロでお湯を沸かしてカップ麺を作るという、キャンプ料理の初歩の段階から入ったのですけど。
これから今回のキャンプがどのように展開していくのか?また、キャンプ初心者の私がどのようにして道具を揃えたのか?など、次回はそれらの疑問にお答えしつつ、皆さまを犬キャン△の世界に引きずり込……… いや、誘(いざな)います。