波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

名前をつけてやる

2025-02-01 01:29:13 | ニャンコ

こんばんは、白黒茶々です。

「スピッツの名前をつけてやる」と突然言ったら「白い子にいい名前をつけてあげて」とお願いされそうです。 いや「何?その上から目線は 」と、あらぬ反感を買うかも。 ここでいうスピッツは4人組のロックバンドのことで、「名前をつけてやる」は………

彼らが平成3年(1991年)の11月に出した2枚めのアルバムのタイトルであります。 さらにその収録曲の3つ目には、「名前をつけてやる」という曲があるのですよ 気になるその内容は……… スピッツのボーカルで、その曲を作詞作曲した草野マサムネさんによると「その辺の猫や草木に名前をつけてやると強がっている曲」とのことです。 それよりも、なぜここで私がそのタイトルを持ち出したのかというと、実は6年ぶりに名前を考えることになったからでした。 話せば長くなるのですけど、辛抱強い皆さまはきっと最後まで聞いてくださるので、包み隠さず(?)語らせていただきます。
※善良な読者の皆さまに、トイレの「いつもきれいにご利用いただき、ありがとうございます」の貼り紙的な圧をかけるのはおやめなさい。(編集部横ヤリ)

箔母さんが「これからはもう新たにペットは飼わない」と宣言してから、例外的にを迎え入れたりはしたのですけど、5年前の秋にサビトラ猫の銀ちゃを、さらに昨年の夏には黒ふわ猫の晃ちゃを亡くしました。 特に晃ちゃは突然旅立ってしまったので、それ以来私はずっと寂しさと喪失感を抱いていました。 それは家族みんな一緒だったのですけど、誰も口にしないようにしていました。しかし、箔母さんは耐えられなかったみたいで、あの宣言を撤回して「また猫を飼いたい」と言い出したのです。 亡くなった子は戻ってこないので、その子との思い出を大切にしながら過ごすようにしたいのですけど、正直言ってそれだけでは心に空いた穴は埋めきれません。 新しい家族を迎え入れるのが、悲しさや寂しさを癒やす近道になり、私もそうしたいと思っていたので、二つ返事で了解しました。 もちろんたつぴも。 そうと決まったら、次はどこから猫を調達、いや、探してくるのかという話になります。

年が改まって間もない1月2日は、箔母さんのきょうだいと集まって彼女の両親のお墓をお参りするのが、恒例行事となっています。 その際に箔母さんは、彼女のお兄さんに仔猫をお願いしていました。 彼の自宅があるあたりでは外猫が発生(繁殖)しているみたいで、それらの中から人馴れした仔猫を連れてくることができると仰っていました。 その日以降はメールや送られた画像などを見ながら吟味や交渉をしていくことになったのですけど、「この白っぽい子は確定 もう1匹は………」箔母さんは最初から2匹飼うつもりのようでした。 ま、まあ、主にお世話をするのは彼女ですし、ウチの猫は以前にも4匹にまで増えたことがあるので、大丈夫です。
そして1月11日の「犬の日」に、いよいよ仔猫を迎え入れることになりました。 その日は土曜日で、私だけは仕事に行っていたので、どの子を選んだのかは箔母さんからのメールでの報告を待つしかありませんでした。 それにしても気になる〜 そうしているうちに………

仔猫キターーー!! \(≧∇≦)/
その日の午後に、箔母さんから画像付きのメールが送られてきました。

これは、先住猫の京(きょう)ちゃ(13歳)との初めてのご対面のシーンですね。

彼女は姉御肌で面倒見がいいこともあって、仔猫たちを難なく受け入れてくれたみたいです。

ちなみにもう1匹の先住猫の緑(りょく)ちゃ(9歳)は、隔離された場所にいます。 彼はビビりなうえに神経質なので、仔猫たちとはすぐには逢わせられませんでした。

改めて見てみると、1匹は頭に頭髪のようなグレーの模様が乗った白い子みたいですね。 目はブルーなのですけど、これは成長とともに変わるかも知れません。

もう1匹は、全身がグレーですね。 ロシアンブルーのようにも見えるのですけど、目は黄土色です。 ともに生後3ヶ月ぐらいの女の子にございます。

そうしたら、私の返信のほうでも触れたのですけど、次には彼女たちの名前を考えなければなりませんね。 これは、直接顔を見てインスピレーションで決めるか、会心の名前が突然降りてくることもあるので、その過程を味わいながら入っていくことにしましょう。 いや、もしかしたら箔母さんたちはすでに決めていて、私が帰った時には名前で呼んでいるのかも知れません。

実際には、まだ決まっていませんでした。 なので、各自で持ち寄った候補の中から選ぶことになりました。 白黒茶々家ではペットの名前は漢字一文字、読みは二文字程度というのが暗黙のルールとなっています。 やはり呼びやすさからで、読みを三文字以上にすると略してしまうことが多々あるので。 例えば「おしるこ」という名前をつけた場合は、「おし」とか「おしちゃん」になってしまうのですよね。 ………といいつつも、私はのことは「波ちゃ」「お波さん」と呼んでいるのですけど。 二文字では物足りないというより、やっぱりオマケのトサカや尻尾を付けたくなるので。 彼女だけではなく、もついつい同じようにしてしまいます。

それよりも、仔猫たちの名前ですよ 箔母さんは「練(ねり)」と「墨(すみ)」、たつぴは「紗(すず)」と「玄(しず)」という名前を用意してきました。 一方の私は「桂(けい)」と「琴(こと)」あたりを考えてきたのですけど、我ながらどうもシックリしません。 名前は仔猫たちにとっては大事なことなので、じっくりと考えることにしましょう。

グレーの子は目の色や肉球が小豆のようなので、それにちなんだ名前にしたいですね。 そうしたら小豆ちゃん、いや、豆ちゃん、餡ちゃん、……… しかし、どれも違うような気がします。

そのような中で、私は茶臼山高原スキー場に行っていました。 この日は吹雪いてはいなかったのですけど、視界が悪かったです。 それならば、白っぽい子は「白」とか「雪」にしてみては? う〜む……… 今季2回目の滑走をしながらも、私は命名のことで悶々としていました。 今、滑っているのは茶臼山高原。 ………とはいっても、正確には茶臼山はスキー場の向かいに見える山のことで、ゲレンデがあるのは萩太郎山というのですよね。 グレーの子の名前は、「萩」なんていうのはどうでしょうか? 秋のお彼岸の時季に食べるあんこ餅もおはぎと言いますし、今では春のお彼岸のほうもおはぎになりつつあるのですよね。

それに、私とたつぴが毎年浜松まつりで出させてもらっているのは萩丘組で、「萩」と染め抜かれた法被を着た人たちの手によって、「萩」の凧印の大凧が揚げられますし。 なんか、みんなで萩ちゃん(仮名)のことを大々的に祝ってくれているようにも見えてしまいます。 しかし、我ながらおはぎの萩ちゃんなんて……… ちょっとなんちゃって感があるのですけど、一応その候補を持ち帰ってみます。

さらにその茶臼山高原には、芹沼池というのもあります。 そこから「芹」という名前もアリかも、と。 あとで調べてみたら、芹は仔猫たちを迎え入れた1月11日の誕生花で、さらに「清廉で高潔」という花言葉もあります。 それに、芹ちゃんという響きも、いい感じじゃないですか

その夜には、何回か目の家族会議がおこなわれました。 とはいっても、猫のお世話係で、最も多く猫たちの名前を呼ぶ機会のある箔母さんの意見を優先して、話を進めていきました。 そうしたら「グレーの子の名前は、私は萩ちゃんがいいな」。  なんと、すんなりと受け入れられたのです さらに「白っぽい子は、紗ちゃんか芹ちゃんのどちらかだな」とも。 ここまできたら、名前の決定は秒読みと思っていました。
ところが、箔母さんはどちらにするのかなかなか決められず、1週間が過ぎてしまいました。 こうなったら引き分けで、両者優勝にしてしまおう ………なんて、ひと昔前の全国高校サッカー選手権大会みたいなワケにはいきませんし。 どうする白黒茶々さん

そこで再び、家族会議を開くことになりました。 それに先立って、私が「紗」の名前に込められた意味を調べてみたら……… 人の名前にもよく使われるこの漢字は、地の薄い絹織物のことを示しています。 それは、仔猫の白くてふわふわな毛からきていると思われます。 そこから、強さとしなやかさと繊細さを併せ持っているということに そのことをみんなの前で話したら、意見はまとまりました。 もう1匹の子の名前は、紗(すず)ちゃんにします それはたつぴが提案した名前で、彼は初めて名付け親になることができて、喜んでいました。 それだけに留まらず、得意なお絵描きで………

2匹のイメージ画というか、擬人化した姿を書き上げました。 彼女たちが人化するのは、現実的にはまったくあり得ないとは言い切れないので、もし皆さまがこのような姿の子を見かけたら、名前で呼んであげてくださいませ。 白黒茶々家に新たに仲間入りした紗ちゃと萩ちゃ。 彼女たちがこれからどのように成長していくのか楽しみですけど、時間をかけてでも波や狛とも慣らしていきたいです。



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